天が呼ぶ、地が呼ぶ、人が呼ぶ!
悪を倒せと俺を呼ぶ!
聞け悪人ども!!
俺は正義の戦士!仮面ライダーストロンガー!!
概要が呼ぶ
『仮面ライダーストロンガー』の主人公、仮面ライダーストロンガーの決め台詞。
「聞け悪人ども」の部分は回によって省略されることもある。
仮面ライダーの名乗り口上としてはおそらくこれが初。城茂の熱い正義の心が迸る名言であり、変身の度に彼は悪逆非道の限りを尽くす怪人に向けて高らかに叫ぶのだ。地に眠った男と、天に上った女にも、その声が届くように。
元々時代劇畑出身だった平山亨プロデューサーと、同じく時代劇の脚本も数多く手掛けてきた伊上勝のアイデアによるものである。
本編ではデルザー軍団編に入って間もない第28話が最後となった。度重なる苦戦によって、このような不敵な名乗りを挙げる余裕も無くなっていった戦況が窺い知れる。
後輩が呼ぶ
他のライダーの決め台詞。
- 「俺は太陽の子!仮面ライダーBLACK!R!X!!」
- 「俺は悲しみの王子!R!X!ロボライダー!!」
- 「俺は怒りの王子!バイオ!ライダー!!」
- 「鍛えてますから」
(仮面ライダー響鬼)
- 「俺、参上!」「最初からクライマックスだぜ!」
- 「お前、僕に釣られてみる?」
(仮面ライダー電王 ロッドフォーム)
- 「俺の強さに、お前が泣いたァ!」
(仮面ライダー電王 アックスフォーム)
- 「倒すけどいいよね!答えは聞いてない!」
(仮面ライダー電王 ガンフォーム)
- 「降臨、満を持して」
(仮面ライダー電王 ウイングフォーム)
- 「最初に言っておく!俺はかーなーり、強い!!」
- 「最初に言っておく!胸の顔は飾りだ!」
- 「王の判決を言い渡す──死だ」
(仮面ライダーサガ)
- 「振り切るぜ!」「絶望がお前のゴールだ」
- 「お前の運命(さだめ)は、俺が決める」「俺の運命は嵐を呼ぶぜ!」
- 「俺が最後の希望だ!」「さぁ、ショータイムだ」
- 「さあ、ランチタイムだァ!」
- 「さあ、終わりの時よ」
(仮面ライダー鎧武)
- 「追跡!撲滅!いずれもマッハ!」
- 「命燃やすぜ!」「人間の可能性は…無限大だ!」
- 「俺の生き様、見せてやる!」
- 「心の叫びを聞け!」
- 「これより、バグスター切除手術を開始する」
- 「ミッション開始」
- 「ノリノリで行っちゃうぜ」
- 「コンティニューしてでもクリアする」
- 「負ける気がしねぇ!」
- 「心火(しんか)を燃やしてぶっ潰す!」
- 「大義のための犠牲となれ…!!」
- 「祝え!」
- 「忍と書いて、刃の心」
- 「救えよ世界、答えよ正解」
- 「鋼のボディに熱いハート」
- 「私の強さは、桁外れだ」
- 「この水勢剣流水に誓う」
- 「これで話は終わりだ」
(仮面ライダーライブ及び、その系列)
- 「サクッと倒すよ!」
- 「我が命を懸けて!」→「我が全身全霊を懸けて!」
- 「ガッチャ!」
- 「さぁ、ゴージャスタイムだ!」
(仮面ライダーガヴ)
などがあり、これもひとえにストロンガーのインパクトがあまりに強かった影響と言える。
毎度言っているわけではないものもあるが、それでもキメ台詞としてのカッコよさは充分で、印象に残りやすいのは間違いない。
なお、ディケイドのように変身前にキメ台詞を言う者もいる。
ちなみに、
SFCのゲーム「ヒーロー戦記 プロジェクト オリュンポス」では、なんとRX(南光太郎)が城茂に伝授される形でこの名乗り向上を行う。
余談が呼ぶ
仮面ライダーとは何の接点もない『ドラえもん』の劇場版 『ロボット学校七不思議!?』で、登場人物の1人:エル・マタドーラがこの台詞のパロディを言うシーンがある。ちなみに水田わさび版のドラえもんの『本物図鑑』のエピソードでもこのパロディが行われている。
また、アニメ『ポケットモンスター』第157話ではファイヤーになり切ったコジロウが、
『ロックマンエグゼ5』では科学省付近の埠頭にあるクイズマスターがこのセリフをパロディしているが、いずれもセリフが一部改変されている。
さらに、森見登美彦の小説『夜は短し歩けよ乙女』でも、作中の即興劇でこの台詞が叫ばれる場面がある。