概要
第25話から登場する、シオマネキのワーム。ワーム軍団の実質的な行動を指揮する存在で、声楽家である間宮麗奈に擬態していた。
強固な防御力を誇る甲殻に、盾に変形する左腕、そして鋼鉄を寸断する威力を持つ右手のハサミが武器。
ワームの中では珍しく、口元が人間の女性に近い形状となっている。
戦闘力はカブトを苦戦させるほどに非常に高く、ガタックエクステンダー落としを食らっても倒されなかった他、ハイパースティングを食らってもかすり傷で済むほど(流石に後者は記憶喪失を起こすほどの強力なダメージだったが)。
最期
第34話ではカブトが高鳥蓮華を救うことを優先した為、ハイパーゼクターの入手に成功するが、三島がジュラルミンケースに爆弾を仕掛けていた為にハイパーゼクターを破壊されてしまう。
第40話「最大の哀戦」にて、記憶喪失中に愛してしまった風間大介=仮面ライダードレイクと激突。
ドレイクのライダーシューティング、通常時とクロックアップ時の二発に挟撃され、受けきれずに敗北。
最期は麗奈の姿に戻り、大介に看取られながら息絶えた。
ゲームにおいて
放送当時発売されたプレイステーション2用格闘ゲームでは、使用可能キャラクターの1人として登場している。
ライダーのマスクドフォームと同等の防御力を持っており、ワームの中でも特に性能は高い。
なお原作で風間を愛する前に開発されたソフトである為、ドレイクと戦わせてもあくまで「敵」としての会話しかしない。
余談
韮沢靖氏による唇があるデザインは、雨宮慶太や篠原保が過去作でさんざんやっており、ベタであると白倉伸一郎氏には不評であったという。
名前の由来は学名でシオマネキ属を意味する「Uca」。また、人間体がやたらと「レクイエム」という言葉を使用するのはシオマネキ→死を招きから連想したシャレだと思われる。
スーツはミュスカワームの改造。
よく強さ議論で「カブトはスペックが上の相手には一度は負ける。」という例としてカッシスワームと並んで挙げられる事が多い。
しかしウカワームがカブトを追い詰める時は決まって一対一では無く、変身解除に追い込んだ時もマスクドフォームのままだった。(おそらくひよりを庇いながら戦う為だと思われる)
ウカワームはライダーフォームのカブトをタイマンで下した事は一度も無い。