ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

仮面ライダーカブト

かめんらいだーかぶと

2006年(平成18年)より放送された『平成仮面ライダーシリーズ』第7作目(全49話)。
目次 [非表示]

天の道を往き、総てを司る!

俺が正義



概要編集

2006年平成18年)1月29日 - 翌2007年(同19年)1月21日までテレビ朝日系列で放映された平成ライダーシリーズ第7作にして仮面ライダー生誕35周年記念作品

テーマは「最強の仮面ライダー」である(『仮面ライダーストロンガー』のオマージュとされている)。実際に主役ライダーカブト変身者共々チートライダーとして扱われる程の強さを誇っている。


同時に、これまでの仮面ライダーシリーズにもあった物語性やパフォーマンスを踏襲しつつ、随所に盛り込まれたお料理要素やコメディ描写等、これまでのシリーズとはまた一味違ったセンスが特徴といえる。公式サイトでも、テレビ朝日版に料理レシピが掲載されたり、東映版に料理シーン撮影の裏話が掲載されたりしている。


メインライターを米村正二、サブライターを井上敏樹、メインプロデューサー白倉伸一郎が担当。


本作から『仮面ライダーアギト』以降の劇場版で使用されたHD24P撮影システムを使用しており、前作『響鬼』よりさらに画質が向上した。

このため、従来癖が強かった3DCGとの合成シーンの不自然さが減った。

本作を象徴する『クロックアップ』の演出撮影時には24→18Pにコマ数を落として撮影していたとのこと。



あらすじ編集

西暦1999年渋谷に突如として振り注いだ隕石により、人々は大きな痛手を受ける。

そして7年後の西暦2006年、その渋谷隕石と共に飛来してきた謎の地球外生命体・ワームが、渋谷隕石の落下地点である渋谷を中心に増殖し、猛威を振るい始める。

警察によって組織された対ワーム殲滅部隊・ZECTの隊員である加賀美新は、前線に出て人々を守ろうと熱意を燃やすが、後方支援にばかり回されその未熟さから空回りする日々が続いていた。そんな中、市街に現れたワームによって部隊が危機に瀕する。加賀美が新しく開発された新兵器・マスクドライダーシステムの力を借り、ワームと対峙しようとしたその時、謎の青年・天道総司が現れ、何と仮面ライダーカブトに変身してしまう。


そして、この時から2人は人類とワームの生存をかけた戦いの渦中に飛び込んで行くこととなる。



総合的な評価編集

世界観や設定こそシリアスではあるが、当時としてはコメディ要素が強いストーリーで、且つ良くも悪くもとにかく個性が強くぶっ飛んだキャラが多い

真面目な話もあるがそれ以上にギャグのインパクトが強い内容で、平成二期の作風に慣れた人ならば特に驚かないかもしれないが、特に当時のライダーで主流であったシリアスな作風を期待したファンからは不評の声が多かった。


多数の仮面ライダーが登場するが、一部は余り活躍しなかったりすることも。なお、ドレイクの出番の少なさに関しては中の人のスケジュールの多忙さが関連していたらしい。

また設定に関しては本編で謎が一部明かされていない所があり、特に後半のキックホッパー・パンチホッパーのベルトはどこから来たのかが暫くファンの間で議論となったりもしていた。

なお、本作のメインライターである米村氏が書いたカブトの小説版でその件に関してはフォローがされている。


こういった批判はあったものの、主役ライダーカブト、変身者によって戦闘スタイルが変化する仮面ライダーザビー、少ない出番の中で印象的な活躍を残した仮面ライダードレイク、本作一のギャグキャラにして戦闘力も高い仮面ライダーサソード、5人目のライダーにして実質的な副主人公でもある仮面ライダーガタック、後半からの登場ながら視聴者に強烈な印象を与えた仮面ライダーキックホッパー仮面ライダーパンチホッパー、主人公と瓜二つの姿をした仮面ライダーダークカブトといった具合にライダー一人一人に個性・魅力が存在しており、見せ場もしっかりある点は注目されている。


コメディ要素が多めで当時のファンが期待したものとは異なる内容・良くも悪くも勢い重視の展開・一部ライダーの出番が少ない部分等、批判されることもあるが、「シリアスとギャグのバランスが良い」「見ていて楽しい」等の肯定的な意見も多く、独特なストーリーや、スタイリッシュな戦闘シーンとライダーの純粋なカッコよさ、これまでの平成ライダーからやや離れたアニメチックな濃いキャラ達による根強いファンが多い。


総じて「平成初期のシリアスで重い作風を期待する人にはお勧め出来ないが、強くてカッコイイキャラが出ているのを見るのが好きな人やコメディが好きな人はとにかくハマる作品」といえるであろう。



主な登場人物編集

詳細は「仮面ライダーカブトの登場人物一覧」を参照。


主要人物編集


主な仮面ライダーの変身者編集


仮面ライダーの関係者編集


ZECT編集


ワームネイティブ編集



ライダーとしての能力編集

本作のライダーは、各ライダー専用のゼクター・変身デバイスで変身を行う。

戦闘には、各ライダー専用の武器や各必殺技・特殊能力を使用してワームを倒す。


ゼクター編集

マスクドライダーシステム変身アイテム

外見は掌サイズのデフォルメされたの様な形をしている。

普段はZECT本部に収められているが、ワームによるテロを察知するとジョウントと呼ばれる移動方法で空間を引き裂いてワープし、変身者の元に駆け付ける。

最大の特徴として、自らの意志を持っていることで、ゼクターに選ばれた者のみ仮面ライダーに変身する権利を得る。

他にも各必殺技・特殊能力を使用する場合に各能力の状態をアナウンスで伝える機能も存在する。


キャストオフプットオンで切り替える2つのフォーム編集

ほぼ全てのライダーは、

の2種類のフォームを使い分けることが可能。

詳細は「マスクドライダーシステム」を参照。


クロックアップ編集

全身を駆け巡るタキオン粒子により、時間流を自在に行動出来る様になる超高速の特殊移動方法で、各ライダーフォームやワーム成虫体が有する能力。

ライダーの場合は腰部のベルトにあるスイッチに触れることで、ワームの場合は自らの意思で発動する。

スイッチはバックル中心部の両脇にあり、ライダーベルトカブトガタックダークカブトはプッシュ式スラップスイッチゼクトバックルはスライド式トレーススイッチである。

詳細は該当記事を参照。



ワーム編集

本作における怪人

詳細は「ワーム(仮面ライダーカブト)」を参照。



各話リスト編集

話数サブタイトル放送日脚本監督登場ワーム
1最強男2006年1月29日米村正二石田秀範アラクネアワーム・ルボア、アラクネアワーム・フラバス、アラクネアワーム・ニグリディア
2初2段変身2月5日米村正二石田秀範アラクネアワーム・フラバス、アラクネアワーム・ニグリディア
3俺が正義!!2月12日米村正二田村直己ランピリスワームベルクリケタスワーム
4愛を説く!!2月19日米村正二田村直己ベルクリケタスワーム
5捕獲指令!!2月26日米村正二長石多可男エピラクナワーム
6オレ様の花3月5日米村正二長石多可男プレクスワーム
72号新登場3月12日米村正二石田秀範ベルバーワーム、ベルバーワーム・ロタ
8怒れる豆腐3月19日米村正二石田秀範ベルバーワーム
9蜂の乱心!!3月26日米村正二田村直己コレオプテラワーム・アエネウス、コレオプテラワーム・クロセウス、コレオプテラワーム・アージェンタム
10友じゃねえ4月2日米村正二田村直己コレオプテラワーム・クロセウス、コレオプテラワーム・アージェンタム
11合コン燃ゆ4月9日井上敏樹田崎竜太ミュスカワーム
12化粧千人斬4月16日井上敏樹田崎竜太ミュスカワーム
13チーム解散4月23日米村正二長石多可男セクティオワーム、セクティオワーム・アクエレ
14裏の裏の裏4月30日米村正二長石多可男白サナギ
15怪人名医!?5月7日井上敏樹鈴村展弘フォルミカアルビュスワーム、フォルミカアルビュスワーム・オキュルス、フォルミカアルビュスワーム・マキシラ
16まさかの嵐5月14日井上敏樹鈴村展弘フォルミカアルビュスワーム、フォルミカアルビュスワーム・オキュルス、フォルミカアルビュスワーム・マキシラ
17甦る記憶!!5月21日井上敏樹田崎竜太ビエラワーム
18さらばゴン5月28日井上敏樹田崎竜太ビエラワーム
19さそり富豪6月4日井上敏樹長石多可男セパルチュラワーム
20ねぇじいや6月11日井上敏樹長石多可男セパルチュラワーム、スコルピオワーム
21VSクワガタ6月25日米村正二田崎竜太ブラキペルマワーム・オーランタム、ブラキペルマワーム・ビリティス
22誕生特別編7月2日米村正二田崎竜太タランテスワーム・パープラ、ブラキペルマワーム・オーランタム、ブラキペルマワーム・ビリティス、スコルピオワーム
23謎+謎=X7月9日米村正二田村直己ジオフィリドワーム
24ラーメン道7月16日米村正二田村直己ジオフィリドワーム
25驕る捜査線7月23日米村正二長石多可男ウカワームジェノミアスワーム
26激震する愛7月30日米村正二長石多可男ジェノミアスワーム
27俺!?殺人犯8月6日井上敏樹田崎竜太アキャリナワーム
28なぜ!?絶命8月13日井上敏樹田崎竜太アキャリナワーム・アンバー
29闇キッチン8月20日井上敏樹石田秀範キュレックスワーム
30味噌汁昇天8月27日井上敏樹石田秀範キュレックスワーム、スコルピオワーム
31衝撃の事実9月3日米村正二長石多可男フォリアタスワームシシーラワーム
32解ける謎!!9月10日米村正二長石多可男フォリアタスワーム、シシーラワーム
33萌える副官9月17日米村正二田崎竜太ウカワーム、キャマラスワーム
34砕け超進化9月24日米村正二田崎竜太ウカワーム、キャマラスワーム
35地獄の兄弟10月1日米村正二石田秀範ネイティブコキリアワーム
36赤い靴暴走10月8日米村正二石田秀範ネイティブ、コキリアワーム
37学校の怪談10月15日米村正二長石多可男レプトーフィスワーム
38あぶない妹10月22日米村正二長石多可男レプトーフィスワーム
39強敵黒カブ10月29日井上敏樹田崎竜太ウカワーム、サブストワーム
40最大の哀戦11月12日井上敏樹田崎竜太ウカワーム、サブストワーム
41敗れる最強11月19日米村正二石田秀範カッシスワーム・ディミディウス、ネイティブ
42最凶VS.最恐11月26日米村正二石田秀範カッシスワーム・ディミディウス、カッシスワーム・グラディウス
43俺を狙う俺12月3日米村正二柴﨑貴行カッシスワーム・グラディウス
44生きるとは12月10日米村正二柴﨑貴行カッシスワーム・グラディウス
45Xマス激震12月17日井上敏樹長石多可男スコルピオワーム、カッシスワーム・クリペウス
46さらば剣!!12月24日井上敏樹長石多可男スコルピオワーム、カッシスワーム・クリペウス
47最終章突入2007年1月7日米村正二石田秀範サナギ体、ネイティブ
48天道死す!!1月14日米村正二石田秀範グリラスワーム、ネイティブ
49天の道1月21日米村正二石田秀範グリラスワーム、ネイティブ


音楽編集

主題歌・挿入歌編集

作詞:藤林聖子/作曲・編曲:渡部チェル/歌:YU-KI(TRF

仮面ライダージオウ』のカブト編でもイントロが使用された。


  • 前期EDテーマ『FULL FORCE』(第2 - 32話)

作詞:藤林聖子/作曲:Nishi-Ken/編曲:RIDER_CHIPS・渡部チェル/歌:RIDER CHIPS


  • うきうきバースデイ』(第22話)

作詞:森由里子/作曲:いけたけし/歌:影山瞬内山眞人

影山瞬神代剣の誕生日を祝うために歌った(歌わされた)。


  • 後期EDテーマ『LORD OF THE SPEED』(第33 - 49話)

作詞:藤林聖子/作曲:渡部チェル/編曲:RIDER_CHIPS・渡部チェル/歌:RIDER_CHIPS featuring 加賀美新佐藤祐基

加賀美新のキャラソンであるが、仮面ライダーガタックが活躍しないシーンでも使用された。

通称ウンメイノー」。


劇伴編集

蓜島邦明が担当。独特なサウンドが『カブト』の象徴ともなっている。

また、『響鬼』で途絶えていた「VideoHelper」からの楽曲流用が復活した。



余談編集

第14話では同時期に公開された『仮面ライダー THE_FIRST』の主人公本郷猛がゲスト出演した。


ニコ生で行われた一挙放送ではライダーがクロックアップを使用するとコメントが流れてスピードが遅くなる…というお遊びが行われた。

おい、公式何やってんだよ、もっとやれ


放送当時はステーキレストラン「ステーキのどん」とタイアップしており、CMの設定では加賀美がここでバイトしていることとなっていた。



関連動画編集



関連タグ編集

特撮 仮面ライダー 平成ライダー 平成一期

マスクドライダーシステム ゼクター ワーム(仮面ライダーカブト) ネイティブ(仮面ライダーカブト)

GOD_SPEED_LOVE

天道語録 駈斗戦士


仮面ライダー響鬼仮面ライダーカブト仮面ライダー電王



外部リンク編集

仮面ライダーカブト | 仮面ライダーWEB【公式】|東映

関連記事

親記事

平成一期 へいせいいっき

子記事

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 10314082

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました