概要![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
『スターオーシャン』の続編であるが、主人公・クロードの父親がロニキスである点以外に、前作と直接物語が繋がっている描写は少ない。
派生作品として、ブルースフィアがある。
正統な続編として発表され、キャラクター達の「その後」を見ることができる。
前述の続編やメディアミックスに恵まれた関係で、知名度はシリーズの中でも高い方。
派生作品として漫画版、テレビアニメ版、あと一応小説版が存在している(後述)。
2008年4月にPSPにてキャストの一部変更追加、キャラデザが一新された『セカンドエヴォリューション』というサブタイトルで移植版が発売されている。
更に2015年10月には、そのPSP版を元にしたPSVita版およびPS4版が発売、新たにトロフィー対応やゲームバランス何てどこ吹く風と言わんばかりの「チートDLC」に対応。
リメイク版![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
2023年6月21日において、リメイクされることが発表された。タイトルはPS版に準じて『STAR OCEAN THE SECOND STORY R』になっている。発売日は2023年11月2日予定。
発売機種はSwitch、PS5/PS4、PC(Steam)。
PS版の声優達が新禄される事が明らかになった。また、PSP版の声優にも切り替え可能。
美麗な3Dとドット絵と、近年スクウェア・エニックスで話題なHD-2Dがあるが、インタビューによればどうやらHD-2D作品扱いはされていないようだ(尤も原作の時点で3Dとドット絵が融合していたが)。
あらすじ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
大きく2つに分けて「クロード編」「レナ編」からなる。
が、仲間にできる特定のキャラクターの違いと、物語冒頭および序盤・中盤の視点が異なっている程度で、本筋に大きな差は無い。
クロード編![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
惑星ロークや以後の活躍での功績が認められ、連邦軍提督にまで昇任したロニキス。
その息子であり、連邦軍少尉でもあるクロードは、父を尊敬しながらも、「英雄の息子」と呼ばれる煩わしさを感じられずにはいられなかった。
ある時、惑星ミロキニアでの調査中、正体不明の機械を発見。未知の物体には迂闊に触れるなと同行していた父に戒められるも、反発心が顔を出したクロードは命令を聞かずにこれに接触してしまい、機械の空間転移に巻き込まれてしまう。
目を覚ましたクロードは、恐らく未開惑星であろう星の森の中にいた。
そこで怪物に襲われている少女に遭遇、父から渡されていたフェイズガンで彼女を救助するが、その星の文明からすれば魔法にも等しいほど進んだ技術で作られているフェイズガンを見せてしまった事により、助けた礼もそこそこに、「光の勇者」として村に招きいれられてしまう。
レナ編![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
惑星エクスペルにあるアーリア村にて、母と2人暮らしの少女・レナ。
ある日、彼女にとって心落ち着く場所である神護の森において、いつもどおり時間を過ごしていた際、怪物に襲われる。
あわやという瞬間、突如現れた青年が光の剣によって怪物を撃退。
かねてより存在を信じていた「光の勇者」が、この眼の前に現れたと感激したレナは、そんな感情を隠しつつ、青年を村へ案内する。
登場キャラクター![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
パーティキャラクター![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
地球人以外の人種は、「エクスペル人」、「ネーデ人」、「テトラジェネス」が登場。
惑星エクスペルはストーリー前編、人口惑星エナジーネーデはストーリー後編の舞台。
テトラジェネシスは設定上と特定のエンディングにのみ登場。
PAの数・内容の濃さが前作より大幅に向上しており、各キャラのバックボーンがより深く描かれている。
個別エンディングも多数用意されており、主人公であるクロードとレナを蚊帳の外に、仲間同士で結ばれるパターンがなんと全ての組み合わせで用意されている。
アシュトンとプリシス、といった王道カップリングは勿論、ノエルとオペラという意外な組み合わせにもきちんとエンディングが存在する。
こうした自由な恋愛模様も、SO2の人気の要素だとも言えよう。
実のところ、主人公二人以外は任意で加入させるかどうかを選べるので2人パーティーで最後まで進めることも可能。当然、難易度は跳ね上がるが。
- クロード・C・ケニー
- レナ・ランフォード
- セリーヌ・ジュレス
- アシュトン・アンカース
- プリシス・F・ノイマン
- ボーマン・ジーン
- ディアス・フラック
- レオン・D・S・ゲーステ
- オペラ・ベクトラ
- エルネスト・レヴィード
- ノエル・チャンドラー
- チサト・マディソン
- ウェルチ・ビンヤード
敵キャラクター![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
物語を通じて徐々に明らかになる敵の正体、神の十賢者。
彼等の討伐が最終目的になる。
スターオーシャンシリーズ通して強大な存在であり、その存在は『スターオーシャン3』でも語られている。
メタトロン
騎士の様な出で立ち。
メタガードを纏い、あらゆる攻撃を防いでしまう。十賢者初戦の相手でもある。
ジョフィエル
細身の体躯で、不気味に宙に浮く。
発射する光線で多数のネーデ人を殺害した。
ザフィケル
筋肉質の体型で、大型の剣を振るう。
対十賢者のために特訓したクロード達の力を最初に思い知る。
ラファエル
マントを羽織い、得体の知れない雰囲気を漂わせている。
無言での攻撃法は不気味そのもの。
カマエル
老人の姿をしている。
ラファエル、サディケルとのフォーメーションで襲い掛かる。
サディケル
十賢者最年少(外見的には)。
おっさんもとい高齢者の多い十賢者の中ではわりに浮いた存在。
ハニエル
近代的に見える装備品からして情報解析に長ける。
ミカエルと合わせてトラウマコンビ。
ミカエル
恐らく全SO2プレイヤーの心に残っているであろう敵キャラクター。
詳しくは後述のおまけ参照。
ルシフェル
ガブリエルの参謀。
「亡びの風」は強力だが、先のコンビとの激戦の後だと対処法は頗る簡単。
ガブリエル
十賢者のリーダー。
ボスとしての強さは勿論だが、ルックス上、ルシフェルとの組み合わせはpixivでも度々取り上げられている。
例のアレ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
スピキュゥゥッル!! うぉをぉおっ!! あっちぃぃいぃ!!
『SO2』を一度でもクリアした者にとって忘れてはならない・・・・・・いや、忘れられないのが、十賢者ミカエル・ハニエル戦。
既に6名の十賢者を討伐し、レベルもある程度鍛えたからと、余裕を持って戦いを挑むととんでもない目に遭う。
開戦早々、ミカエルの強力な火炎攻撃スピキュールが発動、大ダメージを与えられ、すかさずハニエルのマインドブラストの閃光が画面内を走り、石化してしまった処に追い討ちのスピキュール。
為す術も無く、気付いた時にはクロード達の亡骸が転がっている・・・・・・といった惨劇。
炎属性無効の装備品やバーニィシューズを活用すれば、勝機はあるのだが、事前情報を得ずにプレイすると大概上記の流れを体験する。
スピキュール自体はそこまで滅茶苦茶な威力ではないにもかかわらずなぎ倒されてしまうのは、全体攻撃のくせに詠唱がやたら速いからである。
全員が受けたダメージを一度に回復するためにはキュアオールなどの全体回復呪文が必須だが、スピキュールを連発されると間に1回挟めるか挟めないかというほど隙間が無い。間に合わず2回続けて食らってしまったらもうガタガタで、ハニエルの横槍も合わせると、属性対策をせずに食らったら回復するゴリ押しでは高確率で負ける。
それまでの戦闘はいずれも力押しでなんとかなるものが殆どであったのも対策不足に拍車をかける。
「ボスがそんなに全体技一本でくる訳がないじゃん?」と思った方もいるかも知れないが、それは間違い。ミカエルの行動パターンにおけるスピキュールは、意図したものかミスかはわからないが他のキャラの通常攻撃よりも高く設定されているので、本当にスピキュールばかり連発してくる。消費MPも0の設定なので無限に連発してくる。
よって、ミカエルのスピキュール発動時の台詞「うおーっあっちー」はトラウマの代名詞として扱われ、
今でも『SO2』が関係していない動画やサイトなどで、ネタ素材として使用されていることも。
なおあまりの連発っぷりのせいで、逆に炎属性耐性をしっかり固めていくとミカエルからダメージを受ける要素が殆どなくなってしまい、ミカエルはほっといてハニエルを先に何とかすれば勝ててしまうようになる。
PSP版ではやや弱体したが、それでも初見キラーとしては十分な破壊力を誇り、声優東地宏樹氏の熱演もパワーアップしている。
嫌味ったらしくも聞こえる「骨まで焦がしてやるぜーっ うおーっあっちー」から、
無駄に熱血具合の増した「この俺様は強ぇーだろうがぁっ! うぉぉおぉをっ!! あっちぃいぃぃっ!!」へ。
どちらが好みかは、あなた次第。
メディアミックス![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
まず外せないのが東まゆみによる漫画版(月刊少年ガンガン連載)だろう。後にエレメンタルジェレイドを連載する東氏による良質イラストの漫画化で評判は悪くない。
強いて言うなら、大人の事情でストーリーが途中までなのがネックか。
一方、テレビアニメ版として「スターオーシャンEX」が放映されたが、評判の程は「俺達の戦いはこれからだ!」でお察ししていただきたい。
ちなみにゲーム版とキャストが違っており、尚且つストーリー、キャラデザは東まゆみ版がベースとなっている。
小説版はメインストーリー全体を駆け足で追ったものと、PAを中心にしたショートストーリー的なものの2種が存在。
メインストーリーの方は盛り上がりに欠ける上に一部設定の改変(ハニエルが氷属性の攻撃を放ってくるなど)が存在しあまり良質とは言えない。
PAの方はそういった問題もなく、挿絵は東まゆみ氏なので氏のファンは一見の価値あり。
関連イラスト![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
関連タグ![編集](https://s.pximg.net/source/dic/images/icon_edit_partial.svg?20120424)
これ系統の4コマものの中では、セカンドストーリー単作で18巻を数えており、単独タイトルとしては最多(ドラゴンクエスト本編や番外編は巻数では上だが、当然ながら多数のシリーズ込み)。
なおブルースフィアも5巻を数える。