概要
floriographyまたはlanguage of flowersともいう。
その色から受ける生理的効果や作用、草花が持つ印象・性質を言葉に置き換えることにより様々な種類の草花や花飾り・花束を通じて、直接言葉を交わさずとも互いの意志疎通や感情を伝える事の出来る手段として生まれた。
イギリスではヴィクトリア朝時代に流行し、定着した。
pixivにおいて
花言葉を意識して描かれた作品も多く、中にはタグにその花の花言葉を添えてくれる者もいる。
歴史
17世紀にオスマン帝国(当時のトルコ)の首都イスタンブールでつけられ始めるようになったと言われる。
花言葉はヨーロッパには、二人の人間によって紹介された。
一人は当時、イギリスのコンスタンティノープル駐在大使夫人であったメアリー・W・モンタギュー(1689 - 1762)で、彼女によって1717年にイギリスへ伝えられた。
もう一人はヨーロッパからアジア、アフリカなどを旅行してまわり、トルコには4年間滞在したオーブリー・ド・ラ・モトレイ(1674 - 1743)で、1727年にスウェーデン王カール12世の宮廷に招かれた際に紹介した。
くいちがい?
同じ花でも書籍によって違う花言葉がついている場合もある。理由は主に2つである。
どちらも文化圏によるイメージの違いが原因と言える。
- 異なる2つ以上のルートで、その花言葉が日本に入ってきた。
- 海外から入ってきた花言葉と、日本でつけられた花言葉。
木言葉・グリーンメッセージ
花を咲かせない植物にも、花言葉に相当するものがあり、木言葉・グリーンメッセージ等と呼ばれる(そのまま花言葉と呼ばれることも)。
他にも、石言葉、色言葉、果言葉、星言葉、鳥言葉、魚言葉、鮨言葉、竜言葉、酒言葉など、類似カテゴリーが存在する。