概要
『学級王ヤマザキ』とは、『月刊コロコロコミック』(小学館刊)にて、1995年9月号から2001年2月号まで連載されていた、樫本学ヴによるギャグ漫画作品。
ヤマザキ家の跡継ぎヤマザキは学級王になるべく冠町の冠学園の6年3組に転校。クラスメートや教師、おかしなヤマザキ家の家族たちと共にヤマザキがさまざまな騒動に巻き込んだり巻き込まれる。
連載初期はヤマザキによるおかしな行動や状況に拓也たちが巻き込まれているパターンが多かったが、中期からはヤマザキが金儲けを企んだり、他の人物の珍妙な行動に巻き込まれていくパターンが定着した。
本作を最後に樫本はギャグマンガからいったん離れ、『コロッケ!』や『ぼくはガリレオ』、『キメルのYOYO!』といったストーリー作品を手掛けていき、樫本による新作ギャグは『ぷにゅぷにゅ勇者ミャメミャメ』まで12年途絶えることとなる。
TVアニメ
『おはスタ』内で、1話を約5分ずつ5回に分けて、1997年10月から1998年11月まで放送された。アニメーション制作はマジックバス。
本作で試みられた「1話の尺が25分ほどある作品を1回5分ほどに分割し、1週間で1つのエピソードを放送する」という形式は『デュエル・マスターズ』など後の様々なおはスタアニメに踏襲された。
また97年12月23日からはとある事情により放送休止になった『ポケットモンスター』の穴埋めとして、おはスタ放送分を30分に編集したものを(本来の形に戻したとも言える)火曜18時30分枠に再放送し、アニメ枠を保守した。なお、遅れて『ポケットモンスター』を放送していた地方局の多くでも本作が穴埋め番組として放送された。
後に『ポケットモンスター』が木曜19時枠で放送再開した後は再びおはスタの5分枠に戻ったが、1998年10月6日から1999年4月6日まで再度火曜19時枠で30分アニメとして放送された。
主題歌「ヤマザキ一番!」の歌手は、おはスタ放送分初期では渡部チェルだったが30分枠版以降は山崎邦正版に統一された。
なお、邦正は当時「ヤマザキ」のコスプレで歌番組に出演し、以降も本人がこのコスプレを気に入りバラエティ番組などで披露する事も多々あった。
そして、月亭方正に改名・落語家に転身してからは、上記の「ヤマザキ一番!」を出囃子にしている。
ただし山崎自身の名字の読みは「やまさき」である(かの今崎ホセの時も本人自らそのことを指摘する場面があった)。
登場キャラクター
- ヤマザキ(CV:くまいもとこ)
- おじじ様(CV:園部啓一)
- おばば様(CV:中村大樹)
- 下部拓也(CV:カシワクラツトム)
- 姫野きさき(CV:野上ゆかな)
- チャウ(CV:麻績村まゆ子) - アニメ版オリジナルキャラクター
- ブタ田ヒカル(CV:阪口大助)
- 乳母川メメ子先生(CV:水谷優子)
- 金子のおっさん(CV:永野広一)
- はかまだ進之介(CV:東さおり)
- ボイジャン(CV:宇垣秀成)
- プー助(CV:菊地祥子)
- カッシー(CV:伊崎寿克)
- やまちゃん(CV:山寺宏一)
- レイモンド(CV:レイモンド・ジョンソン)
- ワタナベ(CV:堀内賢雄)
- イケタニ(CV:伊崎寿克)
- ニセヤマザキ(CV:くまいもとこ)
- 苦院エリカ
- ヤマダキ
- クーちゃん
- 大オババ様
- 超オババ様