概要
「オーマジオウが倒された未来」から来たもう一人のウォズが仮面ライダーウォズに変身するために使用するアイテム。
ライダーの力を秘めている点ではライドウォッチと共通するが、ライドウォッチがジクウドライバーとの接続口からデータを送信するのに対し、ビヨンドライバーの受光素子を集合させた胸像への「投影」による光通信でデータを送信するなど、形状も使われているテクノロジーもまるで別物である。
ただし、白ウォズはブランクミライドウォッチで新たなミライドウォッチを生成していたが、通常のブランクウォッチでも生成可能である。
ライドウォッチとはライダーの力を秘めていること以外の関連性はない模様。
実際に劇中でもジオウ・ゲイツの持つジクウドライバーや武器に装填して使用された事は無く劇中での互換性は不明。
ライドウォッチと同様に上部のボタンを押すことでライダーごとの音声が発動し、変身ベルトであるビヨンドライバーに装填後再びボタンを押すことでカバーが開き待機状態となる。この状態でドライバーのレバーを倒す事で仮面ライダーウォズへの変身及び未来のライダーの力を宿した「フューチャーリング」形態へのフォームチェンジが可能となる。
開閉後の絵柄は文字部分などが逆転している。
またシノビミライドウォッチを起動することで竜巻を発生させるなど、単体でも宿したライダーの力をある程度使える模様。
変身音声などではライダーの名前を何かと2回言うのが特徴。フレーズも韻を踏んでいる物が多い。
名称に関わるナゾ
文字通り未来のライダーの力を宿したウォッチであるが、その場合「ミライドウォッチ」という名称が引っかかる。
これは文字通り「未来のライドウォッチ」というネーミングだろうが、よくよく考えた場合それぞれのライダー本人からしてみれば、当然彼らのいる時代は「現在」である(さらに言うなら、キカイから見ればウォズもシノビもクイズも「レジェンドライダー」である)。
ではなぜこんな名前なのかと言う話だが、これは彼ら「ミライダー」のいる「オーマジオウの消えた未来」が、EP15・16においてソウゴがドライバーを手放し、一時的にオーマジオウの存在がなくなった間隙に、ソウゴの能力によって差し込まれた可能性の未来だったことが関係すると思われる。
つまり、世界線を創造した本人であるソウゴ=2018年のライダーであるジオウから見た未来の仮面ライダーという意味だと思われる。
絶妙に安直なネーミングも、大本がソウゴだからだろう(オーマジオウからして必殺技が「逢魔時王必殺撃」である)。
種類
名称 | 変身する姿 | 初登場回 |
---|---|---|
ブランクミライドウォッチ | なし | EP17 |
ウォズミライドウォッチ | 仮面ライダーウォズ | 〃 |
シノビミライドウォッチ | フューチャーリングシノビ | EP18 |
クイズミライドウォッチ | フューチャーリングクイズ | EP20 |
キカイミライドウォッチ | フューチャーリングキカイ | EP24 |
ギンガミライドウォッチ | 仮面ライダーウォズギンガファイナリー | EP36 |
なお、名前がややこしいが「ツクヨミライドウォッチ」はミライドウォッチではなくライドウォッチである。
ブランクミライドウォッチ
EP17で登場したブランク状態のミライドウォッチ。こちらもブランクウォッチとは形状が異なる。
余談
玩具版では2個目の音声(ライドウォッチだと簡単なライダーの解説だったもの)がウォッチに力を宿すライダーの名乗り口上となっている···がギンガミライドウォッチ=仮面ライダーギンガだけ無茶苦茶長い。
また、ジクウドライバーにセットするとビヨンドライバーの待機音と独自の待機セグメント表示が発動する。
オーマジオウのいる「ジクウドライバーが作られた歴史」には元々存在しないためか、セグメント表示は「NEW」。年号は0000のように見えるがよく見ると斜線の向きが異なる(0は"/"、こちらは"\")。
よって表す年号は「なし」と言うべきだろう。
変身音声はビヨンドライバーセット時と同様で、必殺技の音声は「ビヨンドザタイム!」。
ちなみにこのセグメント表記、実は···
ディケイドライドウォッチでは「仮面ライダー」判定だが、ピンの関係でビヨンドライバーの待機音が鳴ってしまう。