「俺は、料理で人の感情を操る事ができる。 喜怒哀楽の全てをな…」
概要
演:阿部進之介(カブト本編)
地球に棲む蚊に似た能力を持つワーム成虫態。
名前の由来は、「Culex(イエ蚊)」から。
主に夜間に活動し、口腔から伸ばした管で人間の体液を啜り、左腕のトゲで相手の身体を突き刺すことによってウイルスを注入し、自身の思うままに操り人形として扱うことができる。
ここまでほぼすべてカブト本編では披露してくれなかった能力である。
初登場作品は劇場版で、ネイティブに似たワームのサナギ体から羽化し、日下部ひよりを襲うが、これといった能力を披露することもなく、カブトのライダーキックで引導を渡された。
本編では、黒包丁を探し求める黒い着流しを着た料理人・生簀一郎に擬態しており、ワーム内での地位はウカワームと同等と推測される。
人間を殺害するのではなく、料理で地球を支配しようと企む。その実力は究極に美味い料理から不味い料理まで巧みに作ることが出来、食した人間の表情も料理によって自在に操れる。
加賀美親子や岬、田所などのZECTの面々が余りの美味さに昇天する場面は必見。爆笑確実である。
このことから『料理は人を幸せにするもの』という信念を持つ天道とは相性が非常に悪く、黒包丁と対をなす白包丁を手に入れながら、敢えて田所が研いだ錆びた包丁を使用し、素材の味を生かした味噌汁で勝負をした天道との料理対決に敗北。憤慨するもそのまま天道の料理を食したことでその味に自らが昇天し、「見事だ」と料理対決の敗北を認め、褒美と称して正体を表し実力での勝負を挑むが、戦闘面では全くカブトに敵わず最後はライダーキックに敗れた。
結局本編でも固有能力を見せないままに終わる。というかぶっちゃけこの話のスポットは彼の擬態した生簀との料理対決に当たっている。擬態した人物がメインを張っているだけ扱いは良い方…なのかもしれない。
派生作品での活躍
『仮面ライダーディケイド』第1話ではサナギ体から羽化してジオフィリドワーム、セパルチュラワーム、セクティオワームと共に光夏海を襲うがディケイドカブトのライドブッカーで斬り裂かれて爆散した。
映画『スーパーヒーロー大戦』では大ショッカーのモブとして登場。
『仮面ライダーウィザード』第52話「仮面ライダーの指輪」では魔宝石の世界に出現したサナギが羽化したことでこの姿に成長した。同じく羽化したキャマラスワームやミュスカワーム共々即座にクロックアップし、カブト&ファイズ(勿論アクセルフォーム)と交戦。最後は原作同様カブトのライダーキックを受けて爆死する。
要するにこれらの派生作品でもただの野良怪人扱いであり、冒頭で記した特徴は一切掘り下げられていない。
関連タグ
仮面ライダーカブト 仮面ライダー ワーム(仮面ライダーカブト) 仮面ライダーディケイド 仮面ライダーウィザード 豚の餌
関連・類似項目
アゲハヤミー:親である筑波敬介を演じたのは誰あろう阿部進之介氏である。
木場一彰:生簀以上にゲスい性格をした木場勇治の従兄弟であり、演者が同じ。
モスキラス、カメラモスキート:同じく蚊をモチーフにしたライダー怪人。
プローンファンガイア、カニアマゾン:同じく料理人のライダー怪人。
ノバショッカー:カブトから10年後に登場した悪の組織。この連中も武力以外のやり方(経済支配)で地球征服を目論んだ。
ウバウゾー:16年後のニチアサ作品に登場する似たようなことをする敵繋がり。