「チャージ、アップ!」
概要
仮面ライダーストロンガーがブラックサタンの科学者であった正木博士の再改造を受け、体内に埋め込まれた超電子ダイナモを起動させてパワーアップした姿。
超電子ダイナモを起動させると、胸のカブテクターに白いラインが入り、角のカブトショックが白銀となる(角自体のサイズも増大している)。
同様のパワーアップは、パワーアップして体色が変化した仮面ライダー1号(桜島1号、新1号)や、風見志郎にマーキュリー回路を埋め込まれた仮面ライダーXで見られるが、劇中で二段変身を遂げるのは初めて。
平成ライダーで定番化した強化形態(フォームチェンジ)の元祖といえる。
データ
身長 | 183cm |
---|---|
体重 | 78kg |
ジャンプ力 | 90m(ひと跳び) |
キック力 | (※) |
電気エネルギーに耐性をもつデルザー軍団の改造魔人をも一撃で倒しうる凄まじいパワーを誇る。
設定ではストロンガーの100倍のパワーを誇り、それ以降は基本形態のパワーもアップしたようで、エレクトロファイヤーや電キックで改造魔人を怯ませられるようになった。
さらに制限時間ギリギリになると最大のパワーを発揮することができるが、その後は無防備になってしまう(その弱点を突かれマシーン大元帥等に拉致されてしまっている)。
ただし、超電子ダイナモは1分以上使うと自爆を招く欠点がある(クールタイムについては明確な描写がなく、第33話ではAパートとBパートで連続変身している)、狼長官やジェネラルシャドウはチャージアップしても苦戦する強敵も存在する。
(※)『仮面ライダーの超常識』(双葉社刊、2016、P182)ではキック力は100tと記載されていて、wikipediaでもそれを引用して"100t"だと記述されている。尤も、この書籍は特撮制作サイドの東映の監修はされている一方で、原作サイドの石森プロの監修はなされておらず、"公式に設定された数値"だとは言い難いので注意が必要。おそらくではあるが、通常の100倍のパワーを持つという設定を拡大解釈した結果ではないかと思われる。
必殺技
- 超電子ドリルキック
最初に使用した超電子技。爆発のエフェクトから錐揉みキックを放つ。
前者はドクロ少佐と岩石男爵の首を一撃で蹴り落とし。ジェネラルシャドウとの最終決戦でもダメージを与えた、
- 超電三段キック
後者は満月状態の狼長官に対して使用した。
- 超電スクリューキック
満月状態の狼長官に対して使用した。
- 超電急降下パンチ
隊長ブランクに大ダメージを与えた。
- 超電ジェット投げ
磁石団長とX達に投げ飛ばされたヨロイ騎士を激突させて倒した。
- 超電大車輪キック
ヘビ女を撃破した。
- 超電逆落とし
恐らくは反転ブリーカーのチャージアップ版。
- 超電稲妻キック
以上の技があり、『仮面ライダーSPIRITS』では「超電ウルトラサイクロン」でプロトタイプZX部隊を殲滅させている。S.I.CHERO SAGAではクロックアップ状態のディケイドとカブトハイパーフォームを破っている。
なお、エレクトロファイヤー系の技は使用していないが、使用できるかは不明である。
余談
スカイライダーで登場した際には怪人クラゲロンを超電子ドリルキックで葬り去っているが、なぜかこの時には外見の変化がなかった(予算の都合とか言ってはいけない。ライダー図鑑などではチャージアップせずに放ったとする文章がある)。
スーツはシンプルなカラバリ…と思われがちだが角はアルミ板を丹念に貼り合わせサイズが増大、輝く白銀を表現しておりまた角の変化に合わせるためマスク部分も新造されている。
また胸のSマークを回転ギミックのためにモーターを仕込んだりなど一概にそうとは言い切れない一面もある。
ちなみにチャージアップの本来の意味は、SEM(走査電子顕微鏡)、あるいはESCA(X線光電子分析装置)などで絶縁体の試料を測定している際に、サンプルが帯電して適切な結果が得られなくなる現象の事で、これを防ぐにはサンプルの通電を良くしたり、電子銃を利用して中和するなどの方法を取ればよい。
関連タグ
仮面ライダーストロンガー 最強フォーム
ライジングフォーム:強化怪人を倒すためになる平成最初のライダーの強化形態。