「祝え!全ライダーの力を受け継ぎ、時空を越え過去と未来を知ろしめす時の王者。その名も”仮面ライダージオウ”!まさに生誕の瞬間である!」
演:渡邊圭祐
変身する仮面ライダー
概要
ツクヨミやゲイツ達と同じく2068年の未来からやってきた謎の予言者(当人的には仮面ライダーウォズの口上から「預言者=言葉を預かった者」のようだが)。
表紙に腕時計と無数の歯車が描かれた奇妙な本「逢魔降臨暦」を常に手にしており、屋内外どころか時代も問わず神出鬼没に常磐ソウゴの前に姿を現しては、予言めいた言葉をかけている。
ソウゴのジオウとしての戦いをサポートすることが目的のようで、魔王になる事を決意した彼を「我が魔王」と呼びジクウドライバーを献上した。ジオウ初変身時には、叙事詩を朗読する詩人のような口調で王の生誕を称えた。項目トップの台詞はその際に発したもの。
ただし、彼は既に「オーマジオウが君臨する未来へと至る歴史」を知っており、それを妨害し異なる未来を作り出そうとする存在の行動を阻止しようとしているだけであり、預言者というよりは歴史改変を阻止するタイムパトロール的な立ち位置を取っている(タイムマジーンによる時間移動を個人的な理由で悪用した際にはソウゴに対してさえ激怒している)。
魔王誕生を阻止するためにこの時代に来たツクヨミや、新たな王の擁立を目論んでアナザーライダーを生み出すタイムジャッカーとは違い、彼の目的は「ソウゴを正しく導く事」であり、「正しい歴史を守ろうとしているのは私だけ」と自称している。
おそらく未来の魔王を想定しているものと思われるが、ソウゴの「最高最善の魔王になる」という発言に驚いていた事からして、早くも彼の思惑とソウゴの願いとは、ズレが生じ始めている様子である(ただし、後に未来世界で現代のソウゴと邂逅したオーマジオウは「私こそ最高最善の魔王」と宣言している)。
とはいえ、その発言を聞いてなおソウゴにジクウドライバーを渡し、恭しくサポートするなど、その腹の内は読めない。
意外にもソウゴを直接オーマジオウと呼んだこともオーマジオウになると断言した事もなく、そもそもツクヨミやゲイツがソウゴをオーマジオウと呼ぶ中、初めて仮面ライダージオウという名前を出したのも彼である。
更に言えば、OPで毎度逢魔降臨暦を開きながら「普通の高校生常磐ソウゴ、彼には魔王にして時の王者たるオーマジオウとなる未来が待っていた」といっており、見方によっては「逢魔降臨暦に書かれている通りなら、ソウゴはオーマジオウにならない」と告げているようにも見え、未だウォズの目的は「正しい歴史を守り、ソウゴを王にする」以上の事は不明のままである。加えて、初期には、力を継承したことを「力を奪った」と称しており真相は謎である。
ジオウが新たなアーマータイムを発動し、平成ライダーの力を受け継ぐ「継承の儀」の際
にも「祝え!全ライダーの…(以下略)」「その名も仮面ライダージオウ ○○アーマー!また一つライダーの力を継承した瞬間である!」の台詞でそれを称える。
継承の儀を妨害しようとする者には「下がれ下郎」「お前ごときが我が魔王の継承の儀を邪魔するなどおこがましいにも程がある!」と明確な怒りを露わにするなど、ソウゴと敵対している相手に対しては容赦しない。
また、癖なのか本人のポリシーなのか、タイムジャッカーの側について門矢士と共にジオウの戦いを遠くから見ていた際にも、ディケイドアーマーの誕生を見て何の躊躇もなく継承の儀を始めてしまい、傍らにいた士から「お前…誰に向かって言ってんだ?」と呆れられ、その後ディケイドアーマーがビルドフォームになったのを見てまたもや祝おうとしたところで士に「くどい」と本を没収された。
なお、最終回でソウゴがオーマジオウになった際は、待ちわびた予言の最後にたどり着いたはずなのにグランドジオウの時と違い、喜びより困惑のほうが大きい様子で、ソウゴに「祝え」と催促されてから祝っている。
EP22でジオウが新たな力に目覚めたときは、久々なのもあってか心なしかいつも以上に嬉しそうにその生誕を祝っていた(ソウゴからも「久しぶりだね」と言われて嬉しそうな笑みを浮かべていた)。
上記の妨害の際にはアナザーフォーゼのパンチを軽々と受け止め、手からの衝撃波で吹き飛ばした。個人としての戦闘力もかなりのものがあるようで、自在に空中に浮遊するといった超常能力も有していたり、巨大化した逢魔降臨暦に対象を挟んで閉じ込める能力も披露している。
なお、身につけているマフラーは数m単位で伸ばすことが可能。ゲイツを持ち上げられる牽引力を有し、対象を包めば瞬間移動することもできる(彼の神出鬼没ぶりはマフラーの能力なのかもしれない)。
材質は不明だが劇場版であやうく焚き付けにされそうになっており、少なくとも可燃性ではあるらしい。
ゲイツに一度も負けたことがないというだけあって、ゲイツリバイブクラスの力を持ち出されなければ生身でもそこまで問題なく戦えるようだ。 また、2009年のバス事故について調べる際には、周囲の人々を昏倒させている。
EP27にて劇中初のダメージを受けた際、血ではなく紙が周囲に飛び散った。
視聴者からは「逢魔降臨暦が本体」という説も囁かれていたが、真相は不明。
門矢士や海東大樹、仮面ライダーブレイドや仮面ライダー龍騎、仮面ライダーアギトなどを知っているあたり過去のライダーやその本来の変身者についてもある程度知っているようだが、サブライダーやその時代に起こった事象まではそこまで詳しくない様子。また、「正しい歴史を守ろうとしているのは私だけ」と言っていることから、ゲイツやツクヨミ同様アナザーライダーが誕生せず、各平成ライダーの歴史の後、普通にオーマジオウが生まれた時間軸から来た模様(アナザーライダーの誕生という歴史改変が起きた時点で過去のライダーの歴史が消え、原典のライダーの存在がなくなり、銅像が建てられることもなくなると思われる為)。
なお、上述した通り彼自身はソウゴの事を「オーマジオウ」と呼んだ事は一切ない。オーマジオウとはEP41にて対面の様子が描かれたが、彼が何故「オーマジオウの君臨する未来」を望むのか、オーマジオウとはどういう関係にあるのか、そもそも本当に(2068年の)オーマジオウに仕えているのか、など彼に関わる明かされていない謎は多い。
ツクヨミ曰く、元々はレジスタンスにおいてゲイツやツクヨミが所属する部隊を率いていたが、オーマジオウ襲撃作戦を遂行した際、ウォズが偽の情報を流したことで部隊はオーマジオウに返り討ちにされ壊滅したという。
ゲイツと折り合いが悪いのはこれも原因の一つとしてあるのだが、そもそもスパイとしてレジスタンスに潜り込んでいたのか、情報収集の段階で寝返ったのか、それも未だ謎のままである。
活躍
EP02からは「逢魔降臨暦」を読み上げるという体で、アバンで前回までのあらすじを紹介するストーリーテラーと、本編の内容を少しバラしては「おっと、先まで読み過ぎました」とおどけるなど狂言回し的役割も務めている(「今からでも分かる仮面ライダージオウ」では、その時点での話以降のことは「おっと、ここから先は貴方には少し未来の出来事でしたね…」と〆る)。
そのEP02ではジオウがビルドアーマーを使おうとした時にニヤっと笑うなど、上記の目的が本心であるか謎の部分が多い。
また、彼の存在を一部の人間しか認識できていないかのような描写も存在する。
ただし、この逢魔降臨暦に書かれている内容を参考に行動しているためか、EP11で何故か鎧武ライドウォッチを持っていたソウゴ(正確には3日後の未来から来たソウゴ)に「この前祝ってくれたでしょ?」と告げられた際は、その出来事の記録が逢魔降臨歴に書かれていなかった事から困惑を隠せないでいた。
ソウゴからは、出会ってから間もない頃は突然現れては理解できない文言をこちらの都合も御構い無しに繰り出してくる為か、怪しまれており、時と場合によっては邪険にされることもあった。が、何度も遭遇するうちにだんだんソウゴも慣れてきて状況次第では彼の言葉に素直に従い、最近では敵意もなくなってしまいには「元気?」と挨拶をされるまでになっている。
それどころか、慣れてきた頃には上述の神出鬼没振りや「私は君の協力者だ」という言葉を逆手に取られて、その場で都合よく呼び出されて半ば不本意ながらも協力させられることになるなど、ソウゴを翻弄してきた当初とは逆にソウゴに翻弄されるようになってきている。そのせいか、時折ソウゴのボケっぷりに軽く小突く位とはいえツッコミを入れる、ゲイツとの口論中に「二人の昔というのは未来だよね?」と話に割り込んだソウゴに「話がややこしくなるから黙っててくれ」と言い放つなど、自身も段々遠慮がなくなっている。
ただし、EP12で3日後の未来からやって来たソウゴが現代のソウゴと対面した件については流石の彼も「それではタイムジャッカーと何ら変わりない」と怒りを抱いており、元の歴史に正すことや邪魔者であるゲイツをソウゴから引き離す為に敢えてスウォルツに協力を持ちかけている。
ツクヨミやゲイツからは「ソウゴをオーマジオウの未来に向かわせようとしている」という理由から信用されていない。2人とは仲間だった時期があり、ゲイツはウォズに一度も勝てなかったとの事。第7話でスウォルツに襲われたゲイツを「昔のよしみ」で助けたウォズは「仲直りして我が魔王の仲間にならないか」と提案するも、ゲイツからはきっぱり拒否されている。
ウォズ自身はあくまでゲイツの事を「ソウゴが魔王になる為には必要のない人間」としか見なしていなかったが、アナザー鎧武の事件を経てゲイツがクジゴジ堂に帰還した後、ゲイツの名前が逢魔降臨暦に記載された事に驚きの反応を示していた。
EP29ではツクヨミの語った話から、かつてはレジスタンスの実行部隊の隊長で、ツクヨミとゲイツの上司であった事が判明。
オーマジオウを倒すためにスパイとして潜り込み、そこで入手した情報をレジスタンス部隊に提供するが、その情報が偽物だったためレジスタンス部隊はゲイツとツクヨミを除いて壊滅し(これが第1話においてソウゴが見せられた戦いだった)、その一件から二人に(特にゲイツから)恨みを買うこととなった。
オーマジオウといつから繋がっていたかについては未だ不明。
ソウゴの大叔父である常磐順一郎からは、彼の本業である時計の修理を依頼するお得意さんとして見られている。
また、「今からでもわかる仮面ライダージオウ2」ではスウォルツのことも「古い知り合い」と言っており、タイムジャッカーとも単なる敵対関係以上の因縁がある模様。
そしてEP13から自身の目的のためにタイムジャッカーの味方となり、世界の破壊者こと門矢士を呼び寄せた。
しかし、完全にタイムジャッカーの味方になったわけではなく、タイムジャッカーに細工されたカッシーンがソウゴに襲い掛かった際には、新たなジクウドライバーを献上(この時、ソウゴは直前にジクウドライバーを破壊していたために一時的に変身できなくなっていた)して彼を再び魔王にしようとするなど、不可解な面も見せている。なお、タイムジャッカーからこのことを問い質された際には「私はこの本(逢魔降臨暦)に書かれたとおりに行動しているだけ」と嘯いていた。
しかし、EP17にてもう1人のウォズこと白ウォズが登場。
ゲイツを「我が救世主」と呼び慕い、新たな戦士に変身する彼に対しウォズはかなり動揺する。
白ウォズの登場に伴って、これまで登場してきたウォズは公式で「黒ウォズ」と扱われている。作中ではEP18にてソウゴの提案により区別されるようになったのだが、それに関して黒ウォズ本人は「私たちはヤギじゃない」とちょっと複雑そうな顔をしていた。
しかしEP18では早々ウールに「どっちのウォズだ」と聞かれた際に「黒い方」と返しており、EP19では(ソウゴに聞かれたからとはいえ)「黒ウォズの方だよ」と自ら言ってしまっている(この後ツクヨミに「自分で言っちゃったよ」と突っ込まれた)。
EP22では、もう一人の自分である白ウォズからも黒ウォズ呼ばわりされている。
別の未来から来た白ウォズが現れてからは逢魔降臨暦も使い物にならなくなってしまったため、以前のような胡散臭く超然とした態度は殆ど消え去ってしまっていた(白ウォズがさらに数段胡散臭いことと、仮に黒ウォズに含むものがあったとしても、ソウゴ達のためを思っての行動が多いことも理由だが)。
むしろ、白ウォズへの逆襲のために本来のオーマの日よりも早くジオウライドウォッチⅡの使用を促すなど、以前と違い本来の歴史からの改竄をある程度は許容したりしている(きっかけは始まりの男の干渉とはいえ、そこから士を呼び寄せて歴史を軌道修正せざるを得ない状況に持ち込んでしまったのは他でもない自分であるため、まずは本来の歴史から改変してでも白ウォズ側の思惑をどうにかしようとしているのだと思われる)。
そしてEP27ではウールと共謀し、加古川飛流を利用する事で白ウォズから仮面ライダーウォズの力を奪い、ついに変身するのだった。
それ以降は完全に仮面ライダーウォズの力を自分のものとしており、EP30でオーマの日を迎えた際に正式に所有権が黒ウォズに移ることになる。
人物像
当初こそ、怪しげな雰囲気と慇懃ながらも腹に一物ありそうな言動、そしてソウゴをオーマジオウにするという目的から胡散臭い人物として見られていた。
実際、門矢士やタイムジャッカーを利用してゲイツを排除しようとするような敵対行為も行っているが、その後さらに胡散臭く言動も非道な「白ウォズ」が登場した事で、相対的に「まともで協力的な味方」という風に劇中での描写も変わっていった。
しかし活躍の項で述べられているように、(彼の正体・目的の詳細が判明していないので当然ではあるが)多少思う所は有れども一貫してソウゴの意思を尊重する部下として振る舞っており、オーマジオウの配下になる以前から親交のあったゲイツとツクヨミに関しては、その縁からスウォルツに殺されかけたゲイツを救い、彼らを仲間として迎え入れようとしたこともある。
仮面ライダーウォズの力を手に入れたのも、余りにも強すぎる為にゲイツ自身の命すら削るゲイツリバイブとソウゴが戦うのを阻止する為であり、云わば二人を守る為である(ソウゴのほうが優先であることはまず間違いないが)。一度目の戦いに至っては素の戦闘力が高いとはいえ、生身で変身した仮面ライダーと戦っている。
仮面ライダーウォズとしての戦い時には、フューチャーリングを駆使して長期戦に持ち込みゲイツリバイブを自滅させており、「その戦いで何をすべきか」を判断する能力も高い。
また、一度目の戦いの前にゲイツに対しゲイツリバイブのリスクを告げた上で使用を止めるよう説得し(これだけ見れば強すぎるゲイツリバイブの力を使わせないためとも言えるが)、ゲイツとの決戦に際しては彼を君付けで呼んでおり、何処か過去の因縁に対して思う所を見せているようでもあり、非情になりきれない様子を見せている。
初登場の時から一貫してブレていない本質として、彼はソウゴ個人の意思を尊重するということがある。あくまでソウゴが自分の決断でオーマジオウになることを望んでおり、ソウゴがオーマジオウになるように導こうと助言はするが、ソウゴ自身がそれをやりたくないとはっきり言ったならばそれ以上は干渉しない。
これは自分が崇めている筈のゲイツに対してさえ、未来の救世主にするという目的の為には彼の意志すらも無視して冷酷に接し、ゲイツリバイブのリスクに対しても説明しなかった白ウォズとは対照的である。
また、ソウゴが自分を素直に頼ってきた時は、それをオーマジオウになることに繋がらないことでも(愚痴を言いながら)協力してくれる。これはソウゴに自分を信用させるというアピールの意味もあるだろうが、事実としてソウゴはウォズによって助けられたことは多々ある。
様々な思惑や騙し合いが入り乱れる作品の中盤においては、(ソウゴ視点から見れば)初期の印象とは違い、「自分の目的を隠していないしブレることもない人物」としてある意味では最も信用でき、かつ一番誠実な者であると言える。
また、クジゴジ堂での三人との同居を初めてからはゲイツに対し「醤油をとってくれ。ついでにおかわりも。納豆には醤油と辛子を入れてかき混ぜてくれ」など平然と細かい注文を入れたり、海東大樹にウォッチを取られてソウゴとゲイツが変身出来ない中、ふたりに押されてウォッチを取り返すよう要求されると「人使いの荒い魔王だ」とどこかで聞いたような愚痴をこぼすなど、割と図々しい上に思ったことは率直に言う素の性格が浮き彫りになっている。
EP30ではジオウトリニティに変身した際に、自分の知っている歴史から余りにもかけ離れたことが起こったことで、魔王の誕生を祝福した際には曖昧な言葉を使っての物になってしまい、ソウゴから「本当に祝ってる?」とツッコまれる事態になっており、何処か、天然で堅物なコメディリリーフとしてのキャラクターも確立しつつある。
また、結構食い意地が張っており、EP36では初恋の人の一件で食欲がわかないソウゴのアップルパイを了承を取るや否や貰ったり、食事シーンでも大体真っ先に手を付けたりおかわりを頼んだりしている(実際「アニメージュ」2019年8月号では、大食いという裏設定があることが明言された)。
EP32以降の活躍
トリニティの力を手に入れて以降は(白ウォズがいた分の反動か、或いは三位一体となった事への喜びか)ジオウトリニティに変身するたびにジオウ(&ゲイツ&自分自身)を祝っている。
EP32ではジオウトリニティへの変身を「面白い」と気に入ったアギトもトリニティフォームへと変身するのだが、それを見たウォズは「これは、祝わねばなるまい!!」と暴走。ソウゴからも「もういいから」と抑えられている。
続くEP33ではソウゴの誕生日を祝福しようとソウゴ達やアナザー響鬼を差し置いて暴走した結果、
- アナザー響鬼が出現する中、ソウゴの誕生日を盛大に祝うべく一人右往左往し思い悩む
- 桐矢京介に弟子入りを懇願。その際、自分を「祝福の鬼」と臆面もなく言い放ちソウゴたちの腹筋を崩壊させる
- 京介からの指示で太鼓を叩いている内に、テンションが上がり過ぎて一緒に練習していたソウゴとゲイツを突き飛ばす
- アナザー響鬼再出現にも拘らず、戦闘にも出向かず祝福と称して太鼓を叩き続ける
といった、ライダーとしてあるまじき行動にまで出た末に、ツクヨミから「人を祝う事がなんにも分かってない」「そんなの自分が楽しいだけ」と至極まっとうな正論を言われ、ショックで自身のアイデンティティを見失ってしまう結果となった。
「私と言えば『祝え!』ではないのか……!?」
翌EP34では上記の出来事により「祝うとは何か」について一人思い悩んでおり、見かねたソウゴによりトドロキのもとに一日だけ弟子入りすることに。その後、トドロキから「大切な人のそばにいるだけですごいこと」と心のあり方を伝えられ、これをきっかけに迷いを捨て、戦線に復帰。事件解決後、ソウゴの誕生日を皆で盛大に祝っていた。
電王編となるEP40ではゲイツによってガードベントされたことで、モモタロスに憑依された。
しかし、程なくして特異点であった良太郎のように自力で憑依を解除したうえで、「セリフが恥ずかしい」「口が腐る」と不快感を露わにしていた。
続くEP41では2068年に呼ばれ、オーマジオウに圧倒されるソウゴの救援に駆けつけ2019年へと撤退させた。
その際、オーマジオウに対して反射的に跪いており、少なくともオーマジオウに対して仕えているらしいことはわかった(なお、このシーンでようやく、オーマジオウがウォズの存在を知っていることが明らかになっている)。
だが、自身も2019年に戻った後、時間改変により魔王として日本を支配した加古川飛流を伴ってソウゴの前に現れ、
「君がオーマジオウになるという未来はこの本から消えてしまった」
そう告げると、飛流を「新たな我が魔王」と呼び彼につくことを明言した。
だが実際は、裏で暗躍するスウォルツの野望を探るためだった。
しかし、スウォルツに最初から裏切りを見抜かれていたため阻止できず、力を奪われたツクヨミを連れて何とかソウゴ達と合流。
飛流が擁するアナザーライダーとの総力戦では、ゲイツから「歴史が書き換わる前の俺はお前とも手を組んでいたのか」と聞かれた際に「自分の忠実な部下として我が魔王のために戦っていた」と答えるが、記憶が無いにも拘らずあっさり「嘘だな。適当なこと言うな」と見抜かれてしまい「なぜバレるんだろうか…」とこぼしていた。
その後のアナザーディケイドの一件では、スウォルツの暗躍が続く中でかつて消えたはずの白ウォズが再出現。
更に加速していく世界の崩壊、仮面ライダーへと変身を遂げたツクヨミの裏切りといった波乱を経て、事態は彼も予想だにしなかった結末へ向かうこととなる。
預言者が見届けた顛末
世界の崩壊を少しでも遅らせるべく、ウォズを含めたライダーたちは数えきれないほどの怪人たちを相手にしていく。
その最中、ゲイツの死を皮切りに遂にソウゴがオーマジオウへと覚醒を果たし、ウォズは彼に促される形で祝辞を述べる。
「……祝え!時空を超え、過去と未来をしろしめす究極の時の王者!
その名もオーマジオウ! 歴史の最終章へたどり着いた瞬間である!」
スウォルツを討つ機会を虎視眈々と窺っていたツクヨミの犠牲を払いながらも、ソウゴは魔王の名に恥じぬ力でスウォルツを倒し世界を救った。
そんな彼にウォズは跪き改めて忠誠を誓ったが、ソウゴが下した選択は王として世界に君臨することではなく、歴史を一から作り直すことだった。
時は戻り2018年9月。新たな歴史でソウゴは、自分たちと出会う前までの「王様になる」という夢を持つ普通の高校生に戻り、ツクヨミとゲイツに加え、ウールとオーラをも交えて青春を謳歌していた。
そんな日常を只一人、これまでと変わらぬ服装で見届けるウォズ。彼だけはその存在を改変されることなしに、新たな世界に留まっていた。
「普通の高校生、常磐ソウゴ。
彼には大魔王にして時の王者、オーマジオウとなる未来が待っている。
……か、どうかはまだわからない。
ここから先は、この本とは違う歴史が記される必要があるようです…」
ウォズは微笑みと共に、逢魔降臨暦を閉じるのだった。
夏映画では(ネタバレ注意!)
劇場版『Over Quartzer』でのネタバレ注意!
不可解な夢から覚めたソウゴの下にベルトさん=クリム・スタインベルトから通信が入り、彼の頼みでウォズはソウゴ達と共に1568年へ跳躍。時代になじむためソウゴ達が和服に着替える中一人だけいつもの装束だったが、
「私までコスプレすると、見ている人が混乱するからね」
と早速メタ発言である(そもそも本作は「平成という時代」「平成ライダーとは何だったのか」という現実のテーマを持ち込んでいるため全体的にメタ要素が強く、ソウゴからして冒頭でゼロワンの夢を見た際「ジオウが終わって新しいライダーが始まる夢見た」とかましている)。
そして過去改変を阻止し、現代に戻ったソウゴがドライブライドウォッチを継承した瞬間、全てのレジェンドライドウォッチを持ち去り常磐SOUGOに献上。
そしてウォズは自身の正体が全ての元凶である歴史の管理者クォーツァーの一員であり、さらにオーマジオウが君臨する未来に導いた真の目的がデコボコで醜い平成と言う時代を消し去ること、そのために「真の王」SOUGOの替え玉である「偽の王」仮面ライダージオウに平成を収斂させ、それを消し去ることで平成そのものを消し去るため、「逢魔降臨暦」はそのための計画書であったことを明かす。
ただ、クォーツァーに捕らえられたソウゴに上記の事実を語った際、「俺が皆からライダーの力を奪ったってことじゃないか!」と嘆くソウゴへ「この計画書の通りに、私が導いただけだ」と擁護するような素振りをみせ、去り際に「私は嫌いではなかったよ。君を我が魔王と呼ぶのは」と言い残しており、継承や強化の時の「祝え!」のテンションの高さや口上の凝り様は「逢魔降臨歴とは直接関係の無いウォズのアドリブ」だった可能性が高い。
ゲイツ「結局お前は敵だったというわけか」
ソウゴがクォーツァーに捕まった後、自身はゲイツと対峙。
戦いに勝利するもゲイツから計画のために動きながらもその中で常磐ソウゴという個人に肩入れしていたことを指摘され、ウォズはそれを否定するも明らかに動揺していた。
そして時空を超えてオーマジオウの力を継承し、この時代の王となったソウゴに対し、
「祝え!大魔王の力を受け継ぎ、全ての時代をしろしめす最終王者!
その名も仮面ライダージオウ オーマフォームの誕生である!」
「逢魔降臨暦」を破り捨て、盛大に祝辞を述べた。この時に無数のページが舞い上がっており、図らずもクォーツァーの計画を阻止する一因となっている。
その後はゲイツと合流し、同時変身して最終決戦に参加。
だが、ソウゴの勝利を宣言しようとしたところをバールクスの投擲したリボルケインの一撃を腹部に受けてしまい、変身解除。そのままゲイツの肩を借りながら戦線離脱。
ゲイツが民衆を奮起させるのを見守りながら静かに目を閉じそのまま死亡したかと思われたが…
「かくして『元・普通の高校生』常磐ソウゴは新たな未来のページを書き記すことになった」
(ここで一礼)
いつもの背景とともにしれっと生存し、視聴者(とゲイツ&ツクヨミ)を驚かせた。
ゲイツ「おい。お前、死んだんじゃなかったのか」
ツクヨミ「私達もどうして消えなかったの?」
「どの本にも書いてないね。まさに現実は小説より奇なりだ」
ゲイツ「お前が言うかぁ!」
上述した経緯から映画本編での行動は「裏切ったのではない」「敵を騙すにはまず味方から」などの意味合いの行動ではなく、「本当に常磐ソウゴを裏切っていたが、ゲイツ等の説得を受けて逆にクォーツァーを裏切った」という経緯だったことが判明した。
また、作中の経緯と劇場版を併せて考えると
2068年、レジスタンスの隊長となりゲイツやツクヨミと出会う
→オーマジオウとの接触後、レジスタンスを裏切りオーマジオウにレジスタンスを壊滅させる
→2018年、ソウゴの下に現れる(オーマジオウの指示?)
→本編。徐々にソウゴに魅了されていく。
→劇場版
という流れだとわかり、クォーツァーの一員という身分を隠してレジスタンスの味方やオーマジオウの協力者を装っていた、いわばスパイのような立ち位置が見えてくる。
オーマジオウとはほぼ無関係だったのではないかという声もあるが、であれば、オーマジオウが「さすがウォズ、賢明な判断だ」と優しく声をかけることもなくなると思われるため、全く関わりがなかったかは微妙なところ。「オーマジオウが知っているのは自分が経験した歴史の方のウォズ(なんらかの理由で別離した)」「オーマジオウは別の時間軸・世界のオーマジオウと感覚などを共有できるため、ウォズについても様々な方面で知っている」などの考察も出ている。
以前、「常磐ソウゴのRoad to the King!」にて「咄嗟に臣下の礼を取ってしまうウォズ」という内容に対して「ウォズの中ですでに『ソウゴ>オーマジオウ』という図式ができているのでは?」という考察もあったが、本来仕えていたのが常磐SOUGOの方であったことを考えると「ソウゴ(オーマジオウ)>SOUGO」という解釈の方が正しかったのかもしれない。
また、逢魔降臨暦を破り捨てるシーンについては、「仮面ライダーウォズに変身したことで、『語り部』から『平成ライダーの歴史の一部』になったのではないか」という考察もある。
歴代平成ライダーシリーズで似たような立ち位置の人物達
過去シリーズにはウォズに似た立ち位置の胡散臭い人物はいたが、その全員が如何にも黒幕的な雰囲気を纏い、実際に物語の元凶や黒幕であったことは事実だが、結果としてみれば全員がそれぞれ独自の立場を貫いている。
敵対した者もいれば味方だった者もおり、中には単純な善悪の基準で図ることのできない者も居たりと、胡散臭い人間は怪しい人物なだけで必ずしも裏切るとは限らない。
別名『誕生日おじさん』。厳つい見た目の割には陽気な性格をしているが、何処か腹に一物ありそうな雰囲気を漂わせた胡散臭いおじさん。何かにつけてハイテンションで誕生を祝いたがる。
それはヒーローとして覚醒した仮面ライダーだけでなく、怪人やラスボス、更には世界を滅亡させ得る巨大装置に至るまで、とりあえず生まれた者はわざわざバースデーケーキを作ってまで祝う。
(本人にその気がなかったとはいえ)数々の事件ひいては物語の元凶でもあり、普段も百パーセントの善意だけで行動している訳ではなかったが、こちらは徹頭徹尾主人公の味方だった。
ジオウEP10ではオーズアーマー初登場時にウォズがいつもの台詞の前に「ハッピーバースディ!」と発しており、鴻上会長ほどのテンションではなかったが「生誕を祝え」という意味ではマッチしている。
上述されている通り、基本的にソウゴの臣下として振る舞い、自分の目的の為にとは言え徹頭徹尾ソウゴの頼れる仲間として一貫している現状、一番立ち位置の近い人間である。
『サバト』と呼ばれる儀式により、大勢の人間が死亡する状況に巻き込まれた主人公を助け、戦う力を与えた人物。主人公がピンチに陥る度に、どこからともなく主人公の様子を窺い、時には新たな力を与えるなどするが、その行動はどこか胡散臭い。
しかし、実際には主人公が巻き込まれた悲劇を起こした張本人であり、同時に自分の娘の為ならば何をしても構わないという考えを持った自己中極まりない人間だった。
主人公達の戦いを実況する狂言回し。普段はDJとして陽気なキャラクターを演じ、主人公に対しては強化アイテムを渡して成長を促すと同時に、裏では巨大組織であるユグドラシル・コーポレーションの幹部として暗躍、更には敵の怪人であるオーバーロードインベスと繋がっていたりしながら物語中の戦いを激化させていくなど、これでもかというレベルで胡散臭い動きを見せ続けた。
此方は物語全体の元凶であり、主人公を含めた地球生物全般を滅亡の危機に陥らせたが、これは悪意があっての事ではなく、自分の思惑によって戦局を動かすことはあっても、基本的には敵・味方を問わずに登場人物全員の意志を尊重しており、絶対的な敵対をする訳では無かった。
仮面ライダーシリーズ全般で見ても、特に評価の難しいキャラクターと言えるだろう。
仮面ライダーエグゼイドにおいて、敵なのか味方なのか不明なポジションを維持し続けたキャラクター達。
主人公の持つ力のことを本人以上によく知っていた点がウォズと共通しており、パラドに関してはさらに序盤は戦闘に一切参加せず、時々現れて謎めいた言動をするだけのポジションだった点も共通。更には、作品中盤から仮面ライダーとして戦闘に参加するという共通点まで持っている。
黎斗に関しては視聴者に味方側と思わせて、実は敵側と繋がりがある点が似ている。但し、黎斗は始めから敵側と繋がっていたが、ウォズは自分の利害を考えて敵側に接近している。 また、中盤以降は頼れる味方でありながらも、ネタキャラになる。という共通点も持っている。
パラドは宝生永夢との因縁の末に最終的に正義のライダーとして生まれ変わった光墜ちキャラと言えるが、黎斗は物語の諸悪の元凶ではあり作品中盤では中ボスの立ち位置で活躍した後に、終盤から味方となって本編におけるラスボスと戦ったが、後日談にて再びボスキャラとして登場するという複雑な立ち位置をしており、本編から番外編、後日談に至るまで物語世界を引っ掻き回した仮面ライダーシリーズにおける最大のトリックスターである。
黎斗本人はアナザーオーズの変身者としてジオウ本編にゲスト出演したが、ジオウに敗北した際にウォズから「お前は偉大なる魔王が生まれるための偉大なる肥やしとなった」と言われている(なお、この発言がウォズの胡散臭さを上げてしまったと言われている)。
ちなみに、劇中で正義のドクターとして扱われている鏡飛彩・花家大我・九条貴利矢も、グラファイトを前に共闘を果たすまでは永夢と敵対することが多く立ち位置がはっきりしていなかった上に、飛彩と大我は過去の因縁から独断で動くことが多く、貴利矢は虚言で永夢を翻弄することがよくあった。更にはヒロインの一人であり、女性ライダーであるポッピーピポパポは正体がバグスターであることから、出自が明らかになるまでは視聴者から「実は敵なのでは?」と疑われていたため、「『エグゼイド』の仮面ライダー変身者(ほぼ)全員がウォズのようなものではないか?」と言われることもある。
登場初期には曲がりなりにも味方として登場するこの手のキャラには珍しく、登場してから最期を迎えるに至るまで、徹頭徹尾『悪にして宿敵』というキャラを貫いた。
最初はブラッドスタークという幹部怪人枠での登場であり、後に石動惣一としての正体を現し、最終的にはエボルトという地球外生命体であったことが判明する。
このキャラは物語の諸悪の根源にして全ての元凶であり、全ての黒幕であった。
その点では上記の白い魔法使いや檀黎斗と似た立場ではあるが、曲がりなりにも愛する娘の為に外道に墜ちた彼や、世界中を混乱に叩き落としつつも仮面ライダーを助けたり、表には出さなかったが肉親への愛情は密かに持ち続けていた黎斗とは違い、世界を滅ぼすのも、人間を苦しめるのも、全ては自分の楽しみの為であり、自分以外の全ての存在がその為の駒という認識しかしていない。
現在では白ウォズの方が近い存在と言われている(味方面をして仮面ライダーを利用した点や、その仮面ライダーを煽りリスクを十分に説明せずに危険なパワーアップアイテムを使わせた点が同じである)。
余談
名前の由来は恐らくApple社のエンジニアであり『ウォズの魔法使い』の異名を持つスティーブ・ウォズニアックと思われる。実際に彼の渾名も『ウォズ』である。
そのためか、ビヨンドライバーの外見はAppleWatchに似ている。
なお本人の愛用している腕時計は、ニキシー管を利用した腕時計なのだが、ジオウのOP曲のミュージックビデオ、ライダーが出るシーンの時代表記が、意図的にやっているのかニキシー管デザインになっている。
本作の主題歌「Over"Quartzer"」のフルサイズが公開された際は、ラストの2フレーズの歌詞により「作詞ウォズ」「ウォズが魔王を讃える怪文書」「歌詞の意味が全部変わってくる」とネット上で感想が飛び交った。是非聴いて確かめてほしい。
物語の途中から、新たにもう一人の自分である白ウォズが出てきたことで、演者の渡邊圭祐氏は同一人物でありながら別人という難しい役どころを演じなければいけなくなった。実質演技初挑戦でありながらきちんと二人のキャラクターを演じ分けられているため、氏の演技力の高さを称賛する声は多い。
但し、本人は相当に負担がかかっていた模様。
白倉Pが語るジオウの初期構想では「ソウゴとゲイツの王位争奪戦の判定人」という立ち位置が考えられていたが、ライドウォッチをバトルに使う関係上、主人公の側に戦力が偏りすぎてしまう為に没となり、ソウゴの信奉者ポジションとなった。
また、ウォズは敵キャラとして構想されたキャラクターでもあり、ギンガファイナリーは本性を表したウォズの最強形態として登場し、グランドジオウに撃ち倒されるという展開があったとのこと(ラスボスはあくまでオーマジオウである)。
(出典:「フィギュア王No.260」(ワールドフォトプレス・2019年)のインタビュー記事「魔王降臨暦 第一章 祝え!ジオウ生誕の瞬間を!編」(P24)、「魔王降臨暦 第二章 もう一つの未来編」(P36)より)
今からでもわかる仮面ライダージオウシリーズでは進行役を務めており、その中で「(我が)魔王」を連呼していたため、ちょっとした話題になった。
上記の通り、電王編ではモモタロスに憑依されているが、元々渡邊氏は良太郎役の佐藤健氏と容姿が似ていたこともあり、予告に登場した時点で「放送当時のM良太郎そのまま」と視聴者の間で大きな話題になった。
注意
殆ど何も理解できていないソウゴに対し、彼の気持ち等お構いなしにやたら仰々しく接し、過剰に彼を称える姿や、あらすじ紹介時の茶目っ気のある態度から、一部の視聴者の間では放送開始早々ネタキャラ扱いが始まり、EP01放映終了直後Twitterには#ウォズさんクソコラグランプリなるハッシュタグとコラ画像が作られた。また、上述の生身戦闘は「変身妨害対策の新たな形」と称されている。ソウゴに振り回されてきたころには、その利便性から「ウォズえもん」というあだ名まで頂戴している。
しかし、全ての視聴者がネタキャラ扱いを許容しているわけではないので、発言や書き込みには注意が必要である。
また、pixivで「ウォズ」のみで検索をすると腐向けイラストが引っ掛かってくるため、「黒ウォズ」あるいはマイナス検索することをオススメする。
関連イラスト
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Black&White:挿入歌。
猿渡一海 → ウォズ
→ 刃唯阿
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ゲイツ、マジェスティ(Vシネマネタバレ注意!!)
NEXT TIME ゲイツ、マジェスティにもしっかり登場。時系列的には令和ザファーストジェネレーションの後。
白ウォズの暗躍を海東が明かしたところへ現れ、アナザーディエンド撃退の為、カッシーン軍団を相手にギンガファイナリーに変身して対峙。
ツクヨミのタイムジャックの後に超ギンガエクスプロージョンを発動、周囲にいた20体近くものカッシーンを瞬殺した。
また、ゲイツマジェスティ誕生の際にはソウゴの変身ではないためか嫌そうな顔をしながらも、
「祝いたくは無いが……私のプライドに懸けてっ!!」
と前置きの上でいつものノリノリな「祝え!」をゲイツに贈った。