概要
キングストーンから生成される光のスティック。
英語表記は「REVOLCANE」で「CANE(ケイン)」とは杖や乗馬鞭を意味する。
RXの力の源であるキングストーン「太陽の石」から、光粒子を凝縮されて形成される光のスティック。
メタルヒーローシリーズにおけるレーザーブレードのような武器として使われ、RXキックで敵に大ダメージを与えた後に展開され、とどめの必殺技「リボルクラッシュ」を放つ。
敵にトドメを刺す際の最後の決め技として使う必殺武器であり、基本的に通常戦闘で使うことはあまりない。
「取り出す時」=「敵を倒す時」という物語の最後に放つ必殺の大技なのである。
当時の撮影時は、この棒に光学合成で光を合成したものと、蛍光灯を改造したもの二種を使い分けて撮影していた。
斬撃も一応可能(最終回ではクライシス皇帝の触手をぶった切っていた)ではあるが、これでチャンバラ戦闘を行うことは滅多に無い(RXの剣術が非常に優れているので、繰り出した直後の一撃で相手の武器は弾き飛ばされてしまう)。
基本的にチャンバラをする時や相手を切り裂いて倒す際は、バイオライダーに変身し、より切断力の高い斬撃用武器である「バイオブレード」に切り替えてから戦う。
ロストヒーローズシリーズではスパークカッターとは別にすれ違い様にリボルケインで敵を斬る「リボルケインスラッシュ」という技がある。
設定上は、刀身にあたる発光部からビームを発射したり、鞭状に変形させる事が可能だが劇中未使用である。
前述の通り「ケイン」とは乗馬鞭をさす言葉であり、ライダー=バイク・馬に乗るヒーローという連想から生まれた名称という説もある。
また、後述する平成シリーズからもわかるように、単に棍棒として使用される事もあり、原作では水の城の設備を叩き壊していた他(実はこの時のリボルケインは光っていない)、百目婆ァ戦では投擲、ガテゾーン戦では刀身でビームを弾くといった芸当を披露している。
これ一つで斬撃・打撃・投擲・刺突・捕縛・射撃・防御の全てが可能なのであり、RXのチートさの証明にもなっている。
ちなみに、挿入歌「戦場のライダーRX」には『リボルケインも歯が立たぬ』という歌詞があるが、リボルケインも歯が立たなかった相手は一人もいない(リボルクラッシュ完遂を失敗させた相手は何人かいるが、「効かなかった」相手はいない)。
ところが…。
アメリカでリメイクされた『Masked Rider』やガンバライドなどではリボルクラッシュが規制に引っ掛かるため、Masked Riderでは刀身からのビームが必殺技として使用され、ガンバライドでは突いてから相手が吹っ飛ぶ、クライマックスヒーローズシリーズなどではカメラワークで直接刺していないように見せている(しかし、ガンバライジングでは一瞬刺した所を写す以外では演出を再現している)。
その他、OVA版「SDライダーズ」でもさそり男や蜘蛛男を真っ二つに切り裂いていた。
『仮面ライダーディケイド』に客演した際も使用……したのだが、全く光っておらず唯の金属の棒と化していた為にファンの落胆を買った。
劇場版ではちゃんと光っていた。
しかも、基本的に相手が武器持ちの場合か必殺技の時にだけ使っていたのに、武器持ちが殆どデフォルトになりはじめていた平成ライダーに合わせてか、ブンブン振り回している。
これを手にしたRXは怪人相手では敵なしであり、ガラガランダ戦では他のライダーがダメージを負うなか、一人だけ触手をノーダメージで裁き切り、カブトのカブトクナイガンと同時にリボルクラッシュを放ち、ダブルライダーのダブルライダーキックに繋いでいる(ちゃっかり一欠のポーズを決めている)。オーバーキルも良いところだ。
もっとも『ディケイド』版のRX=南光太郎は設定上、原典のRXとは明確な別人設定であり同一人物ではない。また、体のカラーリングが違ったりゴルゴムの怪人を知らなかったりそもそもリボルケインの出る場所が違うなど明らかに本編のRXと設定的な相違点が見られる為、戦闘スタイルが大幅に違う事も別人である上での必然なのかもしれない。とはいえ、劇場版に登場したレジェンドライダーに津上翔一がいるため、劇場版に登場したRXに関してはディケイド本編の「RXの世界」の南光太郎とは限らないが。
『平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊』では、抜いた後に刀身を手でなぞって発光させるという、宇宙刑事のレーザーブレードのような芸当を披露した。ちなみにリーチの差でバロンのバナスピアーに負けている。
『仮面ライダージオウ Over Quartzer』では、RXをモチーフにしている仮面ライダーバールクスの必殺技として登場。
関連タグ
仮面ライダーBLACKRX
リボルクラッシュ 一欠
相手は死ぬ ライトセイバー 杖術
ライダーウェポン
仮面ライダーバールクス:同名の剣を武器として使用する。