曖昧さ回避
「変身…!ストロンガー!!」
変身者
・城茂
概要
天が呼ぶ!地が呼ぶ!人が呼ぶ!
悪を倒せと俺を呼ぶ!
聞け悪人ども!
俺は正義の戦士!仮面ライダーストロンガー!!
『仮面ライダーストロンガー』の主人公、城茂が変身する改造電気人間。
モチーフはカブトムシであり、Strongerの名に恥じない怪力と強力な電気攻撃を得意とする。
緑色の大きな目、蓄電機関を兼ねた胸部装甲「カブテクター」とそこに刻まれるSのマークが特徴。
口元は不敵に笑っているように見えるがストロンガーのキャラクター像に合わせて造形されている。
実写版では頭が異様に大きく、どことなくゆるキャラ感がある。
特に理由もなく敵の毒ガスを防いだり、宇宙からエネルギーを補給したり、自分の肉体を電気分解・復元して壁抜けができる、第16話では奇械人ブブンガーの毒を子供達から取り除くなど、そのデタラメな活躍からチートライダーの1人としても知られる。
作劇の都合で説明が面倒な部分をスッ飛ばして場面転換する「そんな事、俺が知るか!」の一言が有名(亜種として「その秘密はお前たちには明かさん!」など)
変身の際の「キュピーン!」という効果音が印象的であり、『オールライダー対大ショッカー』でも決めポーズのシーンで使用。『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』においてはこれがセリフの代わりになっている。いいのかそれで。
ライダーズクレストは胸の『S』ではなく、番組ロゴに使われている先端がカブトムシの角になった『S』なので注意。
公式人気投票 | 65位(139票) |
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データ
身長 | 183cm |
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体重 | 78kg |
ジャンプ力 | 55m(ひと跳び)、(資料によっては90m)とも |
電気をエネルギーとするため、雷などの電流をその皮膚で受けるとエネルギーを回復できる(熱や水も電気に変換してしまえるという)。テレビマガジンに掲載された漫画版ではその辺に立っていた街燈を掴み、無理矢理電気を吸収していたシーンすらあった。
またジャンプのイメージが欠片もないカブトムシの改造人間だが、ジャンプ力は55m程とかなり高い。
両手は特殊手袋をしないと生活できない状態(触れた生物が感電する)で内臓の替わりに発電機能を植え付けられ、生身部分もカブトムシの能力で歴代一強力な人工骨と人工筋肉に改造されている。飲食も必要とするため、消化器系の内臓は元の人間としての機能も残されている。
体の構成材質は超合金となっている。
カブトムシの角を模した「カブトショック」にある『カブトキャッチャー』には赤外線や電波のキャッチの他、敵の正体を見抜く能力がある。この他、『ライダービデオシグナル』というスロー再生対応の録画投影機能を持つ。
また、カブトショックには無線通信機としての機能もある。
変身ポーズ
城茂がグローブを脱ぎ捨ててコイルアームを露出させると、右側に伸ばした両腕を大きく回してから擦り合わせる。
すると電気が発生、変身ベルト「エレクトラー」が発光して変身が完了する。
各種必殺技
ストロンガー電キック
電流を纏って放つライダーキック。10万ボルトの電撃で相手を体内から破壊し尽くす技であり、戦車でも一発で破壊できるらしい。多くのブラックサタン奇械人を葬り去るが、デルザー軍団には通用しなかった。
スクリューキック
きりもみのスクリュー回転で威力を増した右足蹴り。超電子状態で使用すると両足蹴りの「超電スクリューキック」となる。
ダブルキック
開脚したキックで左右の戦闘員を2人同時に攻撃
ストロンガーダブルキック
「電キック」と「ダブルキック」を合体させた強化技。電キックと同じプロセスから電気を纏うダブルキック。百目タイタンの両肩を攻撃し、過剰エネルギーを暴発させて勝利した。
エレクトロキック
エレクトロファイヤーなど手を使った電気技と同じく手を擦ってエネルギーをチャージしてから地上で電気を纏う蹴り。
反転キック
両足を揃えた普通のキック。荒ワシ師団長に空中で拘束された際に脱出するため使用。
該当項目参照。ストロンガーの代名詞。水中に沈んだ状態でパワーアップし、デルザーの改造魔人をも倒した。
電気ストリーム
水面に両腕を入れ、プラス極とマイナス極の両腕で数百万アンペアの超高圧電流の渦を流し込み、水中に逃げ込んだ相手を電気エネルギーで分裂破壊させる。トラフグン・クラゲロンを粉砕し、水深の深い川底まで逃げ込んだワニーダに対しては出力を上げる事により電熱で川の水を丸ごと蒸発させた。ケムンガの繭に閉じ込められ絶体絶命のピンチに陥った時は電熱で蛹化を早めるという変則的な使用方法で使用し窮地を脱している。
エレクトロウォーターフォール
地面から電気の滝が噴き上がる広範囲攻撃。画面いっぱいに滝が逆登りする様は圧巻。カマキリ奇械人を倒した。
エレクトロサンダー
両腕を擦り、超高圧の電流を空中に発射。雷雲を呼び寄せ、人工的に落雷を発生させる気象操作のトンデモ技。もはやギガデイン。空を飛び逃げようとしたハゲタカンに文字通り雷を落とし撃墜した。本当に天を呼んでしまう技。
電気ビーム
腕を擦り、全身から電気を発生させる。荒ワシ師団長の絶縁体網には効果が無かったが、水中に投げこまれた際には水中電気ビームにパワーアップし網を破壊するほどの威力になる。
対象に右手を添える事で電気を伝わせるよりビームらしい使用方法もあり、ドクターケイトの弱点である炎で対抗する為おやっさんに渡された木の棒に通電させてファイヤーソード状態とした他、隊長ブランクの武器に銃身に右手を添える事で破壊した。
該当項目参照。
電パンチ
1万ボルトの電撃を纏って放つパンチ。飛び上がって使う場合が多い。
チョップ版は電チョップで、磁石団長との磁力対決などで使用した。
ウルトラパンチ
電パンチの強化版。ジャンプし回転を加えて威力を上げたパンチ。クワガタ奇械人を撃退する。
電タッチ
電撃を纏った腕で敵に触れ、赤熱化させる。
変身前でも使用可能。
ライダービデオシグナル
記念すべき1話で使用。視覚映像の記憶再生装置。スローモーションや巻き戻しで繰り返し確認することが可能で、素早いなどの理由で見逃した敵能力の仕掛けを分析可能。
ストロンガーバーリヤ
ストロンガーの周囲に見えない(映像としては青い球形のバリアというビジュアル)電磁波の防御膜を展開する。エネルギーフィールド。砲弾をも防ぎ切る。
ウィルスは「ヴィールス」。バリアは「バーリヤ」が昭和の作法。
電気マグネット
腕を電磁石の状態に変化させ、鉄を含んだ物体を吸い付ける。オープニングで毎回銃器を引き付けてるのも恐ららくコレ。
対象物に磁力を帯びさせ自分のエネルギーと反射させるバージョンもあり、トラフグンのミサイルを跳ね返した。
反磁力線
巨大な電磁エネルギーで電気マグネットとは反対に反磁性のエネルギーを生み出し鉄を含んだ物体を引き離す。迫り来るジェットコースターを逆走させ引き離した。
マグネットパワーチェンジ
おそらく電気マグネットの応用。磁石団長の吸引マグネットパワーに対抗し同じく磁力を発生させ無効化させる。
逆扇風機
ポーズと共にエレクトラーが回転し、敵の噴射攻撃を跳ね返す。
モウセンゴケの毒花粉を跳ね返した。
電気分解
火葬場に棺桶入りで閉じ込められるという状況から事もなげに脱出したデタラメ技。直接脱出したシーンが描かれていないで詳細は不明だが電気版ゲル化だと思われる。強さ議論スレが大好きな技。「どうやって脱出したんだ!」という至極尤もな問いに「その秘密はお前たちには明かさん!」という城茂テイスト全開の返しで切り捨てた。
ドリルキック
38話で罠に囚われた1号・2号を救出した技…なのだが、外からドアを蹴破ったシーンで名前を叫んだだけで、通常状態かチャージアップで使用したのか、そもそもどんな技かすら全く分からない
超電子ドリルキック
本来はチャージアップでの必殺技なのだが、スカイライダー客演時にクラゲロンをこの技で葬っている。4年の放映時期の開きで別個にスーツが用意できなった辺りの事情だと思われるが、あるいはこれをストロンガーの成長と解釈する場合も。
DSゲーム『ライダージェネレーション』では何故かこれが拾われ、『電ドリルキック』という謎技が爆誕した。(2以降はちゃんとチャージアップするようになっている)
反転ブリッカー
相手を掴みジャンプ、空中でひっくり返して頭を下にして激突させるパイルドライバー。鋼鉄参謀にダメージを与える。超電子状態で使用すると「超電逆落とし」になると思われる。
カブトロー
ストロンガーの専用バイク。最高時速は300kmだが、落雷を直に受けると1010kmまで加速できる。ライト部分からカブトローサンダーという電気光線を放つ。
35話では電気エネルギーが枯渇したストロンガーにケーブル越しで電力を供給しピンチを救った心強い愛機。
ストロンガーは第20話で馬にも乗っている。
バッテリーショート
第9話にてカブトロー搭乗のまま使用。ブラックサタンのオートバイ部隊のバッテリーを破壊させストップさせる電気エネルギー。
仲間と協力する技
全エネルギー集中(タックル)
鮫ヶ島のブラックサタンアジトに閉じ込められた際に使用。電波人間タックルと2人の拳を握り合わせると2人のベルトが発光。手を繋いだままのダブルパンチで壁をブチ破る。片手版のラブラブ石破天驚拳
電波投げ→ストロンガー電キック
タックルが脳天チョップで怯ませた相手を電波投げで吹っ飛ばし、怯んだ相手にストロンガーが電キックでトドメを刺すコンビネーション。サメ奇械人を撃破した。
エネルギー結集(7人ライダー)
最終回及び翌週の正月特番「全員集合!7人の仮面ライダー!!」で使用。6人ライダーが2人ずつ握手で組んだ腕にストロンガーが右手を重ねると7人ライダーのエネルギーが一つに集まりエネルギーが結集して不思議な光を放出。自分たちの体を光に変え岩石大首領の体内に突入し、暗黒大将軍には光と火花で直接攻撃して倒した。
ダブルキック(2号)
スカイライダー53話で使用。2号と2人でライダーキックを放つも、大首領には通用せず。
ライダーキック(7人ライダー)
スカイライダーの最終回で使用。スカイライダーがネオショッカー大首領の弱点である足裏にボウガンを打ち込んだ隙を突いて7人ライダーが一斉にジャンプ。1号、2号、V3、ライダーマンの4人とX、アマゾン、ストロンガーの3人に別れて全員のライダーキックで2段階攻撃。大首領に致命傷を与えた。
チャージアップ
第31話でブラックサタンの元科学者・正木洋一郎の再改造を受け、体内に超電子ダイナモを装備する。その後は「チャージアップ」のかけ声で二段変身、100倍ものパワーを発揮できるようになる。平成ライダーでいうフォームチェンジの先駆け。
ただし制限時間は1分間。それを1秒でも超えると自爆してしまう。
チャージアップ時は頭の角が銀色になり、胸の赤いプロテクターに銀色のラインが入る。
必殺技は超電ドリルキック、超電大車輪キック、超電ジェット投げなど。詳しくは該当項目を参照。
外部出演
オールライダー対大ショッカー
ライダーバトルでは電気使いかつカブトムシ繋がりのブレイドと対戦。
ラストの大ショッカーの怪人軍団との戦闘でも活躍。
漫画版ではライダーバトルでファイズと対戦。
終盤ではブレイドとの合体電撃攻撃も披露している。
MOVIE大戦MEGAMAX
栄光の7人ライダーとして登場。
最終章におけるダミー怪人軍団との戦いではテラー・ドーパントを電キックで撃破した。
仮面ライダー大戦
昭和ライダーとして最初に登場し、同じカブトムシライダーの仮面ライダーカブト(カブトは平成7作目なので、7号ライダー繋がりでもある上カブトはデザインがストロンガーのオマージュである)と戦闘。夢の対決と相成った。
マスクドフォームを隕石(ケタロスではない)のようにビルまで吹き飛ばしキャストオフ直後も格闘戦で優勢になるもクロックアップを使用したカブトに電パンチなどの攻撃を回避される。四方から襲いくるクロップアップでの体当たりに対し全方位の[エレクトロファイヤー]]で迎撃するという荒技で破るも、電キックを放った瞬間にカウンターのライダーキックを打ち込まれ敗北。(カブトは直後にスカイライダーに倒された)
ラストの平成vs昭和の戦いではブレイドと戦っている。
超スーパーヒーロー大戦
作品内のゲームでもある『超スーパーヒーロー大戦』内でジュウオウタイガー(動物戦隊ジュウオウジャー)と戦った。
スーパーヒーロー戦記
他のライダーや戦隊レッドとともに、アスモデウスの軍団に立ち向かう。
雷の剣士なので「電気」や「電子」に纏わる戦士が多い仮面ライダーエスパーダ、仮面ライダービルド、デンジレッド、レッドワンの4人と共闘。
ゲーム作品
ガンバライド
第2弾でSRで参戦。必殺技は電キックだが、初期の初期なため再現度はやや低め。
その後フォーゼ最終弾の06でチャージアップとしてLRに昇格。技の表記こそ超電稲妻キックだが超電逆落とし、超電ジェット投げと合わせた3つの必殺技によるド迫力の連続攻撃が実装された。
ガンバライジング
仮面ライダー大戦と合わせた昭和ライダー詰め込み参戦のうち2弾より参戦。
専用技なし低レア参戦のグラフィックだけ参加という悲惨な状態だったが
ナイスドライブ5弾よりチャージアップが参戦し、スキャン・バーストの名乗りとチャージアップを再現した専用演出に表はエレクトロファイヤー(ムービー技)裏が超電稲妻キックの劇中技と一気に充実。
昭和ライダーとしては3弾のRX以来のLRを獲得した。
その後は能力を強くした再録系LRなども出るが新規演出には恵まれず、基本形態の決め技である電キックすら無かった。
その後サ終目前のRM5弾で50th AnniversaryでLRで再登場。1話再現という形でようやく電キックが実装される。
ライダータイム1弾でLRで登場した「栄光の7人ライダー」をスキャンした際にもランダムで登場する。
が、こちらは特に劇中を再現した演出もないガッカリLRだった
ガンバレジェンズ
GL03弾から参戦、それに伴い変身シーンも再現されるも、手袋は脱ぎ捨ててくれない。
LRこそサポートカードの栄光の7人ライダーに取られるもフォームチェンジCPでチャージアップも楽しめる仕様で搭乗。
参戦の初っ端から変身シーン、電キック、チャージアップへのチェンジ演出、超電稲妻キックの4種類を1枚で楽しめる初のカードとなった。
後にチャージアップ単独版もSRで登場。LRが待ち望まれる。
ライダージェネレーション
1作目から参戦。
ライダーアビリティは「エレキチャージ」。必殺技を使わないでいるとエネルギーがたまり必殺技が強化される。
専用の強化アイテムに「超電子ダイナモ」があるのに1ではチャージアップになれない。
必殺技は1作目ではスカイライダー客演時のクラゲロン戦をモチーフにしたっぽい電ドリルキック、『2』からはチャージアップしての超電子ドリルキックに直った。
『2』では条件を満たすと超必殺技時にタックルが登場し、タックルとチャージアップの夢の競演が実現する(原作でチャージアップできるようになったのはタックルの死後)。
バトライド・ウォー創生
プレイアブルキャラクターとして参戦。攻撃を当てることにより電気エネルギーがチャージされ、開放することで技を強化できる。超必殺技を放つことでチャージアップ状態になることができる。
CV
- 荒木しげる
- 池水通洋(仮面ライダー(新))
- 朝戸鉄也(仮面ライダー(新)、劇場版仮面ライダースーパー1)
- 島田敏(仮面ライダー 8人ライダーVS銀河王)
- 桑原たけし(仮面ライダーBLACKRX)
- 江川央生(仮面ライダーSD)
- 関智一(レッツゴー仮面ライダー、スーパーヒーロー大戦、仮面ライダー大戦、仮面ライダー3号)
- 石川英郎(MOVIE大戦MEGAMAX)
- 森岳志(ライダージェネレーション、バトライド・ウォー創生)
- 里内信夫(ライダージェネレーション2、シティウォーズ)
スーツアクター
- 中屋敷鉄也
- 新堀和男(代役)
- 湯川泰男(トランポリン)
- 橋本春彦(『仮面ライダー(新)』)
- 岡元次郎(『オールライダー対大ショッカー』)
- 永徳(『オールライダー超スピンオフ』)
- 高岩成二(『MOVIE大戦MEGAMAX』)
関連項目
仮面ライダーブレイド(雷属性でも繋がりあり)
仮面ライダーカブト、仮面ライダーダークカブト、仮面ライダーヘラクス、仮面ライダーコーカサス、仮面ライダーケタロス、仮面ライダーベイル:後輩のカブトムシモチーフのライダー達。この中でカブトはデザインがストロンガーのオマージュである他、上記の通り仮面ライダー大戦で夢の対決を果たしている。
仮面ライダー2号、仮面ライダーV3、仮面ライダーX:実は放電能力の先駆者である。
ファイナルフォームライド:S.I.C HERO SAGAではファイナルフォームライドでストロングゼクターに変形した。