アゲハヤミー
あげはやみー
「お前の欲していた物だ。受け取れ!」
CV:細谷佳正
ウヴァが火野映司の知人である筑波敬介にセルメダルを投入した事で誕生。
旅ブロガーとして有名になりたい彼の欲望を叶えるために他の人間から力(才能)をストロー状の口吻で吸収しては譲渡し、偽りの自信を与えていた。
お笑い芸人の才能を吸収しようとしたところに後藤に遭遇。銃撃に一度は怯むが、大したダメージは与えられず、これでもかとばかりに後藤を甚振り返した。駆けつけたオーズがタカキリーターに変身し、スキャニングチャージで一気にトドメを刺そうとしたところ、功を焦る後藤の砲撃で失敗し、逃走。
オーズとの再戦ではウヴァ・ガメルと協力して仮面ライダーオーズを窮地に陥れるが、電気ウナギカンドロイドの電撃とサゴーゾコンボの登場で一発逆転、サゴーゾインパクトによって倒された。
アゲハチョウをモチーフとしているため、地上戦は苦手だが空中戦が得意。
翅から爆発性の鱗粉をばら撒いて攻撃する。また吸い取った才能を筑波に譲渡する際にも使用された。
才能を与えられた筑波はお笑い芸人の関西弁とトークセンスが移り、着々と人気を上げていったが、次第に自信過剰になっていき、とうとう映司の戦争体験をもネタにしようとするところまで落ちぶれてしまった。映司はそれで戦争の悲しみが伝わるならと承諾したが、「大切なのは何をしたか」とも言われた事で旅にすら行っていなかった自分の行動を恥じ、本当の自分の体験で旅ブログを綴るべく、自転車で北海道まで旅行に向かった。
アゲハ蝶の怪人だが、何故かクワガタセルメダルから生成されている。
なお、同じ東映作品である「機動刑事ジバン」には姿が酷似した「アゲハノイド」が登場した。
どちらも某蛾怪獣に似たデザインになっている。
宿主の演者である阿部進之介氏は平成ライダーシリーズに置いて過去に仮面ライダー555で木場勇治から父親と共に彼の両親が残した財産と木場の恋人を奪った木場一彰と仮面ライダーカブトでキュレックスワームを演じている。これらの役には他者の財産を奪ったという共通点が存在する。
声を演じた細谷氏は、本作が特撮初出演となる。後年のゲームではオーズの前年の仮面ライダーの主人公の片割れのCVを担当しており、アニメ版の風都探偵でも続投している。