\ギンガ!/
アクション!
投影!ファイナリータイム!
ギンギンギラギラギャラクシー!宇宙の彼方のファンタジー!
ウォズギンガファイナリー!ファイナリー!
「祝え!宇宙最強、ギンガファイナリー!……緊急時につき、短縮版である」
概要
EP36で登場した仮面ライダーウォズがビヨンドライバーにギンガミライドウォッチを装填して変身した強化形態。仮面ライダーウォズの最強フォームに当たる。
正式表記についてだが、「仮面ライダーウォズギンガファイナリー」だったり「仮面ライダーウォズギンガ ファイナリー」だったり「仮面ライダーウォズ ギンガファイナリー」だったりと非常に安定しない。
その名の通り仮面ライダーギンガの力を持つ。
そのためか、別ライダーの力を使う形態ながらフューチャーリングではない。
また、変身時のエフェクトは他の形態と異なり、太陽系をイメージしたものとなっている。
戦闘能力も格段に上昇しており、あの強力だったギンガの能力を使用している為か劇中では最終回を迎える間もあまり苦戦シーンは無く、戦歴も中々優秀である。
容姿
姿は仮面ライダーギンガを模しており、背中にはマント「ギンガセイル」が装着されている。
胸部はエクスパンションパンドライナーとインストールショルダーが一体となり進化した形態「クロスアーマライナー」となり、ギンガの能力を再現している。
頭部のクレストは「ギンガドライバー」のギンガスコープを模した物になっている。
この部分は「ウォーシグナル・ギンガ」と呼ばれる変身者に合わせて宇宙をナビゲートするシステムを搭載したユニット。ワクセイフォームでは土星を模した「ウォーシグナル・ワクセイ」に変化しエナジープラネットの軌道計算と効果予測を行うナビゲート機関に、タイヨウフォームでは太陽を模した「ウォーシグナル・タイヨウ」に変化し温度管理と効果測定を行うサーモスタット機関となる。
インジケーショントラックアイの表示は「ギンガ」であり、通常形態の「インディケーショントラックアイ」の視野角は270°とされてきたが、本形態の「インジケーショントラックアイ・ギンガ」は視覚センサーが鉱物を主成分とした「ミネラビジョン」に変化し、独立して動くようになった。
なお、ワクセイフォームでは同時に12個の物体を追いかけられるほどの視野を手に入れることが出来る。
触角「クロックブレードSギンガ」は銀河の中心部との通信を可能としている。
スペック
身長 | 202.8cm |
---|---|
体重 | 107.2kg |
パンチ力 | 45.3t |
キック力 | 104.9t |
ジャンプ力 | 119.0m(ひと跳び) |
走力 | 0.8s/100m |
能力
仮面ライダーギンガの能力を使用することができ、疑似惑星弾「エナジープラネット」を初めとした超能力や重力操作を駆使して闘う。
鎧部分の「ギンガアーマー」は重力下では精製することのできない超硬合金から精製されており、エネルギー精製装置「パワーピュアフィ」を備えているため、太陽光から「ピュアパワー」を取り出して全身へ供給することで、アナザーライダーを撃破することができる。
両肩に装備された重力子制御装置「グラビコンソーサー」の内部に封入されている超マイクロブラックホールにより重力子を制御し自身や他者などの任意の物体にかかる重力を自在に変化させる。
『小説仮面ライダージオウ』においてこの能力で浮遊し超高速移動能力を持つ敵と互角の速度で争い、最終的に自身の加速に使っていた重力を相手に仕掛け超重力で叩き落とした(正確にはこの時タイヨウフォームだった)。
時間や空間といった概念の根源とされる宇宙の力を有している事から、元々が宇宙から持ち込まれた力であるクロックアップにも対抗でき、さらには重加速を自力で無効化する事も可能としている。
なお、宇宙空間で活動出来、仮面ライダーギンガの能力を使える事から単体でも宇宙に向かう事は可能と思われるが、速度は別の宇宙の力に及ばないのか、それとも加速に時間がかかるのか宇宙空間へ行く際には連れて行って貰っていた。
また、他のアーマータイムやフューチャーリングと異なり、この形態の下に複数の派生形態を持ち、状況に応じて使い分けることが可能。この形態の特徴としてはシンプルに強力な宇宙の力を扱うフォームである。
作中では素手での戦闘が殆どだったが、ガンバライジングではジカンデスピアのヤリモードも使用する。
また、マントの「ギンガセイル」には設定上は有害物質から身を守る他にも、後述のように「ギンガファイナリースペース」という空間を発生させて二次被害を防ぐことが出来るとされている。
太陽の力を操り高熱を放つことができる出力重視型の形態。
多種多様のエナジープラネットの動きを同時に操ることができる、技巧重視型の形態。
必殺技
必殺技発動時の音声は「ファイナリービヨンドザタイム!」。
- 超ギンガエクスプロージョン
ウォズ「お逝きなさい…」
ファイナリービヨンドザタイム!
超ギンガエクスプロージョン!!
「超銀河エクスプロージョン」とも記載される。
ギンガセイルで敵を異空間に引き込み、ピュアパワーを溜めこんだライダーキックを叩き込んでアナザーライダーを粉砕する。演出的にはこの作品に登場するライダー達の必殺技に近い。また、敵が大量に出現していた場合は隕石を大量に降り注がせる技として使用したこともある。
また、重力を操って敵の動きを封じるバージョンも存在し、ゲイツリバイブ剛烈の「のこ切斬」へと繋いでいる。
ガンバライジングでは膝蹴りで上空に吹き飛ばし、ドロップキックで宇宙まで飛ばす。
「ゲイツ、マジェスティ」においてはツクヨミの必殺技・タイムジャックから引き継ぐ形で発動し、周りを囲む無数のカッシーン軍団を流星群の勢いで降り注がせた隕石で秒殺した。
ちなみにこの技、劇中では並大抵のライダーや敵怪人がこれを受けて変身解除や撃破、それに及ばずとも大ダメージを必ず与えているほどの凄まじい火力を誇っており、ギンガファイナリーの戦績安定の一柱となっているのが想像に難くない(上記のようにこんなのを数十発頭上から食らってカッシーンたちが瞬殺されたのも無理はない)。
ギンガミライドウォッチ
燃える太陽、無数の惑星!遥かな宇宙は俺の庭!
仮面ライダーギンガ!
仮面ライダーギンガの撃破後、その力を宿したミライドウォッチ。
スウォルツが手にしようとしていたが、その目論見を見抜いていたウォズが奪取した。
ファンからの評価
太陽が出ている時間しか動けないというギンガの弱点を引き継いでいない上に対人・対軍なんでもござれな必殺技を持つ。この時点でも大概なスペックなのだが、その上対軍特化のフォームや灼熱で対象を跡形もなく焼き尽くせるフォームも持っているため、ファンからの評価は概ね「雑に強い」で一致している。
余談
- ビヨンドライバーやミライドウォッチの音声を担当するのはスマートフォン「Galaxy」のCMのナレーションを担当しているAFRO氏である。変身音声に「ギャラクシー!」とあるため、もしかしたら狙っていたのかもしれない。
- サブライダーとはいえ最強フォームなのだが、初登場となるアナザーキバ戦は終盤に向けての伏線張りと前編の回収を同時に行った結果尺が全く足りず、初戦闘がかなり駆け足で終わった上に音声も口上も短縮、という実にあっさりしたデビュー戦となった。
- ライダーやライドウォッチのデザインのモチーフになっているのは、腕時計の機構の一種「プラネタリウム」が元ネタだと思われる。ウォズギンガファイナリーが天体をモチーフにしている為、天体の運行を追尾するギミック機構を意識したのだろう。特にヴァン クリーフ&アーペル社の「コンピレーション・ポエティック・ミッドナイト・プラネタリウム」は、腕時計のプラネタリウムと言わんばかりなデザインをしている。
- 玩具CMでは何故か白ウォズが変身している。
- また、玩具版ではミライドウォッチは2個目の音声(ライドウォッチだと簡単なライダーの解説だったもの)がウォッチに力を宿すライダーの名乗り口上となっている···がこの法則だとギンガミライドウォッチ=仮面ライダーギンガだけ無茶苦茶長いということになる。
- 後に肩は仮面ライダーガッチャード・サイクロンタトバに改造された(一応色替えで元に戻せる範囲ではある)。
関連タグ
ゼロノス アルタイルフォーム、メテオストーム:ガンバライジングのトリニティスラッシュキャンペーンでチームを組んだライダー。共通点は「天体」。
ヘカーティア・ラピスラズリ:東方Projectのキャラクター。天体を入れ替えて形態を変える戦法を使う。
平安名すみれ:3年後の作品に登場するキャラクターで、彼女の口癖は「ギャラクシー」。こちらも宇宙に関係している。
→ ウォズギンガファイナリー