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ライダーマン

らいだーまん

仮面ライダーV3に登場する4人目のライダー。それまでのライダーに比べある種異質な存在感を放つキャラクターであり、根強い人気を誇る。
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「ライダーマン…結城丈二の最期を見ろ!!」


復讐の鬼キーミは、キーミは


変身者

結城丈二


概要編集

本名は結城丈二仮面ライダーV3後半に登場する四人目のライダー。元々は悪の組織デストロンに仕え、科学の力で人類の理想郷を作るという夢を抱いたIQ200天才科学者だったのだが、デストロンの大幹部・ヨロイ元帥濡れ衣を着せられ処刑されそうになり、右手を溶かされたところで部下に救出されヨロイ元帥に復讐を誓った(『テレビランド』掲載の松本めぐむによる漫画版ではチェーンソーで直接切断されている)。


溶かされた右腕には改造手術を施しカセットアーム義手と呼ばれるアタッチメント武装を装備しており、それと連動する専用ヘルメットを装着することによってライダーマンへと変身するのである。平成ライダーの主流であるアタッチメント型変身の元祖とも言える。

最初はヨロイ元帥に対する復讐しかになく、また諸悪はヨロイ元帥で信ずるデストロンに咎はないと信じているというスタンスからV3とは幾度となく対立するのだが、デストロンの実態を知り、V3の体を張った説得に心を揺り動かされ友情が芽生えV3の良き相棒となった。


ちなみに海外制作の閃電騎士では女性が変身している。


公式人気投票62位(144票)

データ編集

身長175cm
体重70kg
キック力厚さ8cmの鉄板を貫く
ジャンプ力常人の10倍

客演、その他媒体での活躍編集

昭和ライダー編集

V3ともども幾度となく登場。歴代の主役ライダーたちと同列に扱われ、再生怪人相手に戦果を挙げるシーンが増える。

仮面ライダー(新)』ではなんと飛び蹴り一発で大砲を叩き折り、カセットアームで戦車の砲塔を瞬く間に引き摺り落とすという大活躍を見せ、『10号誕生!仮面ライダー全員集合!!』ではロープアームによりトカゲロイドをたった一人で撃破した。


スカイ放送当時の児童誌設定によればスピードに長けているらしく、実際に作中でもスカイライダーを翻弄するほど素早いジャガーバン相手に攻撃を当てている描写がある(『週刊仮面ライダーオフィシャルパーフェクトブック』によれば、マスクの人工複眼により動体視力が上昇しており、放たれた銃弾も止まって見えるらしい。やるじゃん)。


劇場版編集

『五人ライダー対キングダーク』にて初の客演。ライダーマンを惜しむ子供たちの声と自身の思い入れもあった平山亨Pが「七夕の奇跡」として登場を決め、プルトンロケット爆発後は消息不明だったが、本作で生還と相成った。「タヒチから駆けつけた」と語られている(このタヒチに漂着→生還という大まかな流れのみは児童誌などで設定が確定しており、後年様々な二次作品が作られた)。

ネプチューン水蛇ヒュドラーキクロプスの三怪人に何者かと尋ねられたときに初めて自身を「仮面ライダー4号」と名乗った。

なお本作には左腕にパワーアームを装備している場面がある。恐らく製作側のミスと思われるが…(※後述)


仮面ライダースーパー1劇場版にも登場し、ここでは「回転キック」の掛け声でライダーキックをV3、仮面ライダーXと共に放ち、ドグマ復讐兵団を倒している。


劇場版ディケイド オールライダー対大ショッカー』では、GACKTが演じた事で話題になった。しかしあくまで”結城丈二役”でありライダーマンへの変身はしていない。

いわばリ・イマジネーション結城丈二というべき存在。

また、ライダーマンは別に登場する。


2011年の『MOVIE大戦MEGAMAX』でも客演し、ロープアームを使った拘束+投げ技で再生グリードメズールを倒している。

ロープとトドメと被害者の会


2014年の『仮面ライダー大戦』では、やはりロープアームで空中でタトバキックを仕掛けた仮面ライダーオーズを撃墜・撃破し、大番狂わせを起こした。

ラストではユウキまたは4繋がりからか、仮面ライダーフォーゼと握手を交わした(そこロケット繋がりじゃないの?とか言わない。)。


ゲーム編集

プレイステーション用格闘ゲーム『仮面ライダーV3』では、使用可能キャラの1人として登場しているが、演じていた山口豪久氏が故人だった為、古田信幸氏の代役だった。

彼を主人公とした「ライダーマン編」が存在し、ライダーマン自身でザリガーナを倒し、デストロン首領との戦いに向かうストーリーとなっている。

そして首領の問い掛けに、彼が出した答えとは…。


仮面ライダー正義の系譜では、自らの恩師である田所博士を助けるべく地熱発電所を訪れ、悪の気配を感じて訪れたV3と会った。

この作品での代役は滝下毅氏である(滝下氏は後にクライマックスヒーローズシリーズ以降の仮面ライダーカブトも担当)


ガンバライド編集

005弾(オーズ弾)より参戦。他の先輩後輩と比べると参戦は遅かったが、必殺技の「カセットアーム連続攻撃」は本編に登場したカセットアームを一度に全て使うという豪華攻撃になった。

プレイアブルではなかったが004弾で先んじて姿を見せており、オーズとの合体攻撃CPではネットアームでシャウタコンボをアシストした。



ガンバライジング編集

3弾より参戦。初登場からSRで高レアでの収録となった。必殺技はパワーアームだけとなってしまいスケールダウン。

その後は低レア続きだったが、BS4弾ではスイングアームが実装に伴いSR再昇格。

LRにこそなれなかったがSRはそこそこの頻度で登場していた。


ガンバレジェンズ編集

1弾より参戦。同弾で参戦しLRを獲得した先輩の(1号2号、SRとなった相棒のV3をよそに1人だけ低レアでの参戦となった。

しかし『ガンバライド』『ガンバライジング』を通して1弾から登場するのは初、V3と同時参戦するのも初と前向きな情報も多い。ゲーム方針に従い独特の変身シーンも仔細に再現されたが必殺技はパワーアーム単独のまま。

上記の通り1人だけ低レアスタートとなった埋め合わせなのか、公式大会である「ガンバレジェンズトーナメント シーズン1」の参加景品「オフィシャルパックVol.1」ではアビリティは平凡ながらもステータス合計値がSRやCPに相当する強さのライダーマンのプロモカードが収録されている。…が、開催店舗も限られており5〜6倍程度の倍率がある大会の参加抽選に通った上で、更にそこでようやく1つ貰えるパックから1/8程度の確率で引き当てなければならない為、入手難易度が恐ろしく高い。

そしてプレバン限定商品でついにガンバシリーズ史上初のLRとして登場。ただしイラストはロープアームの名シーンを優先した状態で必殺技がパワーアーム連続攻撃のままなのでイラストとゲーム内の演出が噛み合わない。



小説編集

早瀬マサトによる小説仮面ライダーEVE』では、ビッグマシンに決定的ダメージを与える、門脇純(仮面ライダーガイア)に戦う意思を取り戻させる、仮面ライダー1号を復活させる、など10人ライダー中で一番活躍しているといっても過言ではない。


漫画編集

東島丹三郎は仮面ライダーになりたい編集

島村三葉が変身する。

幼少期に兄に「自分もV3をやりたい」と兄に挑むが勝てず、中学時代に合気道を身につけて再挑戦した際は互角の戦いを繰り広げたが、「俺の優しさ」と装い兄のチョップにより左腕を骨折される。

本家との相違点はスーツではなく変身前の服装であること、カセットアームの利き腕が左腕になっていること。


仮面ライダーSPIRITS編集

2巻(第6話)で登場。

奇跡の生還の代償に記憶喪失となって流れ着いた先で、デストロンを憎むインターポールの女性捜査官アンリエッタ・バーキンと出会い、彼女との交流を通じて記憶を取り戻していく。

そして「ヨロイ元帥の身代りの体」が出現し、命がけで戦うアンリエッタを前にすべてを思い出し、彼女から(ヒナウが隠していた)ヘルメットを受け取って完全復活を遂げ、元帥の代理ボディーを死闘の末に撃破。

新たな戦いを予見し、やがてアンリエッタとともにBADANとの戦いに身を投じていく。


余談編集

高性能スーツにより身体能力は強化されているものの、体のほとんどが生身なのでV3に敵わず、戦闘員は倒せてもデストロン怪人には勝てないという力量差が徹底して描かれていた。しかし数ある仮面ライダーの中でも異色の存在であるためか根強いファンが多く、他作品への客演も多いライダーである(後年の作品は山口氏の早逝もあって代役である事が殆ど)。

直接の撃破シーンよりもカセットアームにより怪人の動きを封じて仲間の必殺技を促すアシスト職人ぶりが印象に残るが、彼の真価は純粋な強さ・弱さよりも「自分の理想を愚直に信じる純粋さ」「肉体のハンデを頭脳・機転・勇気を武器に立ち向かう」という点、そして「生身の人間としてライダーたちと並び立つからこそ、彼らの理解者となり得る」点である。


初めてその姿を見たカマクビガメは「ああ!ライダーV3!?」と言って一瞬ではあるがV3と間違えたり、後から来たV3も姿が自分に似ていると言ったが、どことなく仮面ライダーV3に似ているようだが似ていない。

これについては元々この強化服はデストロンがショッカーライダーのようなV3の偽物怪人を作って敵陣営を混乱させるという「デストロンライダー計画」で制作されたものであり、開発を担当した結城たちが脱走の際にそのスーツを持ち出して改造したライダーマンの強化服として転用した為とされている(『S.I.C HERO SAGA』のライダーマン編より)。


実はショッカーライダーに続いてデストロンライダーマンとして彼の偽者が登場した事がある(正体はシーラカンスキッド)。一方V3の偽物は意外にも出ていない。


『V3』以降のライダーマン、特に『対キングダーク』での左腕アームに対して、ファンの間では「プルトンロケットによって瀕死の重傷を負い、全身改造手術を受けた」「スーツをアップデートしたため、生身の腕でもカセットアームを使える」などの憶測が成されている。客演作品でのパワーアップも考えればどちらも有力説と言えるだろう。

ちなみに『HERO SAGA』の仮面ライダーX編及び電王編では改造説が採用されており(ただしオーズ編では生身)、前者では改造したのはV3の報せを受けて助けに来たダブルライダーと近くに停泊していた移動要塞にいたとある科学者である。『SPIRITS』では生身だが、普通に怪人達と戦えるほか没設定も含めた新アームを披露しており、スーツ強化の可能性は高い。


だからといってどこかのウルトラ兄弟みたいにライダーマンのことを「仮面ライダーマン」などと呼んではいけない。

だがしかし近年、『本当の意味で』仮面ライダー4号が出てきてしまった(もちろん公式ネタ)。


変身ポーズについても当時の雑誌媒体で「なし」と書かれて、そのことがラジオ番組で投稿ハガキのネタにされたこともあるなど、とにかくこのあたりの扱いは悪かった(実際は長い変身バンクと装着シーンがある事は視聴者には明白である)。

近年では、公式サイトである「仮面ライダー図鑑」で、「両拳を胸の前で突き合わせて、両腕を頭上に伸ばすことで、ヘルメットが出現される」と記述されている。『這いよれ!ニャル子さん』でも、ヘルメットを出す前のを突き合わせるポーズが変身ポーズ扱いされている(小説7巻表紙及び『W』のOP映像参照)。

劇中の描写に沿って変身シークエンスを記述するならば

・両手の拳を突き合わせて上に掲げることでヘルメットが出現→ヘルメットを被る→両腕を交差させる→変身完了後に再び両手の拳を付き合わせる→構えて戦闘体勢の5工程。




ちなみに彼はV3作中に登場したので冠番組はないのだが、仮面ライダーOOOの仮面ライダーシリーズ放送1000回を記念した回において鴻上ファウンデーションのモニターに彼の冠番組らしきものが映っている。また、昭和・平成の全ライダーが集結する劇場版などで、平成は全て主役ライダーのみという意味では、唯一の主役でない彼だけ別格の待遇とも言える。

一応、上記の1000回記念でも紹介されているように、ロゴも公式に用意されているのだが、ソフビのパッケージに描かれるのはライダーマンのロゴではなく、出典のV3のロゴだったりと、公式ロゴを見かける機会の方が少ない。


また、仮面ライダーにカウントされているキャラクターで唯一口が出ているのが彼のアイデンティティと言っても過言ではないが、実は『MASKED RIDER V3 & RIDERMAN EDITION -RIDERMAN ANOTHER AFTER-』にて酸素供給器という形でパーフェクター(Xライダーの口に装着したアレ)を装着した姿で登場している。


結城丈二は京都大学出身という設定だが、2009年、京都大学にライダーマンの像が出現したことがある。ちなみに添えられた看板には「どうか彼を主役にしてあげてください」V3からのメッセージが書かれていた。どういうことなの…


ベルトのバックル「ライダーバックル」は登場当初のカマクビガメ編は<]の向きになっていたが、何故かサイタンク編から逆向きの[>に変化している(変身バンクはバックルの向きは変わっていないので、おそらくミスにより左右逆につけてしまったのだと思われる)。

客演時では基本的に初登場時準拠の<]である場合が多いが、本編でも安定していなかった影響なのか『X』や『BLACK RX』など一部の客演においては[>の向きになっている事がある。

いわゆるライダーズクレストは<]になっているので正しい向きを確認したい時は頭に思い浮かべると覚えやすい。



CV編集


山口暁氏が1986年に死去している為、歴代ライダーの中でも演じた声優が非常に多い仮面ライダーとなっている。


スーツアクター編集


関連イラスト編集

センシティブな作品ライダーマン

センシティブな作品ライダーマン


関連タグ編集

仮面ライダーV3 結城丈二

風見志郎

仮面ライダー一覧 サブライダー


2号ライダー:番組途中で登場、初期は主役に対して敵対的など、立ち位置が近いライダーが多い


バイクマン:初登場時の名前がライダーマンだった。


センチネルマン:ライダーマンをモチーフにしたキャラクター。


めちゃイケ:初期のコントで岡村隆史が扮していた


ブルースワット:ある意味で平成版のライダーマンとも言える存在。変身方法も隊員服の上にプロテクターを重ね着しただけの装甲服にヘルメットを被るだけであり肉体も生身という点で共通している。


氷川誠/仮面ライダーG3:平成ライダー二作目にして主人公と敵対していた存在。こちらも上記と同じく生身の人間がパワードスーツを装着しておりメットオフも可能。


仮面ライダーバース:オマージュキャラであり、こちらは敵対こそしてないが立ち位置や武装などライダーマンを明らかに意識している(また仮面ライダーオーズ自体もV3をオマージュしている)。


仮面ライダーバイス:設定上素顔が露出している。


ライナーマン:おそらくライダーマンを意識して名付けられたネタ。


1号/2号V3/ライダーマンX

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