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バイオレンス・ドーパント
9
『仮面ライダーW』と劇場版第2作「運命のガイアメモリ」に登場したドーパントで。

若菜姫、これが俺からのプレゼントだ!」

データ

身長230.0cm
体重420.0kg
特色/力比類なき超腕力、左腕の鉄球を利用した打撃攻撃、バイオレンスボールへの変化突進攻撃
登場回第13話「レディオでQ/狙われたプリンセス」、第14話「レディオでQ/生中継大パニック」(脚本:長谷川圭一/監督:石田秀範)

概要

「ミスター・クエスチョン」を名乗る人物がバイオレンスメモリを左手の甲に挿して変身したドーパント怪力であらゆる建造物を破壊し、園咲若菜ラジオ番組妨害を行った。

劇中での言動からミスター・クエスチョンも若菜のファンであるらしく、配信中の彼女に質問を行い、それに準える形で破壊活動を開始。

当然ながら市民の被害も出ているが「愛に犠牲はつき物」と開き直っていた。

外見

頭部にが存在せず、が剥き出しのがある。筋肉が隆起した身体に鉄板が刺さっている。左手は黒い鉄球状で、全身球状のバイオレンスボールに変形しても左腕がそのままの状態になっている。

全身筋肉の塊となったのは「力」をわかりやすく可視化したためだと思われる。

能力

その名と姿に恥じず、腕力で敵を圧倒する接近戦が得意。「バイオレンスボール」と呼ばれる球状の戦闘形態への変化能力を持ち、その際は地面を左手で叩くことによって高速移動を行う。また、無数の礫を放って攻撃することが可能。

鉄球を射出することでモーニングスターのように扱えるなど豊富な攻撃手段を持つ。

破壊力は非常に高く、幹部クラスのクレイドール・ドーパントをバラバラに粉砕してしまったほど(クレイドールは後に自前の再生能力で復活している)。

再登場

劇場版 仮面ライダーW FOREVER A to Z / 運命のガイアメモリ

T2ガイアメモリのひとつ、T2バイオレンスメモリで変身したT2バイオレンス・ドーパントが登場。

T2アイスエイジ・ドーパントと主に暴れていたが、ルナジョーカーマキシマムドライブ「ジョーカーストレンジ」で倒された。

中の人はウォッチャマンであった。

仮面ライダーウィザード

魔宝石の世界の住人として登場。本来ならドーパントに死は無いが、メモリの残留思念が残ったのだろうか……?

世界からの脱出を図る少年少女に襲い掛かるも、少年の願いを聞き届けて世界を越えて駆け付けた葛葉紘汰の変身した仮面ライダー鎧武に切り裂かれ、他の怪人諸共爆発四散した。

仮面ライダージオウ

EP47より登場。ダブルライドウォッチが壊れた事でダブルの歴史が解放され、他の世界の怪人達と共にジオウ世界に出現した。

続くEP48ではウォズギンガファイナリーと対決するも、超ギンガエクスプロージョンを喰らってマスカレイド・ドーパントダスタードと共に撃破された。

memory_of_heroez

CV:三上哲

黒幕によって再生させられたドーパントの一体。

自我は有しておらず、文字通りの暴力の塊のようなヤツ。

廃棄物処理施設を訪れたオーズの前に現れたが、撃破され、廃棄されたガイアメモリに紛れていたルナメモリを回収された。

ロストヒーローズ

ショッカー・キューブのザコ敵とウルトラ・キューブで開催されたリジェス・ファイトの決勝リーガーとして登場(因みに決勝リーグに出場には制限時間内にバトルを勝ち抜き、特定のステージにたどり着かなければ脱落となるルールである。そんな彼は前述の通り雑魚キャラなのだがウルトラマンジャックを初めとするサブヒーローチームと強豪チームである宇宙人連合ですら脱落した中彼らを差し置いて制覇した何気にすごいやつである)。

今作の敵キャラは基本的にヒーロー達を忌み嫌うのだが、彼は「(制限時間)ギリギリでエントリーできてすごいなお前たち!」と素直に褒めたり、エクストリームメモリの情報を教えてくれたりと優しい。

活躍面では、ザムシャーウォルターガンダムの恐るべき強さを披露されている中、彼は同じくザコ敵であるリフレクト星人(一応こっちの方が強い)と茶番じみた焦れったい戦闘をしてたが、直接的シーンはないがどういう訳か彼が勝ち抜いた(ゴリ押しで倒したのだろうか?)。だが準決勝戦にてザムシャーに一瞬でワンパンされてしまいお亡くなりになった。(どの道彼が勝てるビジョンはなくザムシャーじゃないにしろウォルターガンダムやマスラオといったボスクラスの敵しかいないのでよく頑張った方である。)

風都探偵

第61話に登場。メモリ密売組織ORIGINの幹部でもある王道学習塾の主要講師4名が変身する。生体コネクタの位置は4名ともTV版と同様左手の甲にある。塾長の指示で塾に監禁していたある少女をアジトである山小屋に連れていくも、翔太郎の指示で動いたときめが乗っていたワゴン車にスパイダーショックをはりつけられ、居場所が特定されてしまい変身する。

なお4名とも''暴力''の記憶を持つ怪人に変身したことから翔太郎に「暴力教師」と揶揄されている。しかし様々な戦いを経て強化されたダブルとアクセルの敵ではなく(近くに防衛対象の少女がいたので思うように力を出せなかったのもあると思われる)、サイクロンジョーカーのジョーカーエクストリームによってまとめてメモリブレイクされ、4名とも逮捕された。

関連タグ

仮面ライダーW ドーパント 暴力 ストーカー

外部リンク

バイオレンス・ドーパント 仮面ライダー図鑑

バイオレンスメモリ 仮面ライダー図鑑

正体(ネタバレ注意)

「どいてよそこ!ここは、僕と彼女だけの問題!」

CV/人間態三好博道(オキシジェン)

バイオレンスメモリのユーザーにしてミスターQの正体は若菜のマネージャー・上尾強。生体コネクタの位置は左手の甲。

フィリップの推理と若菜本人にしか分からない細かい状況も把握していたことで若菜に正体を感づかれた。

正体が発覚したことでバイオレンスボールに変身して若菜を連れ去るも仮面ライダーダブルに阻止され、激しい追跡戦を繰り広げた後、最期はルナトリガーのトリガースタッグバーストで倒されて、変身の解けた上尾は空中から墜落するも、Wに救出される。メモリブレイク後は正気に戻ったのか若菜に謝罪しながら気絶した。

なお、彼の動機は若菜への好意であり、そこに一切の憎しみはなかった。

作中の犯行をよく観察してみると、電話リクエストコーナーで若菜が答えた好きなものを破壊で表現する形で「プレゼント」しているのがわかる。最初は若菜の好きな7の数字から、ラジオ局近くの風力発電機を7の形に破損させたり、2回目の犯行ではサザンウィンドアイランドパーク地下のパイプラインを破壊炎上させて「赤色」を「プレゼントしている」など確かに憎しみでは動いていない。

家庭環境もあって当時は我が儘でイジワルだった彼女を一ファンとして受け入れており、マネージャーとして応援とサポートをしていたが「強い男になる」という想いが暴走した結果、メモリの毒素で暴力による破壊活動へとエスカレートしてしまった。

流石にクレイドールが若菜であることは知らなかった模様。つまり、愛する相手に知らないで暴力を振るった形になるのだが、気弱で元々彼女に暴力を振るうつもりはなかった彼のことである、真実は知らない方が幸せというものだろう。

黒幕(更にネタバレ注意)

事件の真犯人は、若菜の先輩タレントである佐伯素子演:中丸シオン)。若菜の人気が疎ましくなった佐伯はガイアメモリを自ら購入し、上尾を唆して使用させていたのである。

若菜はクレイドールに変身して佐伯を追い詰めるも、かつて幼い来人に言われた言葉を思い出し、止めを刺さずに立ち去る。

命拾いした佐伯は早速若菜の正体を世間に晒そうとするが、最期は園咲霧彦ことナスカ・ドーパントによって口封じのために始末された。

余談

後編でその正体が解き明かされたドーパントの中では珍しく正体発覚前の声が加工されていない。その分、口調やキャラクターの違いによって簡単には分からないようになっているなど演者の演技が光る。

人間態を演じた三好博道氏は、お笑いコンビ「オキシジェン」でボケを担当している芸人である。

「暴力」をモチーフとしたドーパントであるが、三好氏は高校時代に柔道部に所属しており、さらに当時のオキシジェンの芸風は三好氏によるプロレス技などの派手な格闘技を用いたコントがメインだったため、ある意味では演者とドーパントの特性が一致したキャスティングといえる。

しかしWに出演した翌年、コント中の大怪我がきっかけでこれらの芸風を封印することとなったため、現在オキシジェンとしてのネタはシンプルな漫才がメインとなっている。

若菜姫、これが俺からのプレゼントだ!」

データ

身長230.0cm
体重420.0kg
特色/力比類なき超腕力、左腕の鉄球を利用した打撃攻撃、バイオレンスボールへの変化突進攻撃
登場回第13話「レディオでQ/狙われたプリンセス」、第14話「レディオでQ/生中継大パニック」(脚本:長谷川圭一/監督:石田秀範)

概要

「ミスター・クエスチョン」を名乗る人物がバイオレンスメモリを左手の甲に挿して変身したドーパント怪力であらゆる建造物を破壊し、園咲若菜ラジオ番組妨害を行った。

劇中での言動からミスター・クエスチョンも若菜のファンであるらしく、配信中の彼女に質問を行い、それに準える形で破壊活動を開始。

当然ながら市民の被害も出ているが「愛に犠牲はつき物」と開き直っていた。

外見

頭部にが存在せず、が剥き出しのがある。筋肉が隆起した身体に鉄板が刺さっている。左手は黒い鉄球状で、全身球状のバイオレンスボールに変形しても左腕がそのままの状態になっている。

全身筋肉の塊となったのは「力」をわかりやすく可視化したためだと思われる。

能力

その名と姿に恥じず、腕力で敵を圧倒する接近戦が得意。「バイオレンスボール」と呼ばれる球状の戦闘形態への変化能力を持ち、その際は地面を左手で叩くことによって高速移動を行う。また、無数の礫を放って攻撃することが可能。

鉄球を射出することでモーニングスターのように扱えるなど豊富な攻撃手段を持つ。

破壊力は非常に高く、幹部クラスのクレイドール・ドーパントをバラバラに粉砕してしまったほど(クレイドールは後に自前の再生能力で復活している)。

再登場

劇場版 仮面ライダーW FOREVER A to Z / 運命のガイアメモリ

T2ガイアメモリのひとつ、T2バイオレンスメモリで変身したT2バイオレンス・ドーパントが登場。

T2アイスエイジ・ドーパントと主に暴れていたが、ルナジョーカーマキシマムドライブ「ジョーカーストレンジ」で倒された。

中の人はウォッチャマンであった。

仮面ライダーウィザード

魔宝石の世界の住人として登場。本来ならドーパントに死は無いが、メモリの残留思念が残ったのだろうか……?

世界からの脱出を図る少年少女に襲い掛かるも、少年の願いを聞き届けて世界を越えて駆け付けた葛葉紘汰の変身した仮面ライダー鎧武に切り裂かれ、他の怪人諸共爆発四散した。

仮面ライダージオウ

EP47より登場。ダブルライドウォッチが壊れた事でダブルの歴史が解放され、他の世界の怪人達と共にジオウ世界に出現した。

続くEP48ではウォズギンガファイナリーと対決するも、超ギンガエクスプロージョンを喰らってマスカレイド・ドーパントダスタードと共に撃破された。

memory_of_heroez

CV:三上哲

黒幕によって再生させられたドーパントの一体。

自我は有しておらず、文字通りの暴力の塊のようなヤツ。

廃棄物処理施設を訪れたオーズの前に現れたが、撃破され、廃棄されたガイアメモリに紛れていたルナメモリを回収された。

ロストヒーローズ

ショッカー・キューブのザコ敵とウルトラ・キューブで開催されたリジェス・ファイトの決勝リーガーとして登場(因みに決勝リーグに出場には制限時間内にバトルを勝ち抜き、特定のステージにたどり着かなければ脱落となるルールである。そんな彼は前述の通り雑魚キャラなのだがウルトラマンジャックを初めとするサブヒーローチームと強豪チームである宇宙人連合ですら脱落した中彼らを差し置いて制覇した何気にすごいやつである)。

今作の敵キャラは基本的にヒーロー達を忌み嫌うのだが、彼は「(制限時間)ギリギリでエントリーできてすごいなお前たち!」と素直に褒めたり、エクストリームメモリの情報を教えてくれたりと優しい。

活躍面では、ザムシャーウォルターガンダムの恐るべき強さを披露されている中、彼は同じくザコ敵であるリフレクト星人(一応こっちの方が強い)と茶番じみた焦れったい戦闘をしてたが、直接的シーンはないがどういう訳か彼が勝ち抜いた(ゴリ押しで倒したのだろうか?)。だが準決勝戦にてザムシャーに一瞬でワンパンされてしまいお亡くなりになった。(どの道彼が勝てるビジョンはなくザムシャーじゃないにしろウォルターガンダムやマスラオといったボスクラスの敵しかいないのでよく頑張った方である。)

風都探偵

第61話に登場。メモリ密売組織ORIGINの幹部でもある王道学習塾の主要講師4名が変身する。生体コネクタの位置は4名ともTV版と同様左手の甲にある。塾長の指示で塾に監禁していたある少女をアジトである山小屋に連れていくも、翔太郎の指示で動いたときめが乗っていたワゴン車にスパイダーショックをはりつけられ、居場所が特定されてしまい変身する。

なお4名とも''暴力''の記憶を持つ怪人に変身したことから翔太郎に「暴力教師」と揶揄されている。しかし様々な戦いを経て強化されたダブルとアクセルの敵ではなく(近くに防衛対象の少女がいたので思うように力を出せなかったのもあると思われる)、サイクロンジョーカーのジョーカーエクストリームによってまとめてメモリブレイクされ、4名とも逮捕された。

正体(ネタバレ注意)

「どいてよそこ!ここは、僕と彼女だけの問題!」

CV/人間態三好博道(オキシジェン)

バイオレンスメモリのユーザーにしてミスターQの正体は若菜のマネージャー・上尾強。生体コネクタの位置は左手の甲。

フィリップの推理と若菜本人にしか分からない細かい状況も把握していたことで若菜に正体を感づかれた。

正体が発覚したことでバイオレンスボールに変身して若菜を連れ去るも仮面ライダーダブルに阻止され、激しい追跡戦を繰り広げた後、最期はルナトリガーのトリガースタッグバーストで倒されて、変身の解けた上尾は空中から墜落するも、Wに救出される。メモリブレイク後は正気に戻ったのか若菜に謝罪しながら気絶した。

なお、彼の動機は若菜への好意であり、そこに一切の憎しみはなかった。

作中の犯行をよく観察してみると、電話リクエストコーナーで若菜が答えた好きなものを破壊で表現する形で「プレゼント」しているのがわかる。最初は若菜の好きな7の数字から、ラジオ局近くの風力発電機を7の形に破損させたり、2回目の犯行ではサザンウィンドアイランドパーク地下のパイプラインを破壊炎上させて「赤色」を「プレゼントしている」など確かに憎しみでは動いていない。

家庭環境もあって当時は我が儘でイジワルだった彼女を一ファンとして受け入れており、マネージャーとして応援とサポートをしていたが「強い男になる」という想いが暴走した結果、メモリの毒素で暴力による破壊活動へとエスカレートしてしまった。

流石にクレイドールが若菜であることは知らなかった模様。つまり、愛する相手に知らないで暴力を振るった形になるのだが、気弱で元々彼女に暴力を振るうつもりはなかった彼のことである、真実は知らない方が幸せというものだろう。

黒幕(更にネタバレ注意)

事件の真犯人は、若菜の先輩タレントである佐伯素子演:中丸シオン)。若菜の人気が疎ましくなった佐伯はガイアメモリを自ら購入し、上尾を唆して使用させていたのである。

若菜はクレイドールに変身して佐伯を追い詰めるも、かつて幼い来人に言われた言葉を思い出し、止めを刺さずに立ち去る。

命拾いした佐伯は早速若菜の正体を世間に晒そうとするが、最期は園咲霧彦ことナスカ・ドーパントによって口封じのために始末された。

余談

後編でその正体が解き明かされたドーパントの中では珍しく正体発覚前の声が加工されていない。その分、口調やキャラクターの違いによって簡単には分からないようになっているなど演者の演技が光る。

人間態を演じた三好博道氏は、お笑いコンビ「オキシジェン」でボケを担当している芸人である。

「暴力」をモチーフとしたドーパントであるが、三好氏は高校時代に柔道部に所属しており、さらに当時のオキシジェンの芸風は三好氏によるプロレス技などの派手な格闘技を用いたコントがメインだったため、ある意味では演者とドーパントの特性が一致したキャスティングといえる。

しかしWに出演した翌年、コント中の大怪我がきっかけでこれらの芸風を封印することとなったため、現在オキシジェンとしてのネタはシンプルな漫才がメインとなっている。

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