「私は花から花へ渡る風…」
演:加藤和樹
変身する仮面ライダー
概要
仮面ライダードレイクの資格者である、フリーのメイクアップアーティスト。22歳。
店舗は持たず顧客の元に出張してメイクを行う営業スタイルで、自称「花から花へと渡る風」。
全ての女性を守り、美しくメイクすることをモットーとする超フェミニスト。鮮やかなメイクテクニックで女性たちの心を虜にする。それがレディースや女子プロレスラーであっても。
そのため、女性にしか興味がなく、男性に対しては非情なまでの冷たさを見せる。
メイクの得意技は「風間流奥義・アルティメット・メイクアップ」。
多くの上客を持つ売れっ子だが話術までは手が回らず、肝心のキメ台詞の途中で言い淀んでしまうケースが多々あり、ゴンにキメ台詞をフォローしてもらうのが常である。
例(第12話より)
大介「君は本当にイヤな奴ですね。『まるでエデンの園を荒らす』…え~っと…その…」
ゴン「『毒蛇』」
大介「そうそう、それそれ!」
上記の通り出張メイクの営業スタイルということから、出張先で夜を迎えた際には宿すらとらず、公園などで野営することを好むなど生粋の風来坊気質。
ZECTからマシンゼクトロン(専用バイク)を支給された資格者ではあるものの、この気質ゆえライダーの仕事にはほとんど意欲がなく、ZECTとは手を組まず自分のためだけにワームと戦っている。
天道の影に隠れがちだが、走っている車の窓にブラシを投げ入れて見事、強盗の目を塞いだり、強盗の顔を怪力で固定する、勝負を挑んで来たメイクアップアーティストに対してジャンプで飛び上がった僅かな時間で相手の顔にメイクを施すなど実は素の身体能力はカブトの登場人物の中でも高い方である。
また、良くも悪くも女性関連でコンディションが左右されやすい傾向にあり、特にゴンのために天道を倒す覚悟を決めた際は、お互い変身状態での戦闘で天道を上回る実力を発揮している。
劇中の活躍
女性店員を人質にとった男性強盗犯を顔面マッサージで沈黙させ、人質を救う。
その後合コンで天道や加賀美新に出会い、ワームとの戦いに身を投じていく。
中盤では自身に擬態したアキャリナワームの策略によって殺人犯にしたてあげられてしまい、警察やZECTに追われる身になる。
「俺は本物だ!ワームじゃない!」と訴えるが信じてもらえず、カブト、ガタック、ザビー、サソードによってフルボッコにされる事態が発生。
ゴンに救われ一命をとりとめた大介。それを見て真実を知った天道と加賀美は、偽者退治のために大介と共に作戦を練り、ドレイクグリップとドレイクゼクターを取り戻し、アキャリナワームを撃破した。
終盤、一時的にワームとしての記憶を失い、人間の心が蘇った間宮麗奈/ウカワームと出会い惹かれ合う。
だが、完全にワームに戻り、ゴンを襲おうとしたウカワームを麗奈の言葉を思い出してライダーシューティングで倒す。
戦闘終了後、自身の腕の中で息を引き取った麗奈を強く抱きしめ、「麗奈さん、大好きでした。…本当に」と泣き崩れる。
ネイティブの急進派との最終決戦には参戦していないが、最終回ではゴンと共にBistro la Salleを訪れた。
劇場版
TV版と異なり、NEOZECTのメンバーとして織田秀成や北斗修羅と共に活動する。
ZECTの施設に潜入するが、ZECTのスパイだった北斗に裏切られゼクトルーパーの一斉射撃によって死亡した……。
余談
加藤氏は後に『仮面ライダーTHE NEXT』で風見志郎/ホッパーVersion3を演じている。同作の脚本を担当したのは大介初登場回を担当した井上敏樹氏である為か性格も少し似ている。愛する女性を自らの手で葬り、悲しい別れを遂げた点も同じ。
また、風間が変身するドレイクは原作の仮面ライダーV3とモチーフが同じトンボである。
2022年6月8日発売予定の「仮面ライダー 50th Anniversary SONG BEST BOX」には『仮面ライダーカブト』の挿入歌「FULL FORCE」のカバー版が加藤氏の歌唱で収録された。
関連タグ
3号ライダー変身者