「家族揃ってあの世で再会しろ!」
データ
身長 | 205.0cm |
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体重 | 171.0kg |
頭文字デザイン | 上から見たアノマロカリス(A) |
生体コネクタ | 霧彦と居た人物は左の掌、EXEメンバーは左胸上部 |
特色/力 | 弾丸牙の発射、巨大化、水中特化 |
初登場話 | 第5話「少女A・・・/パパは仮面ライダー」 |
概要
古生代に生息した水棲古代生物・アノマロカリスの記憶を宿すガイアメモリを利用し第2風都タワー建設を妨害するため暗躍する何者かとその部下及びEXEメンバーがアノマロカリスメモリを挿して変身したドーパント。
アノマロカリスを水色の人間の目から上に着被せたようなデザイン。丸い眼が何気に可愛らしいが口は獣っぽい雰囲気で怖さもある見た目である。
製品版のみだが巨大化するとアノマロカリスその物の姿になる。
アノマロカリスの能力のため水陸両用ではあるが、水中でこそ実力を発揮する事ができる。
腕の爪を伸ばす他、食道の内側に無数に生えた歯を弾丸にして口から発射する能力を持つ。また、適応率が高ければ逃走用の煙幕を吐く能力も使用可能と思われる。
そして製品版は水中に特化する巨大化能力も有している。
歯の弾丸飛距離は長く、ガラス窓も容易に貫通する(しかし、Wが素手で受け止められ、サイクロントリガーの射撃で撃ち落とされるぐらいなので突出した威力はないと思われる)。
現場に残されたこの歯はフィリップの検索で古代生物の歯と特定されたものの、水中から狙撃しているとわかるまでアノマロカリスのものだとは気付かれなかった(亜樹子の写真に写っていない場所から撃っているという発言が決め手になった)。
1体目が倒された後出現した2体目はより水中戦に特化した巨大化形態「ビッグ・アノマロカリス」に変身できる。
正体および行動
5話から6話のネタバレがあるため注意!
1体目及び、2体目の変身者は第2風都タワーの建設予定地の地主であった鷹村源蔵(演:伊東孝明)とその部下(演:えんじ則之)であった。
ラジコンに興じる軽薄で嫌味な奴に見えるが、実際は下記の通りに冷酷な人物(母親に怒られた事など一度もなかったらしい)。
ミュージアムの構成員であり建設予定地の地下にガイアメモリ製造工場があったため、妨害をしていた。
風都市市会議員の楠原みやび(演:川田希)の夫であった、楠原大三郎(演:長谷川ほまれ)も物語の一年前に手にかけていたという。
三度襲撃するも、事件現場の近くには決まって水辺があり、そこから狙撃してたと知られてしまう。
サイクロントリガーの狙撃で水中から追い出され、煙幕で逃走を図るが、ヒートメモリを挿したスタッグメモリの特攻で焼きエビにされ、トドメのジョーカーエクストリームで部下の変身していた一体目が倒される。
この個体は本来は破棄される筈のプロトタイプのメモリで変身した囮であるため、巨大化は出来ない模様。
この実験メモリから鷹村がガイアメモリに関わる人物だと特定されてしまった。
一体目が倒された隙を狙って楠原親子を殺害しようとしたが、間一髪ルナジョーカーの介入で失敗。
園咲霧彦と園咲冴子から失敗を追及されて、いよいよ後がなくなった彼は霧彦に協力を要請し楠原みやびを殺そうとする。
手始めに色取り取りの騎士甲冑の人形を父からお守りとして託され、仮面ライダーWを死んだ父の化身と慕うみやびの娘・あすか(演:大村らら)を誘拐し、人質に取ったが、スパイダーショックの発信機で居場所を特定された上に気絶していたフィリップが酢を飲んだ事で復活したWに邪魔をされる。
ならばとビッグ・アノマロカリスに変身して抵抗を続けるが、ハードスプラッシャーの援護で形成逆転され、トリガーフルバーストでメモリブレイクされる。
鷹村はWに救出され、お縄についたようだ。
構成員が敗北した為、ミュージアムはWに関して警戒していく様になった(事実、鷹村の様にある程度メモリに適性があり工場を任されているならマスカレイド・ドーパントが手下として派遣されていてもおかしくはない為、ミュージアムはWを侮っていたと言える)。
最終話ではEXEの構成員(演:伊藤竜翼)が変身したが、適合性が低かったのか仮面ライダージョーカーのライダーパンチであっさり撃沈した。というか水棲生物のアノマロカリスを陸で運用しようとしたのが最大の敗因だと言える。
余談
本編内でダブルと交戦した最初の「ミュージアムに所属しているドーパント」である。
事件解決後、証拠隠滅のために園咲冴子は工場を爆破したが、工場の位置に建つ予定だった第2風都タワーの建設が無期延期になったため、爆破し損になってしまった(と言っても、ドーパントに変身していた工場の関係者が逮捕されたことで、下手をすれば工場にも警察の捜査が入りガイアメモリの存在を知られてしまう恐れがあったため、一応工場の爆破が無意味という訳でもないかもしれない)。
なお、最も肝心な土地の売却を突っぱね続けるか上司である園咲家に土地を渡せば良いだけなのに何故2度も担当者の殺害に走ったのかという点に関しては特に言及されなかった(一応『鷹村が怪しまれて警察に連れて行かれるのを恐れたミュージアム側が指示した』等の考察があるが)。
ちなみにこのつぶらな目をした外見だったため、人質の楠原あすか役の大村らら氏はつい笑ってしまい、何度も撮り直しになった事が後のインタビューで語られている。(鷹村のこいつはきっと受けるぞが役者的な意味になってしまった)
劇中で「エビのバケモン」呼ばわりされているが、元ネタのアノマロカリスも和訳すると「奇妙なエビ」となる。
派生作品
『仮面ライダーウィザード』
魔宝石の世界の怪人として登場。最後はアイスエイジ・ドーパントやグリラスワームともども仮面ライダーブレイドと仮面ライダーオーズに叩き切られた。
『風都探偵』
『fに感謝を』から登場。クラブ・ドーパントとWとの最終決戦中、蒼炎群のアジトでアクセルと対峙している個体がいた。
また『xの残影』において、エターナル事件の際にエターナルレクイエムの影響で暴走した個体がいた模様。
関連タグ
関連・類似項目
- マスカレード・ドーパント、スイーツ・ドーパント、コックローチ・ドーパント…同じく複数個体が登場したドーパント。これらのメモリは比較的量産性が高いとされている。
- アノマロカリス・デッドマン:12年後の仮面ライダーに登場するライダー怪人でこちらは正真正銘の幹部怪人である。
- 要塞生命体アノマロガリス:6年前のスーパー戦隊に出たアノマロカリスの怪人繋がり。