概要
プロフィール
双剣を使う紋章剣士。他のゲームで言う所の魔法剣士であり、紋章術と剣技を組み合わせた技を持つ。ただしゲーム内の戦闘で魔法として紋章術を使うことはない。
サルバ坑道に魔物龍が出現した噂をハーリーで聞いたクロード一行はその場所へ赴くと、既に魔物龍を退治しようと一人で闘っていたところをクロードたちに声援はたまたは野次めいた声を聞かされ集中力が途切れてしまい一行にやんわりと注意する声を掛け魔物龍に背中を向けてしまった瞬間、不運にも魔物龍(後のギョロ・ウルルン)に取り憑かれてしまう。原因の一行を逃さんと彼から『キズモノにした責任を、取ってくれるよね?』と少々危うげなことを言われてしまい、主人公がそれを了承すると龍を取り払うためにパーティに加入する。ちなみに拒否した場合でももう一度同じ場所へ引き返したら、今度こそ否応なしに無理矢理加入するというパターンもある。
一行と祓い落としの方法を探しマーズにてやり方や必要な物を手に入れ、出会った場所で祓い落としの儀を実行しようとするが、取り払うとギョロ・ウルルンを苦しめながら消滅させることになることに耐えらずに断念するなど心優しい性格の持ち主。またギョロ・ウルルンへの思いに加え主人公らとずっと共に行動したいが祓い落としを終えたら別れを告げられるのが怖かったという本心もあり、本心を一行に語ったあと、改めて正式にアシュトン・ギョロ・ウルルンは一行の仲間になる。
なお、SO2Rでは特にわかりやすいが実は祓い落としを了承した際の加入時点でセリーヌとかのような一時期のゲスト加入ではなく本格的に加入になっており、祓い落としイベントはアシュトンの加入に必須イベントではなかったりする。
だが、アシュトンとかのキャラを知るには欠かせないイベントであるので素直に祓い落としイベントをやるのは推奨する。残りの詳しくは余談にて
SO2における二者択一キャラの一人。
戦闘
素直な戦士キャラだけあって、全体的なステータスは安定して高い。
……一方で、LUC(運)の値が滅茶苦茶低く、LVがカンストしても10前後とても低い。
武器は双剣であり、クロードやディアス用の剣よりもバリエーションが少なく、火力も抑え目。ただし隠し武器である魔剣レヴァンテインや聖剣ファーウェルなどはアシュトンも装備可能であり、最終的には最強クラスのアタッカーとなる。
移動速度はやや遅いものの、通常攻撃の発生が早いため、戦士系の中でも抜群の使いやすさを誇る。
基本的には通常攻撃に重きを置いた戦法が得意であり、通常攻撃を強化する「光弾」や「攻撃回数増加(HIT数増加)」を装備して殴る事で超火力キャラとなる。
一方で必殺技は全体的に発生が遅く、攻撃後に隙だらけになるものが多いため使いづらい。ハリケーンスラッシュのような高威力・高速・追撃効果と優秀な技もあるが、「アシュトンは通常攻撃」、「ディアスは必殺技」といった性能分けになっている。
実際PS版においては作中最強キャラ言われたが、PSPにおいては全キャラの性能が見直され、マイルドなバランスとなった。アシュトンの場合は、使いづらいだけだった技性能が改善された一方で、通常攻撃が大きく弱体化され、技と技をつなぐ用のコンボ用のパーツとしての色合いが強くなった。
開発スタッフから優遇されたキャラという説があり、制作会社名と同じ「トライエース」という技を覚える。魔法のように発動まで時間が掛かるものの、全体攻撃が出来る強力な技である。
凛々しく「すべての敵を滅せよ!」という台詞と共に敵を薙ぎ払うその様はまさに「光の剣」。
………あれ、光の勇者ってこっちじゃね?
人物像
一人称は「僕」。
なかなか腕の立つ剣士であり、ゲーム版では戦闘中は勇ましく戦う。しかし一方で戦闘終了後には勝っても大抵「危なかった~」「良かったぁ~」などとヘタれる。また、戦闘時以外では押しが弱く周りに翻弄されてヘタれるシーンが多い。
エクスペル出身だが一人出身の町などが明らかになっておらず、これは容量の関係で削られてしまったという裏話がある。
実は仲間キャラで唯一のクロードと同年代の男性なので、クロード編だとクロードとのPAも多く、クロードの親友的なポジションにもなっている。
また、樽についての造詣が深い変わり者。その樽に興奮する姿はクロードやレナがドン引きし、プリシスも心配するレベル。
レナ編でのみセリーヌと同様にエラノールとの特別EDが用意されている。
メディアミックスにおいて
漫画版では不幸体質およびヘタレキャラとして描かれ、コミカルな扱いが多い。しかし剣の実力は高く、漫画オリジナルの展開として武具大会に出場・準決勝まで独力で勝ち上がったり、クロード不在時に仲間を守るために漫画版ラスボスであるシン相手に奮戦したりと、主人公のクロードに劣らぬ活躍ぶりを見せる。
ウルルンに操られた状態だったが、ゲームにはない「アイスクラッドレイジ」という強力な紋章術を使用している。
ちなみにガンガン本誌で行われたキャラクター人気投票では見事第1位の座に輝いている。
プリシスに片思いしているものの、振り向いてもらえない。プリシスもアシュトンが嫌いな訳ではないのだが、金髪美形のクロードの方を気にしている。(ただしプリシスはシン戦で傷ついたアシュトンを真っ先に心配している)
アニメ版ではヘタレな面が強調され、龍に意識を乗っ取られている時でなければほとんどまともに戦えない。武具大会も出場したものの一回戦負けという惨状である。
代わりにギャグシーンが増え、樽マニアっぷりが大きく押し出されている。
ギョロとウルルン
アシュトンが双頭龍退治をしていた所、何故かその魔物が取り憑いてしまう。
以後、アシュトンは赤い龍と青い龍を背負うことになってしまう。
一度は祓い落とそうとしたものの、そうすると背中から居なくなる代わりに龍が死んでしまうため、二匹に愛着を持ってしまった彼にはできなかった。
レナによって、赤い龍に「ギョロ」、青い龍に「ウルルン」と名付けられる。
もともと双頭の竜という1匹の個体であったが、レナが名前を付けた事によりそれぞれに性格が生まれてしまった様子。アシュトンの頭の上で喧嘩するシーンが多々ある。
戦闘中にはギョロが炎、ウルルンは氷のブレスで援護してくれるなど、なかなか頼もしい存在。
漫画版とそれを原作にしたアニメ版では、ちょっと怖めの赤龍ギョロが冷静で慎重な性格、目がウルっとしていて可愛い感じの青龍ウルルンの方が派手な戦い方を好む過激で好戦的な性格だった。
(PSP版でもこの設定を逆輸入したPAが追加されているが、こちらはギョロが過激な性格、ウルルンが冷静な性格となっている。)
なおイラストでは正面から右の赤龍がギョロで左の青龍がウルルンであるがドットの立ち正面の場合は右が紫龍で左が赤龍となっている為、SO2Rでのレナの名付けシーンで左側の赤龍にギョロと右の紫龍にウルルンと向いて名付けており、逆になっている
スターオーシャンブルースフィア
十賢者事件から2年後、ギョロとウルルンと共生を楽しむが、一般人への影響を考慮し、一人リンガの山奥で暮らしていた。
プリシス達が地球へ行ってしまったことで寂しさのあまり寝込んでいたようだが立ち直り、現在は剣の修行に打ち込んでいる。この修行という点ではディアスと話が合うらしい。
全体的に戦闘よりの万能タイプで最初から最後まで使えるキャラで、途中のダンジョンでは彼の(というよりもギョロの)協力が必須なためストーリーで唯一絶対参加することになる。
また前回の冒険の後から料理に目覚めたようで、初期ステータスに「包丁」のスキルがあるため料理担当になることが多い(小説版ではギョロとウルルンが作った食事をつまみ食いするが、美味しくないと不満を露わにするために必然的に料理が上手くなっていったとのこと)。
ブルースフィアにおいては過去の冒険でプリシスと恋仲になっていたようで、彼女ととあるプライベートイベントがある。
スターオーシャン:アナムネシス
ロール | アタッカー |
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武器 | 双剣 |
イラスト | たま |
実装日 | 2017年8月 |
声はPSP版と同じく石田彰氏が担当。マーヴェルと共に実装された。
デザインはPS版やPSP版と比較しても大きな差異はないが、戦闘中にラッシュコンボの「トライエース」を使うとギョロとウルルンも攻撃に参加、その際にアシュトンの目の色が変わるというものになっている。
ユニットバリエーション
ユニット名 | 灼炎のアシュトン |
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ロール | ディフェンダー |
武器 | 大剣 |
イラスト | 梶本ユキヒロ |
実装日 | 2018年7月 |
ギョロが人間と触れあうためにアシュトンの身体を使用している状態とのこと。
いつものシンプルな衣装から一転して、竜の鱗を模した防具や大剣を持つ姿でモンハンを彷彿とする人もいるかもしれない。
ウルルンの方も期待したいところ。
ユニット名 | 雪空アシュトン |
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ロール | アタッカー |
武器 | 鎌 |
イラスト | 雉本ユーキ |
実装日 | 2018年12月 |
ロードオブヴァーミリオン アリーナ
背中の竜が取り付いたまんまなので所属は「魔種」。担当声優はPSP版と同様石田彰氏でイラストレーターは後々のSO2Rの絵師となる梶本ユキヒロ氏
…だからって「樽はいいよね……エクスペルの生み出した文化の極みだよ」と公式でのキャラ紹介で書いてるのはちょっとまずい気がする。
余談
・祓い落としイベントについて(主にSO2R)
アシュトンが加入直後に大体のプレイヤーが祓い落としイベントを進行しがちだが、このイベント消滅タイミングがメインシナリオがラクール王国住民が避難した時点であり、実は祓い落としイベントにプリシス又はボーマンが加入していたらちゃんと台詞があり絡んでくる(ウェルチは未確認)
またSO2Rでは加入したら本加入と上記に書いたがその時点の親密度はアシュトンと双方は全員ゼロであり、祓い落としイベント終了したら初期設定されてる親密度が出る仕組みとなっている。この親密度は加算式なのでアシュトンと他のキャラに親密度が28になる本を祓い落としイベント完了する前に使用してからイベントを終わらすとこの時点で親密度をMAXにすることが可能(SO2SE以前は親密度を確認できないので同様なのかは不明)
なのでクロード編もだが、特にレナ編ではアシュトンにエラノールとの特殊エンドがあるのでエラノールとの特殊エンドを立てながらでもクロード〜プリシスorボーマン、ウェルチの親密度を上回る状態にしておけばエンド前の親密度調整が容易になる為、出版のIC開放し本を読んでからの祓い落としイベントは一つの手である。
・某攻略本では「薄幸なごつい名前の女の子」と誤植された事もある