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仮面ライダーG4

かめんらいだーじーふぉー

仮面ライダーG4とは、映画『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』に登場する仮面ライダーの一人。
目次 [非表示]

「俺の答えは解っている筈だ、どうする? 俺は死を背負い、お前は生を背負っている。どちらが正しいか、今この場で・・・答えを出すか!」


変身者

水城史朗


概要

『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4』に登場する仮面ライダーの一人で、イメージカラーは黒。従来までのGシリーズと同様に、特定の装着員が特殊装甲服を装着することで運用されるシステムである。

正式名称は記事名の通り「仮面ライダーG4」だが、作中では「仮面ライダー」の語句が存在しないため、単に「G4」とのみ呼称される。また、作品内設定における正式名称は「第4世代型・対未確認生命体戦闘用強化外骨格および強化外筋システム(GENERATION-4)」であるが、この表記は仮面ライダーG3のそれに準じていることから、あくまでも警察内部としての呼称である可能性が高い。後述の武装の正式名称から推察される、自衛隊としての正式名称は「G4型強化体」であると見られる。


その特殊強化服やシステムの基本設計は、従来までのGシリーズと同様に小沢澄子によるものであるが、実際の開発・改修は深海理沙主導のもと、自衛隊によってなされており、当然ながら所属も警視庁ではなく自衛隊である。

というのもこのG4システムは、G3の後継機として設計され、G3-Xすら凌ぐ性能を備えながらも、その特性上装着員に極めて高い危険を及ぼすことが実験段階で判明しており、あのG3-Xのシステムの完璧さを信じて疑わなかった小沢でさえも、G4については「存在してはならないシステム」と断じ、設計段階で封印・破棄に及ぶという選択を取ったほどであった。

が、この設計データ自体は警視庁のデータバンクに残されており、これを「国防の要」として相応しいと目を付けた深海は、研修という名目でG3ユニットに潜り込み尾室隆弘を利用する形でこの設計データを入手。これを基にして、日の目を見ることのなかったはずのG4システムが、「本来の設計思想」からは遠くかけ離れた形とはいえ完成に至ったのである。


深海が口にした「テスト段階の些細な事故」という言葉と、それを受けて憤慨する小沢の様子から、警視庁の方でもG4の実機が作られていたことが窺える。この警視庁製のG4の行方に関して、作中では封印という言葉で語られるに留まり、詳細は明かされていない。


性能

身長198cm
体重187kg
パンチ力4t
キック力13t
走力100mを7.5秒
ジャンプ力ひと跳び25m
硬度10

大まかなフォルムは従来のGシリーズに準じたものとなっているが、前述の通りカラーリングは黒を基調としており、この他にもヘルメットのアンテナ形状や複眼(ブルーアイザー)の色、左胸のマーキングなど細かな差異が見受けられる。


前述の通り設計データを流用して開発された、言ってしまえばデッドコピーも同然なシステムではあるものの、後発であることから一部のパーツはG3-Xよりもバージョンアップが図られている上、後述するAI制御やESPシステムの特性や、より強化された武装を駆使することにより、アンノウンは言うに及ばずG3-Xを凌駕し、さらには仮面ライダーアギトに対してでさえも互角以上に渡り合うという、凄まじいまでの性能を発揮する。

しかしその一方で、これだけの性能を発揮できるということは、裏を返せばそれだけのリスクも伴っていることをも意味し、実際にそのリスクによって自衛隊によるG4システムの運用計画は、最終的に破綻を迎えることとなる。


主な機能

「AIによる機体制御」により、戦闘時における理想的な行動を実現するという点は、G3-Xとも共通するものであるが、G4に実装されたそれはG3-Xよりもさらに完全、かつ先鋭化したものとなっており、装着員の意思や肉体的限界等などお構いなしに「戦闘において最善とされる動作」を取らせ続ける仕様とされている。

つまるところG4システムにおいて、装着員(人間)とは「人智を超えた力を引き出すためにAIが利用する存在」「換えの利くパーツの一つに過ぎない」といっても過言ではなく、あくまでも人間の側が主体という域を踏み越えなかった、従来のGシリーズとは明らかに方向性を異としている。

設計段階で発覚した、装着員に対する危険性というのは正しくこのことを指しており、長時間の運用は装着員に想像を絶する負担をかけ続け、最終的には死に至らしめてしまう。実際作中でも、「最後の装着員」となった水城以前に複数名の自衛隊員が装着員として選抜され、そのいずれも例外なく命を落としていることにも言及されている。

そしてこのシステム、性質が悪いことに装着員の生命活動が停止した後も、しばらくの間はAIによってある程度の活動が可能という、明らかに非人道的な挙動に及ぶことさえある。その危険性を指摘した氷川からは呪われたシステムとまで評されたほどである。


そしてG4を、従来のGシリーズとは異質たらしめるもう一つの要素として、「ESPシステム」の存在が挙げられる。

このシステムは、自衛隊がかねてより研究していた予知能力者の能力研究を応用し開発されたもので、G4がESPシステムとリンクすることにより、時間すらも超越して敵の攻撃を完全に予測することさえ可能とする。それは即ち、ただでさえ人知を超えた力を「効率的に」発揮するG4から、一切の死角を排除することと同義と言えよう。

しかし、前述のAI制御と同様にこのシステムもまた、システムに組み込まれる予知能力者に途方もない負担をかけ、その生命に重大な危険を及ぼすものであり、AI制御と並んでG4の非人道的な側面をより色濃くする要因となっている。そもそも予知能力者は、作中でも必ずしも多い訳では無い超能力者の中にあって、とりわけ希少な存在であり、G4の装着員以上に補充が難しいという致命的な難点を抱えている。無論自衛隊の側もこの点については憂慮していたようで、「超法規的に国家の保護観察下においた」予知能力者を育成し、彼等をESPシステムの補充要員に仕立て上げようと試みていた。

とはいえ、予知能力者の補充という難点を解消してなお、「システム運用中に予知能力者が発する念波がアンノウンを引き寄せてしまう」「予知能力者が予知以外の能力を行使したり、意識を取り戻したりなどの要因で機械的限界を超えてしまえば、G4のシステムにもエラーが生じてしまう」といった、複数の問題点や不確定要素も孕んだシステムであることに変わりはない。事実、風谷真魚を利用してESPシステムを運用中にこれらの問題点が一挙に表出した結果、大量のアントロードの襲撃により責任者の深海も含めたG4基地の壊滅、という最悪の事態を引き起こすに至っている。


以上の数々の要因から、仮に「諸々の人道的観点」を度外視したとしてもG4システム(およびESPシステム)は欠陥品であると指摘されることが多い。

一方で、こうした「欠陥」の数々を承知の上でなお、自衛隊がG4システムの導入に踏み切った背景として、現状の戦力強化以上に「アンノウンはG3-Xで倒すことができるが、属する組織の性質上アンノウンの被害が出てからしか動けない」という、アンノウンの未知性及び警察組織の限界(基本的にある程度被害が発生してからでないと動けない)に起因した防衛力のジレンマの存在が挙げられる。こうした「警察組織のジレンマ及び限界」は、劇場版以外にもTVスペシャルにおけるG3マイルドの開発の経緯、そしてTVシリーズ終盤におけるアンノウン保護といった形で、度々触れられてもいる。


装着員

水城史朗

陸上自衛隊所属の三等陸尉

超能力開発研究所の警護に当たっていた折、アントロード相手に為す術無く敗北した経験から、生への執着を捨て「死を背負う」ことを是とするようになり、危険を覚悟でG4の装着員に志願する。


装備

GM-01改四式

仮面ライダーG4

G4専用の小型自動ハンドガン。その名の通り、従来のGシリーズの装備の一つである「GM-01」の改良型であり、弾丸の強化に加えてフルオート射撃(連射)も可能になっている。

バックパック下部には、予備の弾倉が2つ装着されている。


多目的巡航ミサイル「ギガント」

G4

正式名称:G4型強化体携行用多目的巡航4連ミサイルランチャー「ギガント」

同じくG4専用に開発された、4連装の対地ミサイルランチャー。通常は後述のヘリコプターに積まれており、使用時にG4の元へと投下される。本体後部からケーブルを伸ばしベルト右側に接続し、ベルト左側のダイヤル(エナジーボリューム)を回すことでロックが解除され発射される。

初速は450m/秒(=時速1,620km)で正確な自動追尾機能を持ち破壊力も抜群。加害半径も広範であり一発でアントロードの大群を殲滅ほどの威力を発揮した。

TVスペシャルのラストでは、G4の設計図と共にギガントと思わしき武器の設計図が確認できる。


ギガントはG4のみならず、後に仮面ライダーディケイド激情態も用いており、その際にはディケイドを凌ぐ巨躯の持ち主である仮面ライダーJを、ミサイルの一撃で撃破せしめている。また『仮面ライダージオウ』にG4が登場した際にも、同作の最強フォームであるグランドジオウを吹き飛ばすなど、後年の作品においても度々その破壊力の高さが強調されている。


ヘリコプター

陸上自衛隊が保有する制式ヘリコプター。

厳密にはG4の専用装備という訳ではないと見られるが、前述の通りギガントやG4自身を載せ、現場までこれらを運搬しており、その点においてはGシリーズにおけるガードチェイサーに相当する役割を担うマシンであると言える。


他作品への登場

仮面ライダーディケイド

第1話冒頭で描かれた「ライダー大戦」に登場し、他のライダーたちとともに倒れている姿が確認できる。

またG4そのものではないものの、「アギトの世界」では「G4チップ」と呼ばれる、G4を意識したアイテムも登場している。これはG3-Xに組み込むことにより、人間の肉体と脳神経をダイレクトに接続する働きを持つものであり、海東大樹がアギトの世界における「お宝」として奪取を目論んだが、開発者である八代淘子自身の手で破壊された。


仮面ライダー×仮面ライダー×仮面ライダー THE MOVIE 超・電王トリロジー EPISODE YELLOW お宝DEエンド・パイレーツ

仮面ライダーディエンド コンプリートフォームが召喚するライダーの1人として登場。


仮面ライダージオウ

TVシリーズのEP44にて、スウォルツアナザーディケイドにアナザーワールドから「ダークライダー」の一人として召喚された。他のダークライダー達のように、G4にとってのアナザーワールド、即ち「失われた可能性」の世界が想像し辛いG4であるが、恐らくはG4がG3-Xとの対決に勝利し、当初の深海の構想通りG4が量産化されたことにより、「国防を大義名分に人々がG4の贄とされる世界」もしくは「G4が他国に軍事利用されて多くの人々が犠牲になった世界」などといった可能性が指摘されている。

作中では、同じくダークライダーとして召喚されたレイダークゴースト風魔と共にグランドジオウゲイツリバイブに襲い掛かり、2人に向かってギガントのミサイルをぶっ放した。EP46でも再びジオウ達の前に現れ、ゲイツリバイブやウォズギンガファイナリーと対決に及ぶが、ウォズギンガタイヨウフォームのバーニングサンエクスプロージョンを風魔と共に喰らい、敗北・消滅した。


派生展開

プレイステーション仮面ライダーアギト

登場はしているがボイスを一切発さない。また必殺技はGM-01改の連射であり、ギガントはまったく登場しない。


S.I.C. HERO SAGA MASKED RIDER AGITΩ EDITION -PROJECT G1-

同作では、G4とG3-Xのパーツを組み合わせて修理した間に合わせの装備として、仮面ライダーG4-Xが登場している。


演じた俳優

映像作品

俳優作品
唐渡亮『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4
スーツアクター作品
岡元次郎『劇場版 仮面ライダーアギト PROJECT G4

ゲーム


備考

  • 平成ライダーではお馴染みの要素となったダークライダーの走りともいうべき存在であり、仮面ライダーシリーズに新たなジャンルを追加する格好となった。
  • デザインはG3-Xをベースに、肩パーツがG3に準じた形状となっているほか、頭部と左胸の自衛隊のエンブレムが新規にデザインされたものとなっている。このうち前者は、石森プロの飯田浩司によるG3-X初期デザインの流用でもある。
  • 劇場版発表当時、雑誌記事などでは「仮面ライダー20号」(※)と紹介されていた。一つの作品に複数のライダーが登場するスタイルが定着し、ライダーの定義さえも複雑化した現在では既に形骸化して久しい「歴代ライダーのカウント」であるが、この頃は昭和期からのカウントが未だ健在であったことが、この事例からも窺える。
    • (※ 後に『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超スピンオフ』の制作に当たって設定の整理が行われており、これに準じた形での「仮面ライダー20号」に該当するのは仮面ライダーブレイドである)
  • 後年様々な形で商品化がなされているG4であるが、公開当時の玩具展開は極めて限定的であり、定番商品の一つである「ライダーヒーローシリーズ」や、食玩などが発売されるのみに留まっていた。

インターネット上では「映画館限定で装着変身が発売される」というデマが流れたこともあり、これを受けて東映が公式サイト上で「G4の玩具はソフビだけで、装着変身はありません」と明記する事態も発生している。香港での『アギト』の放送に合わせ、装着変身としてG4が発売されるのは、劇場版の公開より1年以上も後のことである。

  • .氷川誠役の要潤は、クライマックスのG4との顔出しでの対決シーンについて「あまりの迫力で怖かった」と語っている。彼のあまりの恐怖心によって生まれた名アドリブもういい……もういいだろ!!は、公開から20年余りを経た今なおファンの間で語り草の一つとなっている。

関連タグ

仮面ライダーアギト PROJECT_G4

仮面ライダーアギト(キャラクター) 仮面ライダーG3 G3-X 仮面ライダーギルス

小沢澄子 深海理沙

劇場版限定ライダー ダークライダー ネガライダー

仮面ライダーディエンド コンプリートフォーム


仮面ライダーカイザ仮面ライダーダークキバ仮面ライダー龍玄・黄泉グリスブリザード仮面ライダーデモンズ仮面ライダードレッド:仮面ライダーシリーズの他作品に登場する、変身に命に関わるリスクを伴うサブライダー。カイザとダークキバとは「登場作品を手がけた脚本家」や「黒を基調としたカラーリング」などにおいて共通項を有する。


劇場版限定ライダー

G4リュウガ/ファム


単独劇場版ボスライダー

G4リュウガ


外部リンク

仮面ライダーG4 | 仮面ライダー図鑑 | 東映

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