概要
掛け声と共に腕をこすって静電気を発生させてから地面に手を叩きつけ、電流を走らせて遠方の相手をしびれさせる技。仮面ライダーストロンガーの技では基本技であり、変身前の状態でも使用可能。
この技は、機械改造人間である奇械人に対してかなり有効だった。
普通に地面に向けて電流を放っても拡散するだけなので、実際は瞬時に砂鉄を浮き上がらせ、相手の足元まで導線代わりに伸ばして放っているらしい。コウモリ奇械人戦では金網を導線代わりに利用してエレクトロファイヤーを放つシーンもあった。
地上では牽制技としてしか使えなかったが、水中で使用した場合は威力は格段に上がり、デルザー軍団の大幹部・荒ワシ師団長を撃破した。
テレビマガジンで連載されていた漫画版では「エレキファイヤー!」と叫んで放ったこの技により奇械人カメレオーンを一撃で葬り去っており、後に『スカイライダー』に登場した際にはネオショッカー基地の破壊に使用されたり、『仮面ライダーZX』に登場した際には(危険物質が満載だったとはいえ)大型トラックを木端微塵に吹き飛ばし、たった一発でカマキロイドを爆発四散させるなど、威力も格段に跳ね上がっていた。
平成ライダーシリーズの映画である『オールライダー対大ショッカー』などでも使用の機会がいくつかあり、『仮面ライダー大戦』ではクロックアップした仮面ライダーカブトの猛攻に対し、地面めがけエレクトロファイヤーを全方位に放って痺れさせ隙を作るという荒業を見せた。
エレクトロファイヤー=電ショック?
ストロンガーは電気を操って様々な技を放つが、その中には「電ショック」という手足で触れている相手を感電させるものがある。
これは本来エレクトロファイヤーとは別の技なのだが、『仮面ライダー(スカイライダー)』に客演したストロンガーは何故か電ショックと言いながらエレクトロファイヤーを放っている(『スカイ』でのストロンガーは何度か代役声優による変身後のみの客演をした後、オリキャスの荒木しげる氏が登場する再客演をしているが、そのどちらでもエレクトロファイヤーを電ショックと呼んでいる)。
おそらく電ショックはオープニング主題歌のフレーズに登場している事から、ストロンガーの技でも電キックと並んで特に有名なものであるエレクトロファイヤーと混同してしまった結果なのだと思われる。
しかもスカイ客演時のストロンガーは妙にエレクトロファイヤーを多用する為、頻繁にこのミスが発生して余計に目立ってしまっている。
その後の『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』でも同様にエレクトロファイヤーを電ショックと呼んでおり、長らくこの2つの技は混同されたままであったが、近年では流石にしっかり別の技として扱われており『仮面ライダー×仮面ライダー フォーゼ&オーズ MOVIE大戦MEGA MAX』などではちゃんとエレクトロファイヤーと呼んで発動している。
ただ、資料によっては電ショックはエレクトロファイヤーの簡易版や別名であるとするものもあり、もしそうであれば電ショックと言いながらエレクトロファイヤーを放つのも厳密には一応間違いではないと言える。
ちなみに『スカイ』はこれ以外にも客演したライダーの演出ミスが多く、ライダーマンがスイングアームをロープアームやパワーアームと言っていたり、変身音も全員何かしら間違っていたりと、レジェンドライダーの扱いは結構適当だった事がうかがえる。
関連タグ
御坂美琴:アニメではエレクトロファイヤーらしき技を広範囲に放つシーンがあった。
ビビューン:「スカイ剣ファイヤー」という似たような技を使う。技名といい役者が同じことといい狙って似せてるとしか思えない。