バイオブレード
ばいおぶれーど
バイオライダーの専用武器である、細身の刀剣。
仮面ライダーBLACK RXの使用するリボルケインが、多段変身に伴ってその形状を変化させたもので、使用の際にはバックル、次いで左腰に手をやることにより、バイオライダーの意思に応じてその姿を実体化させる。
RXやその別形態が使用する武器の中でも、際立って飾り気のないシンプルな形状が特徴で、リボルケインに負けず劣らずの鋭さを発揮し、金属でも易々と叩ききってしまうほどの切れ味を有する。さらに柄の部分に備わっている「エネルギーチャージボタン」を押し、刀身に光エネルギーをチャージすることで、その切れ味は大幅に向上。この状態で決める必殺の斬撃が「スパークカッター」である。
バイオブレードにはこれ以外にも、敵の光線や電流をその刀身で受け止め、そのまま切り払ったり弾き返したりといった使い方も可能で、バイオライダーに備わっているゲル化能力(バイオアタック)を応用した回避と相俟って、バイオライダーに対して大抵の攻撃が通用しないという印象をより際立たせるものとなっている。漫画『時空英雄仮面ライダー』ではこの使い方について、「強力な盾の代わりもするのだ!」と説明している。
さらに、バイオライダーが前述のゲル化能力を発揮する際には、手にしたバイオブレードも合わせて融体化するという性質も備えており、作中ではゲル化状態を解いた状態で既に抜刀し、そのまま間合いから斬撃を繰り出すといった応用ぶりも見せている。
企画時点では「忍者」というコンセプトが掲げられていたバイオライダーに合わせ、当初のバイオブレードも小刀に似た形でデザインが起こされている。最終的に柄の部分にのみ意匠が施され、刀身自体はシンプルなものとしてまとめられた。
水勢剣流水:『仮面ライダーセイバー』に登場する武器の一つ。水属性の使用者が振るう、剣型のライダーウェポンという点で共通項が見られる