「STEAM BLADE」
概要
『仮面ライダービルド』に登場する武器。
黄・緑・赤のパイプが走り、赤い可動パーツとバルブが装備された片手剣。
葛城巧が開発した兵器でトランスチームガンやビルドドライバー、ハザードトリガーとは違いデチューン版ではない葛城巧のオリジナル兵器である。
主な所有者はナイトローグ、ブラッドスターク、仮面ライダーローグ、エンジンブロス、ヘルブロス、仮面ライダーマッドローグ。また、リモコンブロスも必殺技を発動する際に使用している。仮面ライダーエボルもブラッドスタークに引き続き使用し、炎を纏わせた斬撃を披露した。台数は少なくとも3本存在すると思われる。
物語の進行につれナイトローグやブラッドスタークの出番は減っていったものの、こちらは純粋に武器という事もあって使用者が多く、トランスチームガンと違いほぼ全編に渡って運用された(一応トランスチームガンも武器としてエボルが使っているが)。
構造
フルボトル装填スロットがないためトランスチームガンのように能力付与による攻撃はできないが、最大の特徴である「スチームチェンジバルブ」を回転させることで三種類の特殊斬撃を繰り出す。スチームヒーターを内蔵した刃「オーバーヒートブレード」は高熱を発し、対象を溶断する。特殊斬撃で冷気を放てるため、熱と冷気を利用し対象に致命的ダメージを与える事が可能。
峰には後述のライフルモードで使う「ロングスナイプスコープ」が取りつけられている。
バルブ前方に「↑1」と書かれた上下可動するパーツと、「2→」と書かれたスライドパーツがあり、バルブに「←3」と書かれている。バルブを除く可動パーツの詳細は不明だが、スタークがライフル時に動かしているので何かしら射撃に纏わる機能がある模様。
拡張機能
刀身側とグリップ側に分離し、前後から挟むようにトランスチームガンに取り付けることで狙撃銃形態「ライフルモード」(トランスチームライフル)に拡張することができる。
のちに内海成彰が改良を施したブロス版ネビュラスチームガンにも同様に取り付けることができる。この状態でも各機能は生きており、狙撃以外に長剣として使うシーンも見られる。
特殊斬撃技
- アイススチーム
バルブを一度180°回転させて発動。冷気を放つ。
- エレキスチーム
アイススチームの状態から180°回転させて発動。青い電撃を放つ。
- デビルスチーム
エレキスチームの状態から180°回転させて発動。
実験装置なしで人にネビュラガスを投与しスマッシュに変える。第7話ではブラッドスタークが子供にネビュラガスを撃ち込んでアイススマッシュに変えている。
スチームブレードの状態で使用したのはその一回きりで、以降はライフルモードで使用している。
使用者
玩具
ボーイズトイ
2017年10月14日に「バルブ回転 DXスチームブレード」として発売。
コブラフルボトルが付属するのでパッケージにはブラッドスタークが大きく映っているが、スチームブレードにボトルとの連動ギミックは無い。
発光ギミックは無く音声のみの商品で、トリガーを引くことで攻撃音が鳴る。
バルブを180度回すと必殺技仕様になり、トリガーを引くことで必殺技音声が鳴る(劇中同様に回すごとにアイススチーム、エレキスチーム、デビルスチームの順で音声が変化する)。
各パーツの内「↑1」「2→」と書かれている物は、動くだけで連動音声はない。
「変身煙銃 DXトランスチームガン」に合体させることでライフルモードが完成する。
フックトイ
プレックスから「ミニスチームブレード」として発売。
同シリーズのミニトランスチームガンとの合体が可能。
余談
デビルスチームで流れる悲鳴の音声は仮面ライダーローグの変身音にも使われている。
関連タグ
トランスチームガン トランスチームライフル ネビュラスチームガン
- ダークバイザー/ダークバイザーツバイ、ザンバットソード、エビルブレード:コウモリモチーフのライダーの剣型武器。エビルブレードは名前がブレードで使用者のスーツアクターが同じ。
- エンジンブレード:スチーム、エレキ、ブレードと連想する要素の多い剣武器。
- 無双セイバー:別の武器と接続可能な刀剣型武器。4号ライダー武器でもある。
- 煙叡剣狼煙:煙の変身聖剣で、変身音声に「STEAM」が含まれる。
4号ライダー武器
ガシャコンスパロー←ネビュラスチームガン/スチームブレード→アタッシュアロー