サイクロントリガー
さいくろんとりがー
『サイクロン!トリガー!』
翔太郎「よっしゃあ、派手にぶっ放すぜ!」
翔太郎・フィリップがそれぞれトリガーメモリとサイクロンメモリをダブルドライバーに挿入することで変身する。
弾丸がサイクロンの能力を帯びたことで、一発一発が風を纏ったことによる広い拡散効果、それらを同時に発揮する弾幕によりショットガンのような高い面制圧能力を持つ。
特にトリガー系統では最も連射性に優れており、ハードボイルダーに乗り回している時で役立つ。
反面、ボディスペックはサイクロン系でありながら他のトリガー系フォームと大差ない上、広域攻撃と引き換えに命中精度が落ちるため精密射撃にも向いていない(面制圧能力だけを見れば他のトリガー系フォームでも十分な性能を見せている)。
一応、精密射撃についてはトリガーマグナムにバットショットを合体させる事で補える。
『風都探偵』での出番は第2集の1回のみで他のハーフチェンジと比べて変身回数は一番少ない。
一方、第55話にて万灯雪侍はシュラウドが本来想定していた鳴海荘吉とフィリップが変身した場合、サイクロンスカルになるか、もしくは荘吉は6本の中ならば『トリガー』を主体にして基本形態になりえたと語っている。
トリガーエアロバスター
劇場版で使用。風を纏った弾丸を撃ち出し、強烈な風圧で敵を吹き飛ばす。
なお、トリガー系他2種のマキシマムドライブの際にはトリガーメモリを挿入しているが、この技の際にはサイクロンメモリを挿入していた。
ゲーム『ロストヒーローズ2』では全体技として登場しており、ルナトリガー以外のトリガーメモリを用いた並列形態ではサイクロントリガーが唯一参戦している事になる。また、本来はサイクロンを使用するが『memory of heroez』ではミスでトリガーメモリで発動していた。後に修正された。
トリガーストームボム
『風都探偵』の対メガネウラ・ドーパント戦で使用した。トリガーメモリをトリガーマグナムのマキシマムスロットに挿入して発動。
こちらは風を纏った弾丸を直接ぶつけるエアロバスターとは違い、相手の足元に弾丸を撃ち込み、その撃ち込まれた弾丸を起点に爆弾のように竜巻を発生させ、相手を巻き込んで吹き飛ばすというもの。
補足しておくと、トリガーメモリでのマキシマムドライブはこれが初ではなく、『ファイナルステージ』にてルナトリガーやヒートトリガー共に名称不明のマキシマムドライブを放っている先例がある(造形物の都合からか、トリガーマグナムをマキシマムモードに変形させていないが)。
TV版ではガジェット無しでのメモリブレイクを実行しておらず、エターナル戦でも唯一攻撃を防がれた(よく見ると1発当たっているがノーダメージ)ことから不遇といわれている(次点で単純に登場の少ないルナメタル)。
なお、エターナル戦の描写から威力が低いと言われることがあるが、これは公式には明言されていない。むしろアノマロカリス・ドーパントでは初戦でこの形態にチェンジしようとした際には敵の姿が見えなかったこともあり、トリガーは周囲への被害が大きすぎるとフィリップに止められているほか、頑強な肉体を持つバイオレンス・ドーパントに対してもダメージを与えていたことから、この形態でも十分な攻撃力があることがうかがえる。
尤も、遠距離攻撃ならばダメージを与えられると踏んだ判断でサイクロントリガーに変身したものの、バイオレンスにはその後反撃を受けて逃げられてしまった(なお、本エピソードでは翔太郎はその後近接戦に向いたヒートメタルや追尾性に長けたルナトリガーに変身してバイオレンスと応戦している)。
ただ、TVシリーズにおいては(特に序盤)サイクロントリガーで敵に攻撃しても中々当たらない場面でルナトリガーなどにチェンジしてピンチを切り抜ける場面も非常に多く、コックローチ・ドーパント戦などでもルナトリガーにチェンジした。
『運命のガイアメモリ』ではヒート・ドーパントと対決。トリガーエアロバスターで彼女のバイクを破壊したが、近接戦を得意とする相手には相性が悪く、乱入してきた堂本剛三にも傭兵のプロフェッショナルとはいえ生身の相手にやや遅れを取る場面すらあった。
ただ、本編では堂本の首や肩が折れる程の勢いで彼を投げ飛ばすという場面も見られており、Wの形態では近接戦で非力というだけで一応生身の人間相手ならば容易に殺傷する程度の腕っぷしはある様だ。
ゲーム作品ではルナトリガーは威力を低め、ヒートトリガーは連射力を低めに設定されることが多く、結果的にトリガー系ではサイクロントリガーが最も火力が出る場合が多いなど本編での扱いとは一転して優遇されている。
また、ガンバライドでは下位技に
ヒートトリガーの必殺技(トリガーエクスプロージョン)と同じ名前を付けられる、使いまわしモーションの下位技なのでやってる事は当然トリガーマグナムノーマルモードを連射するだけという名前詐欺にも程がある技である。