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ヴァルキリープロファイル

ゔぁるきりーぷろふぁいる

トライエースが開発しエニックス(現スクウェア・エニックス)から発売されたPS用ゲーム。 人と神の狭間に立つ戦乙女・ヴァルキリーと、人と神々の騒乱の行く末を描いた叙事詩的な物語。 北欧神話をモチーフとし、北欧神話独特の荘厳で陰残な空気を醸しながら、独自のストーリーが展開される。
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ヴァルキリープロファイルシリーズ編集

『ヴァルキリープロファイル』とは、トライエースが開発しエニックス(現スクウェア・エニックス)から発売されたプレイステーションRPGである。のちに『ヴァルキリープロファイル レナス』と副題が付されPSPに移植された。

「ヴァルキリープロファイル」の名を冠したシリーズ作も発売されている。

タグとしてはシリーズ第1作である『ヴァルキリープロファイル』(VP1)のタグとしてだけではなく『ヴァルキリープロファイル』シリーズ全体のタグとしても使用されている。


本稿では第1作について記述する。


概要編集

北欧神話ベースのゲームになっており、北欧の神々が多数登場する。

戦乙女ヴァルキリーがストーリーの中心になっているのはシリーズ共通。


他に類を見ない独特のゲームシステムとシナリオギミックで知られたプレイステーション終盤期の名作。神の時代を彩る美麗なグラフィックと桜庭統による幻想的なBGMの数々、そして、人々が織り成す苦しくも切ない死に至るドラマは必見である。


ストーリー編集

戦乙女ヴァルキリーは、主神オーディンの召命に応じてヴァルハラに転生し、来るべき神々の黄昏・ラグナロクに向けて優秀なエインフェリアを集めるべく、人間界《ミッドガルド》へと降臨することとなる。


エインフェリアの物語編集

エインフェリアとは、地上で死した人間がヴァルキリーに選定されて勇者の魂となったもののこと。主人公レナスが課せられた使命は、エインフェリアを集めて戦力として神界での戦争へ送り出すことである。


レナスは人間界でエインフェリアの候補者となる人間達の運命の時を見届けることとなる。その内容の多くは、彼らが神々に見初められるに至る数奇な運命―――、即ち、彼らが非業の死を遂げるまでの過程の物語である。


イベントの中で彼らは殆ど例外なく死亡するのだが、レナスは基本的に傍観者に徹しており、彼らの死に直接関与することは無い。

死を迎えた彼らの魂の前に現れて、言うのである。

「一緒に、いきましょう」と。


特徴的なシステム編集

Chapter構成編集

RPGには珍しい時間制限付きのストーリーで、全8Chapter(8章)と各Chapterごとに設定されたPiriodを消費してマップ上の町やダンジョンを攻略していく手法が採られている。一見すると自由度は低そうに見えるが、Periodの管理さえ怠らなければかなりの自由なプレイが可能。

Periodを消費しきるとChapter終了となり、フレイによる中間報告を挟んで次回のChapterに移行する。中間報告ではそのChapterでの神界のまとめが行われ、戦争の状況やレナスが送り出したエインフェリア(後述)の活動が語られる。

なお、プレイヤーは神界の戦争に直接干渉することができない。


マルチエンディング編集

マルチエンディング方式が採用され、ベストエンドとされるAエンディングを見るためにはかなり細かい条件がかかっているため、やり込み要素も充分。そしてトライエースでお馴染みとなった隠しダンジョン攻略も本編と切り離されていながら、本編中でしか手に入らない隠しアイテムを入手しなければならないなど、本気でプレイしようと思えば相当な容量が詰められている。


戦闘システム編集

戦闘はターン制で、魔術師系キャラ以外は全員が最大3度までの連続攻撃が可能。そのヒット数に応じて画面下のメーターを溜まり、コンボが切れた時点でメーターがマックスなら各キャラの奥義を拝むことが可能。さらに奥義によってもメーターが回復し、奥義を奥義で連携することが可能という怒涛のコンボゲームでもある。


キャラクターの育成編集

キャラ育成も自由度が高く、自分好みにカスタムすることができる。

レベルアップ時に得られるポイントを割り振り、スキルを成長させる。スキルは大きく分けて、バトルに直接関係するもの、神界での戦争に関係するイベント用のもの、人物特性の3つに分類される。

特に人物特性は勇者適正値に関わっており、適正値が低いと神界へ送り出すことができない。だが、人物特性のスキルカスタムの内容は、人間性や性格の改善とでもいうべきものである。


神界転送編集

エインフェリアを神界へ送り出すシステムのこと。各Chapterでは戦力として必要とされるエインフェリアの条件が提示され、これに応えることがオーディンやフレイに求められたレナスの職務となる。

転送の結果は中間報告で語られ、条件に見合った人材を送り出すことができれば戦争が有利に推移し、フレイ達によるレナス自身の評価も見合ったものとなる。


一方で、送り出してしまった仲間は二度とパーティに復帰することが無い。重要な戦力を転送してしまうと、レナス自身の活動に支障をきたす可能性もある。

自身のチームの状況を見ながら、神界の要求に応えて戦力を雇用し、育成して送り出すという流れから、本作が中間管理職ゲームと呼ばれる所以になっているのだが……。


Should Deny The Divine Destiny of The Destinies.

「運命の女神が与えたもうた宿命を拒絶すべし」


登場キャラクター編集

主要キャラクター編集


神族編集


エインフェリア編集


その他編集


ネタ編集

当作品のタイトルをもじった「ヴァルキリー風呂入る」という定番のダジャレが存在する。

センシティブな作品


関連タグ編集

北欧神話 戦乙女 ヴァルキリー エインフェリア トライエース

VP VP1 VP2 VP咎 ヴァルキリープロファイル2 咎を背負う者 ヴァルキリーアナトミア


外部リンク編集

シリーズ公式サイト

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