「これさえ使えば俺たちは超人になれる」
データ
身長 | 278.0cm |
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体重 | 119.0kg |
特色/力 | 飛翔能力と風圧攻撃、羽根手裏剣攻撃、発達した爪と強力な火炎弾による攻撃(強化態の能力) |
概要
江草茜達、風都南中学の3年生4人がバードメモリを左腕に挿して変身したドーパント。
このメモリは通常の売人が販売したものではなく、スランプで陸上競技での記録に伸び悩んでいた茜がある女性のメモリ売人からもらったもの。
通常のガイアメモリはコネクタ手術をして生体コネクタを体に刻まなければ使用できないが、「純粋無垢な若者が使用した結果」を実験するため、このメモリはコネクタ手術なしでも使用できるように改造(チート)されており、1本を4人で使い回していた。
しかしその代償は大きく、コネクタ手術をしないで使用し続けた者は、メモリ痕が爛れてメモリの毒素に苦しむ事になる。
更に正規使用者でもあってもメモリを使い続ければやがて死に至る。
始祖鳥を思わせる独特な風貌で、飛行能力を持ち、羽手裏剣で攻撃できる。
また、コネクタを持った正規使用者である茜は変身しなくても体に力がみなぎり身体能力の向上するなどの結果が見られる。
また、使用者が若者ということもあってかバードメモリへの依存が強く茜は悪影響を受けすぎてバードメモリを求めるようになってしまった。
統馬達は最初ただ空を飛ぶだけが目的だったが、元が中学生ということ、ガイアメモリの毒素に呑まれていたこともあってか、悪乗りして遊び感覚で風都のあちこち(茜の陸上競技のライバルの親の職場)を空から襲撃するようになった(この事が風都で「鳥人間」の都市伝説になった)。
生体コネクタがある正規使用者は、下記の強化態を持つ。
メモリ本来の持ち主以外の者が変身した個体は倒してもメモリブレイクには至らず、メモリのみを的確にメモリブレイクしないと正規使用者の命が危機に曝られるという独特の特徴を持っている。
バード・ドーパント強化態
「始祖鳥の記憶」を内包したバードメモリの真のホストである茜の変身したバード・ドーパントがWとの交戦中に進化した強化形態。
頭部が金属質に変化し、腕の鉤爪が巨大化して一層鋭くなっている。
また、攻撃方法も羽手裏剣から火炎弾を発射する能力に変貌している。
飛躍的に攻撃力が増加しており、上述のメモリブレイクの難しさもあってWを苦しめたが、非道な実験に疑念を抱いた霧彦が変身したナスカ・ドーパントのアシストで正確なメモリの位置が判明し、最後はサイクロントリガーの『トリガーバットシューティング』により的確にメモリへと風の弾丸を撃ち込まれてメモリブレイクされ、茜の命も助かった。
使用者
統馬と有一は生体コネクタを介さずにメモリを使用したため副作用に苦しみ入院したが、一週間後に無事退院した。
派生作品
仮面ライダーWForeverAtoZ運命のガイアメモリ
T2バードメモリとしてメモリのみの登場。仮面ライダーエターナルに飛行能力を与える。
そもそもバードメモリはメモリブレイク不可、コネクタ無しで使用可などT2ガイアメモリとの共通点が多い。
小説仮面ライダーW『Zを継ぐ者』
『ミュージアム』縁のZENONリゾート社員が変身する別個体が登場。なお、その際にバードのメモリが“鳥”ではなく“始祖鳥”の記憶を内包したものであったことが判明している。
ちなみに小説版に登場したバードメモリは改造されていない通常のメモリだと思われる。それと既に一度解析済み(再生怪人扱い)だったこともあって、サイクロンジョーカーエクストリームによって強化態に進化することもなく、あっさりとメモリブレイクされてしまった(通常のメモリなのでそもそも強化態になる能力があったのかも不明である)。
MOVIE大戦アルティメイタム
アンダーワールドの怪人として登場。フクロウヤミー共々仮面ライダーアクセルに焼き鳥にされてしまった。
風都探偵
第13集において、G研メンバーの銀野真希の回想に強化態と思しき個体が登場。交通機動隊に所属していた頃の真希を上空から襲い大怪我を負わせたが仮面ライダーアクセルによって撃退された模様。
余談
統馬役の木村遼希と弥生役の伊倉愛美は、『天才てれびくん』のてれび戦士として有名。
関連タグ
薬物中毒:当該エピソードはこれを強く風刺した内容となっている。
アルコール・ドーパント:wの続編に登場したドーパントでこちらも複数人の人間が変身した共通点を持つ(しかも、素体となった人はバード以上の危険要素で命を落とすと言うバードのエピソードの風刺を超えた事件を起こしている)。とはいえ、こちらはバードとは異なり使用者全員生体コネクタ処理がされている。