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概要編集

平成ライダー第7作目『仮面ライダーカブト』における変身システムの総称。

1971年にZECTによって立ち上げられたマスクドライダー計画の一環として製作された。

開発にはかなりの歳月を要し、残虐な人体実験と35年の試行錯誤を経てようやくロールアウトに至った。

計画上ZECT内の優先順位はガタック≧カブト>>>>>ザビー=ドレイク=サソードであり、ガタックとカブトにはさらなる強化形態ハイパーフォームに変身できるハイパーゼクターが別途に存在する。


本作の変身ツールは小型の虫型メカ「ゼクター」が主軸となっており、ゼクターに認められた有資格者しか変身はできない。

変身した姿は便宜上「マスクドライダー」であり、一部の例外を除いて基本的に「仮面ライダー」とは呼ばれない。

(本編では「仮面ライダードレイク」と呼ばれるシーンが第40話で一度だけ、PS2のゲーム版では「仮面ライダーザビー」と呼ばれるシーンがあり、どちらも発言者は矢車想

ちなみに、ゼクターの殆どは空から飛行してやって来るが、飛行機能を持たないサソードゼクターは地中を掘り進んで、ホッパーゼクターは地面を跳ね回って資格者の招集に応じる。


変身編集

ゼクターをそれぞれの変身ツール(ベルトや剣など形状は様々)にセットすることで変身。

マスクドフォームからライダーフォームへの二段変身を有しているものは先にマスクドフォームに変身する。

変身後はゼクターを操作することでキャストオフによるフォームチェンジや必殺技の発動等が可能となる。

「キャストオフ」でライダーフォームに切り替え、「プットオン」でマスクドフォームに戻す。

ただし、ホッパー系やカブティックゼクターで変身するライダー達は最初からライダーフォームの姿となっている。


また成虫ワームだけが持つスローになった時間の中を標準で行動できる特殊能力クロックアップも備えており、高速戦闘にも対応できるようになっている。

ホッパー系はカブト劇中では使わなかったため導入されていないと思われていたが、仮面ライダージオウでホッパー系もクロックアップが使用可能なことが判明した。


セーフティ装置編集

本変身システムはシステムをワームに奪われた時のためにセーフティ装置が備えられている。


計画の最優先対象であるガタックとカブトには赤い靴システムなる暴走スイッチがあり、周囲のワームを敵意・種別関係なく見境なく殲滅するまで攻撃し続けるといういわばバーサーカーともいうべきシステムである。これは、開発に携わっていた加賀美陸と日下部総一がネイティブを信頼していなかったことから極秘で導入されたシステムだった。

ただしその機構がいつどこでどちらが発動するのかは本当に不定期で、導入した本人たちですらわからない。物語の根幹にも関わる重要システムなのだが本編では36話でカブトに作動したのみで、ガタックには一度も作動しなかった。


よく未回収の伏線かのように言われる『赤い靴』だが、発覚したのがネイティブである立川大吾の初登場回であり、ネイティブは信用できない存在である。という伏線である。

(そして天道の両親を殺害したのもネイティブであると言う事実も発覚している。)

これ以降一度も発動する事が無かったのは天道が自らの意思でネイティブと敵対する道を選んだ為、暴走する必要が無かったからである。(暴走自体はランダムなので作動する可能性はあったが、物語的に必要無い。)


ザビー・ドレイク・サソードには暴走スイッチは導入されていない。

代わりにガタックとカブトのみがなれるハイパーフォームだけが使用可能なパーフェクトゼクター「オールゼクターコンバイン」を指示すると例え戦闘中であっても対象のライダーの変身が強制解除されてしまう仕様となっている。

資格者不在のザビー、資格者にあまり戦意がないドレイクは然程弊害にはならなかったシステムだったが、唯一資格者が好戦的だったサソードのみ変身強制解除という事案が発生してしまった。


上述の暴走スイッチがじゃじゃ馬仕様だったのもあり、後に陸がそのストッパー役としてゼクターの合体の向きを変えることで異なる姿に変身できるリバーシブル仕様のホッパーゼクターを人間側のみで独自開発した。

あくまで暴走スイッチを止めるための応急処置目的で開発したためシステムは簡略化されており、こちらにはマスクドフォームの概念がない。


マスクドライダー一覧編集

()内はモチーフ

TV版編集


劇場版編集


ヒーローショー限定編集


関連項目編集

ワーム(仮面ライダーカブト) ネイティブ

仮面ライダーカブト ZECT

ライダーシステム


仮面ライダーディケイド 仮面ライダーエグゼイド(各ライダーレベル1↔レベル2)

イナズマン:恐らく元ネタの一つ。ただし、マスクドライダーシステムに蝶のライダーは確認されていない(イナズマンとかぶるので、敢えて外した可能性もある)。

重甲ビーファイター

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