概要
声優は全登場作品を通じて半場友恵。
リメイク(移植)版を含めれば『スターオーシャン』シリーズすべてのナンバリングタイトルに登場する女性キャラクター。
外見や服装に登場作品ごとの差異はあるものの、共通して先端に指差しのついた大きな「指差し棒」を所持しておりウェルチのシンボルアイテムとなっている。また取り繕いながらも隠しきれず垣間見せるややゲスの入った地の言動や、オーバーテクノロジーだったりメタってたりといったキャラクター性については共通していると言ってよい。
『スターオーシャン Till the End of Time』(SO3)を初出として、シリーズに特徴的なシステムである「アイテムクリエイション」にしばしば関連付けされた形で登場している。
初登場時の『SO3』では単なる脇役キャラクターであったがリメイク作『スターオーシャン1 First Departure』、『スターオーシャン2 Second Evolution』では戦闘で操作可能な仲間キャラクターとしてパーティに加わる。
SO3
クリエイター活動を統括する組織「職人ギルド」で働く女性。
受付、ナビゲータ、連絡係その他を兼ねており、一行がテレグラフ(携帯端末)で情報を確認する際の案内役を務める。
頭良し、器量良し、性格良しと3拍子揃った働き娘である。
……ということになっているが、主人公たちに見せる人当たりのいい性格はあくまでも上っ面だけである。条件をクリアすると見られるギルド内の様子において、彼女本来の地はかなり自己中心的で粗暴な物言いであり、人をこき使っては自分だけサボっている等、清純さからは程遠い姿であった。団体の長であるギルドマスターでさえも彼女には頭が上がらない模様。
金髪のツインテールに、未開惑星の街に不釣り合いな黒と青のSF的なボディスーツといった風貌。ファスナーにつけられた大きめのリングがアクセントとなっている。エリクール2号星はまだまだ文明が発展していない未開惑星であるが、各地技術の最先端が集まるギルド本部だけあって、通信機器や3D映像など、技術的にはかなり高い環境の中にいる。
なお、テレグラフは特に先進惑星系出身のフェイトたちが疑問に思ってなかったりゲームシステム上の利便性で隠れがちだが例えフェイトたちがギルド職人=エリクール2号星から宇宙や他の惑星に遠く離れてようが、果ては異空間に居ようがテレグラフはいつでも問題なくウェルチへ通信が繋がるというSO3時代の先進惑星の技術でも到達できてない通信技術を扱っており、よく考えたらオーパーツ(※1)と指摘されてもおかしくはないヤバい代物である。
本作では本編には全く関わらない濃いギャグキャラでの立ち位置でディレクターズカット版に追加されたキャラや用語を解説してる辞書でも詳しくは書かれてないので彼女の素性は分からず終いであるが、以降のシリーズに何食わず顔で主人公たちの前に現れるので本作と以降の作品を触れてて世界観に着目してるプレイヤーには彼女の正体はどことなくわかってしまうであろう。
(※1)正式名称は「Out Of Place Artifacts」
その惑星の文明水準から考えて、絶対そこにあるべきでない発見物のこと。また、作品時点で地球の科学力では絶対に解析不可能である技術も含まれる。未開惑星にはオーパーツが必ずと言っていいほど1つ存在していることが多い。
SO1FD・FDR
マップ上にも表示されない森の奥深くにて、誰知られずひっそりと潜んでいた18歳の少女。
惑星ロークにはまるで合わない衣服を着ており、ロニキスとイリアに怪しがられる。
何かを知っているような思わせ振りな台詞が多く、他の仲間達と比べ、態度も格好も浮いている。
正体を明かせば、『SO3』に登場したウェルチその人であり、リメイクにおいて追加されたゲストキャラクターである。
サブイベントやプライベートアクションは新しく用意されているものの、基本的にはプレイヤーが積極的に話しかけなければ発生しない。メインストーリーに直接関わる描写はなく、PT全員が画面上に集まる場面にはいるものの、基本的には傍観者(同行者)的な立ち位置である。彼女の素性を知ってるプレイヤーは、イベントごとに驚いたりする彼女の姿に、少し白々しさを覚えるかもしれない。
戦闘では指差し棒を武器として使用。攻撃に合わせてグーになったりパーになったりする優れ物であり、ぐるぐる回して状態異常、あっち向いてホイで行動誘発、フレミング左手の法則でサイコキネシスと物理的に殴る以外の攻撃からサポートまでいろいろある。
クリエイターキャラだけあって、この武器「指差し棒○○」は基本的にアイテムクリエイションで製作することになるが、アイテムとして拾える場合もある。
持ち技「にーべるんなんとかー」は、オリジナル版開発元トライエースの作品『ばるきりーなんとかー』に関連するパロディ。
武器は『SO2SE』とも共通して、ぶん殴れるほど巨大な「指し棒」、好物は「チョコバナナDX」。
黒と青の配色やリング、ファスナー、それにタイトめな衣装といった『SO3』と共通した印象は保ちつつSF的な雰囲気は抑えられている。黒のストッキングは履いておらず腿が露出している。
SO2SE・SO2R
『SO1FD』に引き続きゲスト登場。
ラクール武具大会後にPAを起こすと突然の登場。選択次第で仲間にすることができる。
チャンスは序盤の一度きりと前作よりも条件が厳しくなっている。
なお前作で彼女は仲間になれたのでロニキスに会えてることに可能であるが、やはり自身の立場が怪しまれるのもあってか彼の息子であるクロードにはそのことは一切話さない
今回も直接物語に関わることのない傍観者(ゲストキャラクター)枠としてパーティに入ることになる。物語進行中は仲間に混じって突っ立ってはいるものの、ほとんど喋らないのでやはり彼女を知るには積極的にサブイベントを起こす必要がある。
(SO2は街に入る際に△ボタンを押すと、主人公以外のキャラクターがPTを外れて自由行動になるので、個別に話しかけたりそのキャラクターのイベントを発生させたりできる)
前作よりもプライベートアクション中でのサブイベント数が増えており、主人公であるクロード及びレナと1対1の会話だけでなく、他のキャラクターを交えたイベントも多い。エンディングは仲間全員と結ばれるパターンが用意されており、ウェルチのキャラクターをしっかりと反映した内容となっている。
戦闘面での性能は前作とほぼ共通であり、ダメージの最高打点は出しにくいが攻撃速度自体は早い技が多い。往復ビンタなどの敵を長時間拘束できるハメ技も持っている。ただし防御力は低く、普通に育てた場合は戦士系最弱の地位に甘んじる事になる。装備品もアイテムクリエイションでの入手が多くなるため、システムに慣れた2周目向きのキャラクターともいえる。
『SO2』は仲間キャラが多いので、誰をパーティINさせるか悩みどころ。
例えば、テトラジェネス組を選ぶと、メインキャラクター並の立ち周りをするキャラ一人を諦めねばならない上、ウェルチはこのテトラジェネス組とのイベントが多い為テトラジェネス組で彼女まで加えたい場合は更に一人諦めねばならない。
それに加えて本編で訝しい要素がありながらも謎のままだったリンガの聖域の「亜世界の扉」について深く語る新規PA『亜世界への扉(1〜3)』を完走する為の各必要なキャラがボーマン(1)・エルネスト(2)・ウェルチ(3)となる為、更にPTの空きが狭まれていく
またテトラジェネス組以外にもアシュトンとプリシスがPAにてプリシスの技「ほろほろグラフ」を習得するのと並行してプリシスとウェルチがPTにいる条件で発生するPAにてウェルチの技「大地の怒り」を同時に技習得するパターンもある為、非常に悩ましいところである
ちなみに『亜世界の扉(3)』でその扉を触れた際に、物凄く罰が悪そうな顔を出しており「……知らないほうがいいと思うけどなー?」と歯切れが悪い言い方をしており、自身の知っている話を語ったあとは「この話は忘れなさい!」と主人公に言って焦り汗のドットを出しながら部屋を出ていった
ちなみにPSP版ではレナ編ではディアスを加入させるとステータスが初期化する、というバグが発生する。
『SO3』時のシルエットは残しつつも青を中心とした服装となっている。リング付きのファスナーは廃され、変わって白いブラウスと襟元の黒いリボンが落ち着いた印象を与えている。ただし、ドット絵はSO1FDを元にしている為、イラストとは異なっている。だが2は原作当時の制作事情で一部キャラはイラストとゲーム内ドットに差がある為、彼女もこれはある意味で2では合ってはいる気がする。
SO4
『スターオーシャン4』では主人公エッジ・マーベリックらの宇宙船「カルナス」のサポートクルーとして旅に同行する。
実際には生身の姿では登場せず専らホログラムとして現れアイテムクリエイションを担当する。またゲームの進行の折々にクリエイションルームにてイベントを披露する。
一応USTA所属の人物のようだが、通信を通したホログラムでしか登場しないため実在するのか、実際の容姿もホログラムのままなのか含めて詳しくは不明。
それまでの金髪ツインテールの女の子というデザインから大きく変更され、外見から受けるイメージは全くの別人になっている。
髪は薄紫色のポニーテールとなり、特徴的な大きな眼鏡を着けている。
SF的な身体に密着したノースリーブの青紫色のスーツにオレンジのストッキングと大きく印象は変わったが指差し棒を持っていることに変化はない。
SO5
『スターオーシャン5』でもアイテムクリエイションに関連して登場。
ミードックの街にウェルチラボという名の自身の研究所を構える自称"天才美少女クリエイター"。
ウェルチから課せられるクエストを達成することでアイテムクリエイション関係のパーティスキルを習得することができる。
1~3、4とは別人と見て取れるが同一人物かどうかはやはり不明のまま。容姿は再び金髪となったが両脇に垂らす髪の長さはやや短めに。
リング付きファスナーの光沢ある衣装を着ているが、その下の白いブラウスや上の水色のジャケット、胸元の黒いリボンなどが与える印象の方が強い。各要素は上述の『SO1FD』『SO2SE』からとられていることが分かる。
ゲーム情報サイト「電撃オンライン」で行われた『SO5』発売前キャラクター人気投票では、すでに投票者にキャラクターが把握されているというアドバンテージも生かし他の『SO5』仲間キャラクターを押さえて堂々の1位に輝いた。http://dengekionline.com/elem/000/001/246/1246091/
SOA
新規にイラストが描かれ、1~3、4、5とは別人な姿となった。
ロール | キャスター |
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武器 | 杖 |
イラスト | mot |
実装日 | 初期実装キャラ |
事前登録キャンペーンにて登録者数が20万人を突破で配布、またリリース記念ログインボーナスでも配布された。
ユニットバリエーション
ユニット名 | 涙目ウェルチ |
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ロール | アタッカー |
武器 | ナックル |
イラスト | mot |
実装日 | 初期実装キャラ |
イベント「聖夜の贈り物大作戦」にて実装された。敵全体のDEFを減少させてパーティー全体のダメージ量を増やしていくことができるアタッカー。
ユニット名 | 夢想のウェルチ |
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ロール | ヒーラー |
武器 | 本 |
イラスト | 箕星太朗 |
実装日 | 2018年1月 |
イベント「贈り物に込めた想い」にて実装された。同時実装は純愛のベルダと甘猫のレナ。
☆5エースとなり大人の雰囲気を漂わせ、なんとかを殺す服を着たウェルチさん。一見おしとやかに見えるが、ラッシュコンボのセリフにおいては素が出てしまうことも。
ロール | アタッカー |
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武器 | アックス |
イラスト | あきまん |
実装日 | 2018年10月 |
『スターオーシャン:アナムネシス』第2部「-Twin Eclipse-」にてメインキャラクターとして登場。
惑星ダフティーネで出会った一風変わった鍛冶屋の女店主。未知の技術に目がなく、何でも探求心を燃やす好奇心旺盛な人柄。
ユニットバリエーション
ユニット名 | 真夏のウェルチ |
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ロール | キャスター |
武器 | アーム |
イラスト | 手島nari |
実装日 | 2020年8月 |
期間限定イベント「星の海と夢の渚」の期間限定追加キャラとして☆5のギャラクシーレア(エース)として登場。同時実装は真夏のユーイン。
公式4コマにて「彼女が水着枠を狙っている」のを察知して実装したのだろうか…。
SO6
家が没落した豪商という設定になり、自称も"天才美少女豪商当主"に変わっている。
豪商という設定からか服装がフリル付きの豪華な服になっている。
関連タグ
スターオーシャン スターオーシャンセカンドストーリー スターオーシャン3 スターオーシャン4 スターオーシャン5 スターオーシャン:アナムネシス スターオーシャン6