概要
変身状態から、もう一段(一回)上の形態へ変身する事で、見た目が変わり、パワーアップしたりする。
「二段変身」と言われる場合は、たいてい重要度は二段目の方が上ながら、二段目への変身は一段目に変身していなければできないというパターンが多い。場合によっては一段目を飛ばして、いきなり二段目から登場する事もあるが、そんなことを繰り返すとそもそも二段変身の意味がなくなるので、あくまでレアケースである(最終決戦の話で、テンポの方が優先されるなど)。
近年では、状況に合わせて得意の形態に変身する、いわゆる「フォームチェンジ」の意味合いも含まれる事がある。
サンダーマスクではサンダーマスクへの変身→巨大化を二段変身と呼称していた。
大きく分けて、二つのパターンがある。
パターン①
二段目への過渡期的なパターンで、基本的に一段目のフォームは二段目に移行するための条件を揃えるための待機状態であったり、防護を重要視した守備形態である場合が多い。メタ的に言うと一段目の形態は尺稼ぎ的な扱いをされる事も多い。
例:『イナズマン』のサナギマン→イナズマン
『愛天使伝説ウェディングピーチ』のドレスモード→ファイターエンジェル(ウェディングチェンジ・お色直し)
『仮面ライダーBLACK』のバッタ男→仮面ライダーブラック
『ウルトラマンネクサス』のアンファンス→ジュネッスetc.
パターン②
一段目よりもパワーアップした強力な形態に変身するパターンで、物語の中盤から終盤辺りに登場し、特殊なアイテムが必要な事が多い。
特に最終回(最終決戦)や劇場版で、仲間の愛と勇気と友情、人々の祈りや願いで奇跡が起き特別な変身するパターンも多い。
最強フォームや最終フォームを指す事が多いが、フォームチェンジや中間フォーム等の意味合いも含まれる。
例:『仮面ライダーストロンガー』のチャージアップ
『仮面ライダー鎧武』のカチドキアームズ→極アームズ
『ウルトラマンガイア』のスプリーム・ヴァージョン
『美少女戦士セーラームーンS(原作第三部)』のスーパーセーラームーン
『おジャ魔女どれみ♯』のロイヤルパトレーヌ
『プリキュアシリーズ』のスーパープリキュア
『星のカービィWii』のスーパー能力
『星のカービィトリプルデラックス』のマスクド・デデデリベンジ
『星のカービィディスカバリー』のコピー能力進化
など
備考
- 『変身』としているが、融合やアーマーパージや巨大化等も含むので、厳密には二段目の変身をしていない場合もある。
- 二段以上に変身する場合は「三段変身」や「四段変身」等と回数に応じて呼ばれている。まとめて多段変身と言う。ただしその場合でも、その形態が二段変身をしていたら「二段変身」と呼ばれる事もある(例・仮面ライダーアギトのグランドフォームに変身→グランドフォームからバーニングフォームに二段変身→バーニングフォームからのシャイニングフォームに二段変身)。
- 変身後の名前に「スーパー○○」等が多いため『スーパー変身』とも呼ばれる事もある。ただ、日本語訳して『超変身』とすると主に仮面ライダークウガの用語となる。
- 類似として、メカやロボット等は「○段変形」や「○段合体」等もある。
- 変態(メタモルフォーゼ)する場合は「第○形態」や「最終形態」等もある。
- ただし、「成長を含む場合」「戦っている最中に歳を取って強くなる」は含まない。前者は「ポケットモンスター」のきずなへんげ、後者は「甲虫王者ムシキング」の改造コーカサスオオカブトなどが該当する。
タグとしての利用について
pixiv上のタグとしては二段変身の段階で殆ど使われていないため、二段以上の変身をテーマにしたものは多段変身タグにまとめるか、或いは一段変身も含めて変身前後タグを使うと良いかもしれない。
各フォームチェンジタグ
○…各シリーズの総称
☆…過去の同シリーズ作品のキャラに変身
ウルトラシリーズ
○タイプチェンジ
☆ウルトライブ
フュージョンアップ
フュージョンライズ
ウルトラフュージョン
仮面ライダーシリーズ
○フォームチェンジ
超変身
キャストオフ/プットオン
☆カメンライド
大変身
☆レジェンドミックス
スーパー戦隊シリーズ
☆ゴーカイチェンジ
☆アバターチェンジ
ポケモンシリーズ
○フォルムチェンジ
プリキュアシリーズ
モードエレガント
エルちゃん/キュアマジェスティ
類義&発展形
変身 多段変身 変身前後
変形 二段変形 多段変形
合体 二段合体 多段合体
グレート合体 スーパー合体
中間合体ロボ 最強合体ロボ
進化 超進化 ジョグレス進化
メガシンカ ダイマックス テラスタル
二重人格 多重人格
てんこ盛り 全部乗せ
最終決戦仕様