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2023年現在、この名前を有する武器は以下の2つが存在する。

  1. 特撮テレビドラマ『仮面ライダーW』の2号ライダー・仮面ライダーアクセル専用の大型剣。本記事にて詳述。
  2. アクションRPG『ファイナルファンタジー15』に登場する装備の一つ。主人公・ノクティスの初期装備である片手剣で、改造により「エンジンブレードI→II→III→アルテマブレード」と変化する。FFシリーズの関連作品、および『NieR:Automata』(同作とのコラボ企画を実施)などにも登場。

概要編集

アクセルの変身者である照井竜が、謎の女性・シュラウドより与えられた対ドーパント用多機能型大型剣。


仮面ライダーダブルの使用する各種武器とは異なり、シュラウドにアクセルドライバー実用化以前に開発されて照井に渡されており、普段から実体化しているため、照井の専用バイク・ディアブロッサのサイドパネル内に通常は格納されている。

アクセルへの変身が可能になってからは、ダブルやアクセルが手元に急にメモリを出現させる場合と同じく、ディアブロッサを介さずいきなり変身中のアクセルがエンジンブレードを持っている場面も多い。アクセルに収納できるのか転送できるのかは不明。


カラーリングは赤と銀を主体に、黒や金も含まれるなど使用者のそれに準じたものとなっている。


機能編集

最大の特徴は20kg(媒体によっては30kg)という刀剣離れした重量(一般的な刀剣は1~1.5㎏、両手剣としても重い部類に入るクレイモアですら5㎏程度である)。

この規格外とも言える重量は、アクセルに変身した状態での使用を前提として設計されているためであり、生身の人間では持ち運ぶことすら難儀する。照井は(主に変身不可能な状況で)無理矢理振り回して戦闘することもあったが、彼のような一部の人間を除き生身で扱えるような代物ではない


鋭い切れ味を持つグランチタン製の刀身「ガイアブレード」は、その重量が合わさることで、ガイアメモリの力を使用しなくとも強力な斬撃を放つ。

さらに、刀身と持ち手「ホールディンググリップ」の境目付近には、ガイアメモリを一本装填できる「メモリスロット」が存在し、撃鉄状のパーツを押すことにより、中折れ式ショットガンよろしく本体を折り曲げる形で装填が可能となる。スロット側面は装填中のメモリが目視できるようクリアパーツになっている。メモリを装填して「イグニッショントリガー」を引くとガイアメモリのパワーを引き出すマキシマムドライブを発動することができる。


使用後のメモリは、再度本体を折り曲げると薬莢のように自動的に排出されるが、特に使用不能になる訳ではなく、即座に連続使用しても問題ない。


エンジンメモリ編集

エンジンブレード強化用のメモリ。

ギジメモリと呼ばれる疑似ガイアメモリの一種だが、他のギジメモリと違い形状や音声が通常のガイアメモリと同じな上、マキシマムドライブの発動「ジェット」「スチーム」「エレクトリック」の三種の内燃機関の能力をアクセルメモリから引き出し、エンジンブレードに付加することができる特殊な多機能型メモリとなっている。


  • スチーム:トリガーを1回操作して発動。刀身から高温の蒸気を噴射する。
  • ジェット:トリガーを2回操作して発動。切っ先からエネルギー弾を超高速で射出する。
  • エレクトリック:トリガーを3回操作して発動。刀身に電気エネルギーを纏う。
  • マキシマムドライブ:トリガーを4回操作して発動。詳細は後述。

本作の後日譚に当たる漫画『風都探偵』では、アクセル用に再調整されたガイアメモリ強化アダプターを使用するとこのメモリも金色にアップグレードされ、強化必殺技「ブースターマキシマムドライブ」を発動できるようになる。

スクリーム・ドーパントとの決戦で剣の切っ先が折れ使用不能になるもフィリップによってメンテナンスされている。

マキシマムドライブ編集

以下、特記のない場合は通常形態のアクセルが、エンジンメモリを装填して発動する技。


エースラッシャー

突きと同時に刀身からA字型の赤い光弾を射出する。


ダイナミックエース

敵や周囲をA字型に斬り裂く。中空にA型の斬撃の軌跡を放つパターンも存在する。


マシンガンスラッシャー

第44話にて、アクセルトライアルの状態で発動。

トライアルメモリとエンジンメモリで同時にマキシマムドライブを発動し、超高速でT字を描くように斬り刻む。

この技は所謂「ツインマキシマム」に相当するが、トライアルメモリが単体でマキシマムドライブを発動可能なことや、もう片方のエンジンメモリが「ギジメモリ」であることなどから、ダブルとは異なり身体への過負荷などのリスクを負うことはない(そもそもダブルのツインマキシマムは、本来はそういう使い方を想定していない強引なものである)。


名称不明

サイクロンメモリを装填して発動。

刀身に緑色の竜巻状エネルギーを纏わせ、強力な斬撃を繰り出す。


ブーストスラッシャー

アクセルブースターの状態で発動。

高速飛行で相手に突撃し、輝くエネルギーを纏ったエンジンブレードで横薙ぎに切り抜ける。


商品化編集

DXアイテム相当の「エンジンブレード」が2010年1月23日に一般販売。

エンジンメモリ1本付属。

メタルシャフトプリズムビッカーと同様に、変形ギミック以外はメモリに依存している都合上、本体には発光・サウンドといったギミックは特に内蔵されていない。


余談編集

  • 引き摺った際にその重みと切れ味のために切っ先がアスファルトにめり込んだり、投げた後にぶつかった壁が壊れた事もあるなど、スタッフによれば劇中では重さ30kg(の想定)
    • 『風都探偵』3巻のインタビューによれば変身前のエンジンブレードはガチで重いらしく、作中では重すぎて引き摺るしかなく舗装した地面もガリガリ削れていたらしい。
    • 後年、『ドライブサーガ』に照井が客演した際には、流石に変身時よりは動きが落ちているとはいえ片手で保持できるようになっていた
  • ハイパーバトルDVD」では、(あくまでコメディ描写としての側面もあるとはいえ)エンジンブレードを包丁代わりにしてブロッコリーを切るという一幕も見られた。何してんねん・・・。
  • アクセルトライアルへの変身能力を得てからは、変身直後に投げ捨てられるなどといったぞんざいな扱いも多かったが、トライアルはスピードの大幅な向上と引き換えにパワーなどが低下しているため、重量級のエンジンブレードとの相性があまり良くなかったものと推察される。
  • 中折れ式ショットガンを髣髴とさせる装填方式は、デザインの段階で提示された「ドーパントから奪ったメモリを使用し、一度の使用で内蔵されたエネルギーを使いきるために大量のメモリを使い捨てる」というコンセプトの名残である。次々とメモリを入れ替える戦法を使用する予定もあったようだが、作中で実現したのはエンジンとサイクロンメモリのみであった。

関連タグ編集

仮面ライダーW 仮面ライダーアクセル

ガイアメモリ ギジメモリ

ライダーウェポン

 ガンブレード チタン


スクリーム・ドーパント:正統続編漫画「風都探偵」に登場。ガイアドライバーrexの特性があったとはいえ、初のエンジンブレードの刀身を破壊してみせたドーパント。


ギャレンラウザー火属性の赤い2号ライダーのメイン武器。キーアイテムを読み込ませて必殺技を発動する、生身で使用している描写があるといった共通点もある。


ハンドル剣脚本家が同じ作品赤いポリスライダーの剣型武器。ただし、こちらは軽量の合金を使用している。


スチームブレード:スチーム、エレキ、ブレードと連想する要素がある短剣。


2号ライダー武器

ディエンドライバーエンジンブレードバースバスター


外部リンク編集

エンジンブレード | 仮面ライダー図鑑 | 東映

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