北村「あいつ(アンク)が映司の側にいたら危険だ・・・。」
概要
火野映司の高校の友人・北村雄一にアンク(ロスト)人間態が遠くからセルメダルを投げ入れ、白ヤミーで誕生。バース戦で成長し「映司に頼られたい」という北村の欲望を満たすため行動。強風で変身解除させた伊達明を攫い、オーズ戦でサゴーゾコンボに痛めつけられるものの、後藤慎太郎を攫い逃亡した。
2名を救助しに来たオーズとの再戦後アンクを攫い、巣に監禁。オーズをカザリ一味と共に迎え撃つ。
最後は映司が自分の意思で変身したプトティラコンボに圧倒され、カザリ達に続き逃亡する所をメダガブリューの「ストレインドゥーム」を受けて爆散した。
容姿
白い身体に赤い顔をしている。脚の部分はもさもさした羽毛に覆われている。
能力
鳥系ヤミー特有の飛行能力、羽手裏剣の他にも、翼による強風、黒い包帯を出して相手を束縛する能力も持つ(前述の3人もこれで攫った)。
派生作品
『MOVIE大戦アルティメイタム』ではアンダーワールドの怪人として登場。同じ鳥系怪人のバード・ドーパント共々仮面ライダーアクセルの愛刀・エンジンブレードの錆にされた。
『天下分け目の戦国MOVIE大合戦』では武神鎧武配下の怪人兵士として、ネコヤミーやクロアゲハヤミーと共に複数個体が登場した。
備考
伊達からはこいつも「ニワトリ」と呼ばれた(体色しか合っていない)。
フクロウなのに昼に活動していた。これはどの特撮のフクロウモチーフ怪人にも言える事である。
ただし、このヤミーのモチーフになったと思われるシロフクロウは
「北極圏に住むため、夏になるとそもそも日が沈まないことがある」
「昼間でも餌を奪い合うライバルが少ない」
などの理由から日中に狩りを行う。
スタッフが知っていたかどうかはともかく、今回に関して言えばむしろ実態に近かったことになる。
また、このヤミーの産み主となった北村は前述の通り映司の旧友であり、引きこもりだった過去を映司に救われたことに強い恩義と友情を感じているのだが、それ故に彼の助けになりたいという思いが強過ぎて引き起こした友情と呼ぶには行き過ぎた思考及び行動の数々は視聴者に強いインパクトを与え、本エピソード及びそのロケ地の舞台となったレジャーランドにキタムランドという愛称が定着し、ネタにされることとなった。
加えて助けた側である映司はそれをよく覚えていないと両者の間には明確な温度差があったこともさらに拍車をかけている。
ちなみに本エピソードを執筆した毛利恒宏氏は後に本エピソードを男同士の熱い友情の物語のつもりで執筆したと語るとともにこのネタについても言及しており、このように受け取られていることは想定外だったと述べている(実際、北村が濃すぎる点を省けば脚本家の意図通りの作品として成立している)。
さらに北村を演じた中山卓也氏や映司役の渡部秀氏にも「キタムランド」という単語が知られている。