「俺は怒りの王子! RX! バイオライダー!」
概要
ガロニア姫神殿に捕らわれた光太郎。
脱出不可能!ロボライダーでさえ抜けだす事はできないのか!?
怒りの稲妻がきらめく時、奇跡は再び起きた!
変身!「仮面ライダーBLACK RX」『バイオライダー!』
ぶっちぎるぜ!
マリバロンによって地下1000mの牢獄に囚われた仮面ライダーBLACKRXが怒りのエネルギーで覚醒した、ロボライダーに次ぐ第3の形態。
ロボライダーがパワー重視なのに対し、こちらはゲル化して敵の攻撃を防ぐ、ミクロ化して敵の内部に入り込む能力で最強怪人グランザイラスを体内から滅多切りにして破る(侵入時には超能力少女響子が出した水に乗って侵入したがミクロ化はバイオライダー自身の能力である)、爆散して散り散りになっても元に戻る、プロボクサーの沢田勝と一心同体になる、ディケイド版ではゲル化して相手の周囲を回る事で敵軍を捕縛する、『ロストヒーローズ2』の「フォームチェンジコンボ」という必殺技では敵の周囲をぐるぐると回る事で大渦潮を起こす(ここまでゲル化)、自ら未知のウィルスや毒素を取り込み、その構成する因子を解明できれば、体内から血清を作り出すこともできるなどの便利すぎる能力を持ち合わせている。なんなんだお前は。
ちなみに、ゲル化で進入できる場所は上記以外では水溜りや河川などの水辺の他にも壁や天井にある僅かなヒビも含まれ、地下牢獄もこの特性により難なく脱出した。
しかし第35話では地下空間から明らかに侵入する隙間のなさそうな床を透過して警視庁に侵入するという芸当を見せた(寄生していたウィル鬼がこの間、どのような形状になっていたかは不明)。更にバイオライダーになれば臓器が軟体化した状態になる為、同回でウィル鬼が体内に侵入してきた際にはこの能力で心臓を貫いたと誤認させ、マリバロンのコンピューター基地へ運び込むよう誘導を行った。
おそらく、Xライダーと同様に水落ちが確定で生存フラグになってしまう昭和ライダーの一人であろう。
その数々の能力のせいで『時空英雄仮面ライダー』ではRXがもう全部あいつ一人でいいんじゃないかなと言われているコラ画像が作られる始末。
光太郎の姿で百目婆ァに吸い込まれた時は仲間達の念動波を吸収してバイオライダーになって脱出した。
熱に弱いという弱点がある。
そして、復活しクライシスと組んだシャドームーンにそこを突かれてダメージを受けている。
ゲル化中も熱には弱いのではないかという推察もされている。
(ゲル化中にシャドービームを受け、フォームチェンジの音が鳴ってからバイオに戻っている等)
ゲル化や体を透過させたり別フォームに変わる際は、ノーリスク・ノーモーション(それも敵に察知されない程の速さ)で行う事ができる。但し、バイオライダーとして原形を留めている時は物理攻撃でもダメージを受けてしまうため、完全な不意打ちでゲル化する猶予を全く与えないか、バイオライダーに戻りゲル化される前に攻撃するしかないので、非常に困難。
また、この能力に目が行きがちだが、スピード形態とも言うべき身軽で素早い動きが特徴。
バイオライダーの体は水晶の液体細胞で構成されているらしく、いわゆる『水属性』フォームであるが、冷気などには強い(ビャッ鬼の冷凍バナナを受けてもなんともなかったことからこう言われるが、物体を冷凍させるビームそのものには当たっていないため実際に冷凍攻撃に強いかは不明)。前述したとおり霞を切るようなもので物理攻撃は全く意味をなさない。
目はフレックスアイ、触角はアクアレーダー、額はルミナスインジケーターと呼ばれ、水中で威力を発揮する器官であるという(2001年・竹書房刊「仮面ライダー画報」P189より)。とは言え、まともに水中戦をするシーンがない。
他の形態に比べ、触角のフォルムがシャドームーンに近くなっていたりする他、クラッシャーに当たる部分は牙も何もなく、代わりに鼻が突き出ているという歴代ライダーのフォルムを踏襲しつつも、当時としてはあまりに異色すぎるデザインとなっている。
その姿はどこかライダーマンを彷彿とさせる。
基本データ
身長 | 198.8cm |
---|---|
体重 | 88kg |
ジャンプ力 | 72m |
水中活動時間 | 無限 |
弱点 | 火炎放射などの高熱に弱い |
専用テーマ | バトルoh!RX |
必殺技が身体を瞬時に液化させて、空中を移動しながら攻撃するバイオアタック他、
最大技がバイオブレードによる逆袈裟斬りスパークカッター。
パワーが多少低い反面、スピードはRXを上回る。
ライダーの中でRXが強キャラと言われるのも、バイオライダーの能力によるものが大きい。
特にバイオライダーの初陣となった怪魔ロボット・トリプロンの攻撃をゲル化して無効化し
『弾が全部奴の身体を突き抜けてしまうぞ!?』(※ゲル化せずにビームがバイオライダーの体を透過している)と驚愕し成敗されたシーンは視聴者に印象付けた台詞として現在も語り継がれている。
如何に拘束されてもゲル化できてしまうため幾らでも回避可能。
ただし、劇場版仮面ライダーディケイドにてファイズポインターに拘束されていた。
通常時でのリボルクラッシュの文字通り一撃必殺の破壊力と、ロボライダーの遠距離攻撃能力があるため、正攻法では勝つのは難しい。
RXを破った数少ない者に仮面ライダーディケイド(メタ的に主役補正と言われがちだが)、シャドームーンなどがいる。シャドームーンは上記のとおりシャドービームでゲル化しているバイオライダーに大ダメージを与え(アントロントが邪魔しなければRXに止めを刺せる可能性があった)、ディケイドに関しては仮面ライダーファイズのクリムゾンスマッシュ(隙をついてポインターで拘束してからのキック)で大ダメージを与えている。
また、装甲が厚くゴリ押しで来る相手には破壊力重視のロボライダーの方が相性が良く、怪魔ロボットや怪魔獣人相手にはロボライダーで、特殊能力や変化球で来る怪魔妖族や怪魔異生獣相手にはバイオライダーと使い分けており、ロボライダーの形態とは相互補完にある。
ほかには、ゲル化状態(移動、バイオアタック)では武器を使っていない事からバイオアタック以外の技は出せない模様。
(ただ、ゲル化解除→バイオブレード抜刀またRXにフォームチェンジ及びキック状態で実体化が可能の為、ゲル化状態で技を出す必要もないかもしれない)
1秒間に50発以上のパンチを連打するバイオパンチや、超高速で繰り出すパイオキック、スピードとパワーをかねそろえたバイオチョップといったライダーとしての基本技は引き続き使用可能で、後者は『仮面ライダー世界に駆ける』にてライダーキックとして使用した。スピードタイプだからパワーが半減しているのでは?と思いきや、劇中では中々の威力が出ていた。
ゲームにおいては表現しにくいのか大幅に能力が制限、下方修正されて使いにくい仕様とされることが多い。
バトライド・ウォー創生では、珍しく能力完全再現。敵の攻撃はゲル化のカウンターで無効化、バイオアタック中にも敵の攻撃無効化して周囲をタコ殴り、難易度HELLでも装備するフィギュアによってはボスともやりあえる性能である(ただし原典通りゲル化やバイオアタックが終了する瞬間は無防備なので注意)。因みにこのゲームではゲル化状態では無敵(攻撃判定が無い)である。
ライドウォッチ
体を液状化させて戦う、怒りの王子!バイオライダー!
アーマータイム!バーイオライダー!
プレバン限定「DXライドウォッチ クォーツァーセット01」の一つとして発売。
必殺技は「スパーク」。
関連イラスト
関連項目
もう全部あいつ一人でいいんじゃないかな 不死身 チートライダー
水仲間
シャウタコンボ・ウォータースタイル:この二つは能力まで酷似している
仮面ライダーレンゲル:設定上、液状化する効果を持つカード「ゲルジェリーフィッシュ」を所有している(劇中未使用)。余談だが、「中の人が同じ、杖使いのライダー」という共通点もある
仮面ライダーネクロム:液状化能力を持つ…が、大人の事情であまり使われなくなった。
仮面ライダーブレイズライオン戦記:令和ライダー第2作に登場した水属性の剣使い
コスモリキッド:ほぼバイオライダーと同等のチート能力を持つ割に存在感がない。
スイムスイム:水属性であり身体を液状化してありとあらゆる物を通過できる能力を持つ。
シスターセイン:上記に同じく。またバイオライダーは設定上だが彼女と同じく水中での活動が可能。
治癒能力仲間
仮面ライダーストロンガー:劇中、自らを人工透析装置のように被害者(複数)とチューブで繋がり解毒を行った事がある。