概要
2018年に発売された『OCTOPATH_TRAVELER』から採用されたグラフィック表現で、ドット絵をベースとしたキャラクターに、3DCGの効果を加えた背景を合わせ、独特の立体感や空気感を演出する手法。
スクウェア・エニックスの浅野智也氏率いる「浅野チーム」が作成するゲームに多く使われている。
ドット絵のキャラクターと3DCGの背景という組み合わせは、『ドラゴンクエストⅦ』のオリジナル版や『ドラゴンクエストⅣ』のリメイク版といった作品らと共通しているが、スーパーファミコン後期時代の精細なドット絵の独特な世界観をそのままミニチュアに起こしたような表現になっていることで、往年の名作のリメイク手法として注目を集めている。
浅野智也氏によると、HD-2Dをもっと活用するよう上層部から言われたらしく、スクウェアならびにエニックスの過去作をリストアップしたそうで、リメイク候補には「アクトレイザー」も有力候補にあったが、既にリメイクが他部署で始まっていた上に先に発売されてしまっていた。
ある意味で主人公側はペラペラの2Dで背景は3Dの半熟英雄対3Dはこれの先駆けだろうか…?
なお、いずれも日本版はスクエニ発売だが、Switchの海外版は任天堂が販売を担当している。
HD-2D作品
タイトル | ハード | 発売日 |
---|---|---|
OCTOPATH_TRAVELER | Switch、Steam | 2018年7月 |
トライアングルストラテジー | Switch | 2022年3月 |
ライブ・ア・ライブ(HD-2Dリメイク) | Switch・Steam、PS4/PS5 | 2022年7月・2023年4月 |
オクトパストラベラーⅡ | Switch、Steam、PS4/PS5 | 2023年2月24日 |
ドラゴンクエストⅢ(HD-2Dリメイク) | Switch、Steam、PS5、Xbox、Windows | 2024年11月14日 |
ドラゴンクエストⅠ+Ⅱ(HD-2Dリメイク) | Switch、Steam、PS5、Xbox、Windows | 2025年予定 |
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ポケットモンスター ダイヤモンド・パール…これも実はフィールドや建物が3Dでキャラクターが2Dである。