概要
仮面ライダービルドにて、悪魔の科学者と呼ばれた葛城巧により考案されたプロジェクト。
USBメモリの中に、固定カメラで撮った映像、と言う形で残されている。
その内容は「防衛システムとして仮面ライダーを作る」というものである。
恋人をその実験で失った万丈龍我からは葛城巧共々否定的に見られているが、桐生戦兎からは肯定的に見られている。
仮面ライダービルドを始めとするライダーシステムを始め、ブラッドスタークとナイトローグの使用するトランスチームシステムと言った幾つかのシステムを開発していたようだが、ライダーシステム自体、そもそも何から防衛するつもりだったのか、パンドラボックスとライダーシステムの繋がり等、当初はその全貌が謎に包まれていた。
第15話にて、フルボトルの進化系であるスクラッシュゼリーとそれを使用したスクラッシュドライバーを開発していることも明らかになった。
ファウストを始めとする東都政府に所属する勢力は軍事兵器として転用する事を考えているが、現在仮面ライダーに変身している桐生戦兎、葛城巧には否定的ながらも戦兎の影響を受けた万丈龍我からは「仮面ライダーは軍事兵器では無い」という思想を抱かれている。
強制変身解除からの再変身には多大な負荷が生じる。
関連項目
ガンバライジング:ビルドやブラッドスタークの紹介にガンバライジングカードに酷似したカードを用いている。その後、実際にガンバライジングで使用可能なカードとして収録された。
その全貌
以下36話のネタバレ注意
実はこのプロジェクトにはエボルトの(とあるアイテムを使用するのに必要な)ベルナージュとの戦いで失った肉体に代わる新たなものを科学の力で創造するという目論見が隠されており、元々ビルドは防衛手段ではなく、エボルトの新たな肉体となるはずのものであった。
エボルトはそんな「肉体」を戦兎により強い物へと昇華させるべく、否が応でもビルドを強化せざるを得ない状況…「戦争」を引き起こした。
ここで分かったファンも多いかもしれないが、メタ的に言ってしまえば「仮面ライダービルド」の「ビルド」とは「エボルトの肉体を作る、形成する」ということを意味していたのである。
葛城と戦兎は皮肉にも、平和をもたらすためと信じていた自身の発明品により、真に倒すべき敵に塩を送ってしまっていたのだった…
第38話で元々はエボルトからの防衛システムとして計画されていたことが判明する。
関連タグ(ネタバレ)
マスクドライダー計画:地球外生命体から地球と人類を防衛する目的でライダーシステムを開発した計画。