説明
大きく「慢性アルコール中毒」と「急性アルコール中毒」に分けられており、一般に「慢性アルコール中毒」と呼ばれる「アルコール依存症」は正確にはアルコール中毒ではないが、その中に含まれている。
凡その定義
- 急性アルコール中毒:麻酔作用を持つエタノールによって脳が生命維持機能を持った脳幹まで麻痺することで起こる症状であり、アセトアルデヒドの分解能力は関係ないため、酒に強いかどうかとは無関係である。
- 慢性アルコール中毒:ほぼアルコール依存症の別名となっているが、本来の意味としては、アルコールが入ったことで生じる悪影響のうち急性アルコール中毒以外のものを指す。二日酔いなどが含まれ、酒に強いかどうかが関わってくることも多い。
- アルコール依存症:アルコールへの精神的・肉体的な依存症であり、アルコールが入っていない状態や、何らかの理由で習慣的に飲酒を続けていない状態でも、症状さえあればこの名称で呼ばれる。