白ウォズ「祝え!巨悪を駆逐し、新たな未来へ我等を導くイル・サルバトーレ!
その名も仮面ライダーゲイツリバイブ!
真の救世主がこの地に降り立った瞬間である!ハハハハ…!」
ソウゴ「うわ~…白ウォズもやるんだ…。」
概要
仮面ライダーゲイツがジクウドライバー・ゲイツライドウォッチ・ゲイツリバイブライドウォッチを使って変身する強化形態。
「救世主としての明光院ゲイツ」を指す用語としても使われる。
「ゲイツリバイブ剛烈」及び「ゲイツリバイブ疾風」の2つの形態を持つ。
救世主ゲイツリバイブ
EP17で示唆された、白ウォズが存在するもう一つの歴史において『オーマの日』にオーマジオウを倒した救世主。
その救世主こそが明光院ゲイツであると白ウォズは言うが……。
EP20でゲイツがシノビミライドウォッチとクイズミライドウォッチを手に取った瞬間、ゲイツはその姿をビジョンとして見る。
その後、EP24でキカイミライドウォッチを入手したことで三つのミライドウォッチによって、ゲイツリバイブライドウォッチが生成された。
そしてEP26では、ゲイツがソウゴを倒す覚悟を決めた事で遂にゲイツリバイブライドウォッチが起動し、2つの救世主の力・ゲイツリバイブ剛烈/ゲイツリバイブ疾風の力を手に入れることになる。
容姿
剛烈・疾風に共通する点として、顔の「らいだー」の文字のサイズが大きくなっており、形状も異なっている。
また、顔や胸部に砂時計の意匠がある。
各形態の詳細は該当記事を参照。
変身音
ゲイツリバイブの変身音には「アーマータイム!」に当たる部分がなく、
ゲイツの通常変身音の後にゲイツリバイブの変身音が流れる。
「ライダータイム!仮面ライダーゲイツ!リ・バ・イ・ブ剛烈! 剛烈!/リバイ×3!リバイ×3!リバイブ疾風! 疾風!」
ゲイツリバイブ間の形態切替を行う場合には、「パワードタイム!」「スピードタイム!」の音声と変身音が流れる。
「パワードタイム!リ・バ・イ・ブ剛烈! 剛烈!」
「スピードタイム!リバイ×3!リバイ×3!リバイブ疾風! 疾風!」
能力
攻撃力と防御力に特化した剛烈、スピードに特化した疾風の二形態を自在に使い分けて戦う。
この形態変化はアーマータイムと異なりほぼノータイムで行うことができ、疾風のスピードで攻撃を避け、瞬時に剛烈に切り替えて相手を抑え込む芸当も可能。
EP25にて白ウォズが「君がその力を手にすればどんなアナザーライダーも倒せる」と言及していた通り、対応するライドウォッチが無くともアナザーライダーを倒すことが可能。
もっとも、身も蓋もない言い方をすれば圧倒的なパワー・スピードによるゴリ押しである。
EP27にてゲイツリバイブのパワーやスピード等の能力は時間の流れを操作することによって発揮していることが判明した。
黒ウォズ曰く、「時間を圧縮したり、引き伸ばしたりする事でパワーやスピードを上げている」との事。
しかし、その圧倒的な能力はゲイツ自身にもかなりの負担がかかっており、劇中では1度戦闘するだけでに既にフラフラ、鼻や眼からは出血する症状が出ている。
これほどの強さとリスクが判明しているため、「オーマジオウとも実質共倒れだったのでは?」という意見もある(救世主であるゲイツリバイブにはオーマジオウと違い生きている必然性がない)。
実際、劇中で黒ウォズはゲイツにそのリスクを告げた上でゲイツリバイブの力を使用する事を諌めており、説得に応じない彼に対してはジオウではなく自身に対してゲイツリバイブの力を使用するように仕向けており、能力の多用による自滅を狙っているような行動を取っている。
しかし、EP32ではそんなデメリットも無かったかのように疾風で大量のアナザーアギトを蹴散らしていた(EP31ではアナザーアギトに疾風で追い付けない場面があったため「デメリット回避のために時間操作抜きとスペックのみで戦っているのでは?」という推測すらあった)。
あろう事か、ウォズと「俺の疾風とお前のシノビ、どちらが速いか試してみるか?」と勝負を持ち掛けている。
そのため、一部から「デメリットはどうした」「それは劇場版でやる動きだろ」と突っ込まれた。
それに関して視聴者から様々な考察もあったが、のちにこうした描写については、白倉伸一郎氏が自身のツイッターにおいて、「あれは慣れで克服できるもの。パワーアップとはそういうものだと思う」という旨の発言をしている。
実際ゲイツリバイブのデメリットには、複雑な理論理屈があるわけではないため(設定的には変身者をアシストし戦闘時間を延ばす「レジストギア」などのフォローもある)、そうした「猛烈に体が傷つくだけ」という説明でも通ると言えば通る(特に初使用時はまだ慣れていない段階でジオウⅡ、アナザージオウ、ウォズという強敵と戦っているため、上述したデメリットが発生して当然といえる)。
上記の様に2号ライダーとしては強すぎるレベルの戦闘力なのだが、ジオウのライダーは平成ライダーを呼び出せたり、『宇宙の力は無限大』という謎の理屈から隕石を雨の様に降らせたり、(不意打ちだが)ゲイツリバイブ剛烈の攻撃にも怯まなかったアナザーディケイドの装甲を基本フォームで貫いたりと揃いも揃って化物なので、実はメイン4ライダーの中では一番弱いと言われる事も。
更に言えばこの中で一番弱いゲイツリバイブを倒したら主人公が更に強くなる上に本人も更なる強化形態を獲得する始末。
・・・ここまで来ると最早敵側が可哀想である。
ジオウとの関係
オーマの日に関連する力、ウォッチを手に入れただけでは使えない、アナザーライダーを対応するライドウォッチ無しで撃破可能など、様々な面でジオウⅡと共通する。
時間逆行や未来予知等の多彩な特殊能力で戦うジオウⅡと、基礎能力である力と速さに特化した二つの形態で敵を圧倒するゲイツリバイブはさしずめ技の1号、力の2号と言えるかもしれない。
使用アイテム
ゲイツリバイブライドウォッチ
ゲイツリバイブ剛烈/ゲイツリバイブ疾風への変身に使用するライドウォッチ。
剛烈/疾風のいずれかを上にした状態でジクウドライバーにセットして変身する。
更にセットした状態から180度回転させることでもう一つの姿へフォームチェンジする。
ジカンジャックロー
ゲイツリバイブと共に登場した専用武器。
フォームチェンジに応じて自動的にのこモード・つめモードにそれぞれ移行する(のこモードは右手、つめモードだと左手に移動し、EP26ではこの特性を活かしてジオウⅡを苦戦に追い込んだ)。
ジカンザックス
基本形態の専用武器、ゲイツリバイブでも使用可能らしく、36話で仮面ライダーギンガに対してジオウのサイキョーギレード、ウォズのジカンデスピアと共に武器を投げつけてギンガの動きを拘束、そこからトリプルライダーキックでトドメを刺した。
余談
- 誕生経緯とミライダー要素
ゲイツリバイブライドウォッチは3つのミライドウォッチで誕生したが、その3つのミライドウォッチは年の数字を合わせると6になる共通点がある
シノビは2022年、2+0+2+2=6
クイズは2040年、2+0+4+0=6
キカイは2121年、2+1+2+1=6
そして3つの6を並べると不吉な数字として名高い「666」となり、この法則を導き出したファンから心配されている。
ちなみに「剛烈は強固なパワーと装甲からキカイの要素、疾風はスピード戦士からシノビの要素、そして2つのフォーム(解答)を選択する点からクイズの要素(赤と青という色合いも含める)が見られる」と考察するファンもいる。
また白ウォズも「2019年の時代に存在しない、3人の未来のライダーの力を得た戦士」と言っている。
実際にテレビ朝日公式サイトの解説ページにて各部位の説明文を読んでみると、シノビ・クイズ・キカイの解説ページと同じ用語が存在しており、3人のライダーの技術が用いられていることが分かる。
なお、EP20でゲイツが見たゲイツリバイブのビジョンは恐らくゲイツリバイブ剛烈だと思われる。
また、違う未来のライダー3人のミライドウォッチでゲイツリバイブウォッチを作成可能だったのかは不明(ゲイツリバイブの性質と白ウォズがわざわざ連れてきたことから、クイズは必須とも取れるが)。
- 赤と青の切り替え
一つのアイテムで二つの姿に変身でき、その二つのフォームの全体的なカラーリングが赤と青という配色は仮面ライダーパラドクスのパズルゲーマーレベル50/ファイターゲーマーレベル50、仮面ライダービルドのラビットラビットフォーム/タンクタンクフォームと共通しており、まさかの赤と青で対になる性質の違うフォームが3年連続で登場する事となった。
前者は「スーツ変形の切り替えでフォームチェンジを行う」、「赤がパワータイプ」という点でも似ている。ただし、青はスピードではなくトリッキーな能力を持つ点で異なる(エナジーアイテムに高速化があるため、一応スピード強化も可能ではあるが)。
後者は強化フォームである点も似ているが、こちらは赤い方がスピード重視、青い方が重装甲となっている。
またアーマーの色が、何の因果関係か、上記の数字類に関与している、キリスト教の開祖「イエス・キリスト」、キリストの絵画類などで見られる、ローブの色と類似したカラーになっている(最後の晩餐などを見ると分かりやすいだろう)
- 疾風の戦士
「名前が似ている」「変身アイテムの名前がサバイブ"疾風"」「変身者の顔も似ている」と、仮面ライダーナイトの強化フォーム・ナイトサバイブとは妙なところで類似点が多い。
- 仮面ライダー1号要素
剛烈と疾風の名称は仮面ライダー1号から来ていると思われる。
「剛烈」→「烈剛」→「れつごう」→「レッツゴー」→「レッツゴー!!ライダーキック」
「疾風」→「サイクロン」→「サイクロン号」
ちなみにゲイツリバイブ自体は現時点で1号との関連性は薄いが、『仮面ライダージオウ』という作品自体はPVやOPの歴代平成ライダーのタイトルロゴに交じって初代仮面ライダーのタイトルロゴが存在していたりと、そういった関連性は存在している。
- 砂時計型のアイテム
ゲイツリバイブに変身するためのアイテムのゲイツリバイブライドウォッチだが、モチーフとなっている砂時計はヨーロッパでは古くから死のモチーフとして有名であり、「かつての2号ライダーにもあったように使用する度に体に大きな負担がかかっていくのではないか?」とEP26の時点で心配されていたが、EP27にてその心配が杞憂ではないことが明らかとなってしまった。
- スーツ
脛アーマーとブーツは『仮面ライダーガッチャード』に登場する仮面ライダーヴァルバラド黒鋼に改造されたと思われる。
関連タグ
ゲイツリバイブライドウォッチ ゲイツリバイブ剛烈/ゲイツリバイブ疾風
仮面ライダーG4、ヨモツヘグリアームズ:圧倒的な能力を持つが、変身者に負担がかかるサブライダー。
仮面ライダーセイヴァー:救世主繋がり。
ファンタジーゲーマーレベル50、クローズチャージ、アサルトウルフ:2号ライダーの強化形態、変身者に負担をかける点が共通する。アサルトウルフとは変身解除後に流血する点やいつの間にかそれを克服している点も同じ。
仮面ライダートワイライトマジェード:ゲイツリバイブ以降の2号ライダーでは、中間形態なしで最強形態が登場した強化形態。