演:川岡大次郎
概要
ZECTの総帥であり、右目に眼帯をしているがどことなく行方不明になったソウジに似た姿をしている男性。ワーム以上に危険とされている「カブト」を捕獲するべくクロックダウンシステムを作ろうとしている。
その正体は上級ワームフィロキセラワームであり、過去に、ソウジそっくりの人間態に化けたが、ソウジの変身したカブトに右目を潰されたことを怨み、復讐のためにZECT総帥として暗躍していた。
性格は卑劣で、ソウジの妹・マユを人質に取り、ソウジを捕獲した。
本性を現した弟切は人類を滅ぼし地球をワームの星にしようと目論むが、ディケイドとカブトの前に滅ぼされることとなった。
士曰くソウジと比べたら「ムシケラ」と評されてしまった。
名前の元ネタは『仮面ライダーカブト』に登場する矢車想と、植物の弟切草(花言葉は恨み)から。「カブトの世界」では、唯一の姓が判明している人物。
また、ソウジ(天道総司)に擬態したワームという点では擬態天道(初期設定及びPS2版ではワーム設定であるため)やザビーの一時的な変身者でZECTの幹部という点から三島正人も元ネタではないかと思われる。
また、『ソウ』は矢車想の『想』だけでなく、天道総司の『総』にもあたり、ワームとして総てになれても、天道と同じ名前を持つソウジの様に、総てを司る事が出来ないという事を暗示しているのかもしれない。
余談
- ちなみに、弟切ソウは「カブトの世界」では唯一苗字がある。
- 名前の元ネタになった弟切草の名前はこの草を使った薬のレシピを他人に漏らした弟を殺したという故事に由来するが、元ネタになった矢車はネイティブに変貌しかけていた弟分を介錯している。
- 同世界の主役がソウジという名称なので、紛らわしいので姓がついた可能性もある。
- 後に『仮面ライダージオウ』において、原典の矢車もカブトに変身する事態が起きた。
- ちなみに関連性は全く無いが、カブト虫に寄生する蜂が存在する。