概要
特撮番組『仮面ライダーカブト』に登場する武装組織。地球に来訪したネイティブによって人間に擬態する宇宙人、ワームがいずれ地球を侵略しに来ると知らされたことで、ワームから人類を護るために結成された。ワームに関する情報や用いられている技術には、ネイティブからもたらされたものが多い。
ワームのクロックアップに対抗できるマスクドライダーシステムを開発運用している他、歩兵部隊「ゼクトルーパー」を有する。
人類を護るための組織だが、ワームの「擬態した相手の記憶も全てコピーする」という特性上、構成員に擬態されて一網打尽に壊滅するのを防ぐために、徹底した秘密主義が内外問わず敷かれている。マスクドライダーシステムの装着変身者すら上層部のことは知らされていない。
総帥は加賀美新の父、加賀美陸だが最高権力者ではなく、その上にはネイティブで構成された評議会が存在する。
階級は徹底した実力主義であり、入団したのがたとえ敵対しているゼクターの資格者であろうがお構いなしに隊長の役割を与えられる。このため、同じゼクターの資格者が隊長を降ろされるという事態が起きた。
主な武装はゼクトガンと呼ばれる小型銃で、普段はペンとライターに分離されている。ゼクトルーパーはより戦闘に特化したマシンガンブレードを装備している。ちなみに、ワームの擬態を破る「アンチミミック弾」という弾丸が終盤で登場しているが、実は序盤の時点でゼクトカムというカメラにカムフラージュしたサーモグラフィー装置が登場しており、これでワームと一般人を見分けていた。しかし、物語の途中から何故か何の説明もなく登場しなくなってしまい、その後作中では一切触れられないまま終わってしまった。これに関してはあえてフォローするならZECTの構成員に成り代わったワームが確認されている為、ワームの間にこの装置の情報が共有されて導入されなくなったという線やこの装置を使っても擬態を見抜けない個体がいたため使われなくなったという線も一応考えられなくもないが、メタ的にはあまりに便利すぎてワームの擬態能力から生まれる推理性などがなくなる為に、物語から排除せざるを得なくなったのであろう。
劇場版のZECT
「我が魂はZECTと共にありぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ~~~っ!!!」
劇場版『GOD_SPEED_LOVE』では「もし1999年に全世界の海が干上がるほどの巨大な隕石の衝突が起こったら」というIF展開で物語が進んでいるが、ZECT自体は登場する。それも、ワームと戦えるただ一つの組織ということで事実上の世界の支配者として。
ZECTは地球に海を取り戻し、慢性的な水不足に悩む(というかよく人類死滅しなかったな)各国政府に恩を売ることで更に支配権を強めようとする。そのためZECTは地球に接近した彗星を破壊し、その破片の氷を地球に落下させようとするが、ZECTに反旗を翻した組織NEO ZECTが現れ…。
ディケイドのZECT
『仮面ライダーディケイド』のカブトの世界でリ・イマジネーションされたZECTは民間にもフツーに名が知れ渡っている。総帥は仮面ライダーザビーに変身する弟切ソウ。
関連タグ
仮面ライダーザビー 仮面ライダードレイク 仮面ライダーサソード
仮面ライダーガタック 仮面ライダーキックホッパー 仮面ライダーパンチホッパー
仮面ライダーコーカサス 仮面ライダーヘラクス 仮面ライダーケタロス
クロックアップ キャストオフ ネイティブ(仮面ライダーカブト)
TLT:ウルトラマンネクサスに登場する秘密組織。非人道的な組織である点、異星人からの技術提供を前提として設立されている点で共通している。というよりカブトはネクサスを意識した描写が多い。(新宿大災害と渋谷隕石、共通の演者)