仮面ライダーレイ
かめんらいだーれい
『劇場版 仮面ライダーキバ 魔界城の王』に登場する劇場版限定ライダーの1人。
モンスターハンター組織の「3WA(ワールド・ワイド・ウィング・アソシエーション)」がキバの特性を研究して開発したライダー。
レイキバットがバックルに留まると巨大な氷の結晶が出現し、直後に拡散。飛散した破片が天斗を中心に再集結し、彼を包むようにしてスーツに変化する。
キバの研究データ以外に、3WAが捕獲したギガント族(本編未登場の魔族の一種)の力が転用されて開発されている。合成繊維など人間のテクノロジーを結集させた仮面ライダーイクサと同じ戦闘スーツなのだが、その姿はキバやアークなどに近い有機的なもので人造のキバの鎧という表現がしっくりくる物となっている。
劇中でも負担が大きすぎて普通の人間では装着・変身不可能な事が明言されており、この点も適合すれば常人でも使えるイクサより人が使えば命を落とすキバに近い。
身長 | 205cm |
---|---|
体重 | 87kg |
パンチ力 | 17t |
キック力 | 8t |
ジャンプ力 | 30m |
走力 | 100mを5秒 |
メインカラーは白と黒。複眼は青く爪などが金色というヒロイックなカラーだが、一方で後ろから両手で挟まれたような頭部や体毛のようなセンサーなど見た目は異様。
「ギガント族の力」と「人間のテクノロジー」のハイブリッドなだけあってスペックは高く、キバ ドッガフォーム以上とパンチ力とキバフォームと互角のキック力を併せ持つ。走力も比較的早い部類であり、ジャンプ力以外でイクサ バーストモードを上回る。
スーツ各所には「ブラッドベッセル」と呼ばれる血管パターン状のエネルギー流動経路が走っておりこれを通してレイキバットが生成したエネルギーをレイスーツの全身に行き渡らせる、キバと近しい仕組み。頭部の「レイ・ペルソナ」の額に取り付けられた人造魔皇石は毛細血管の様な接続端子によって天斗の頭脳と接続しており、これにより天斗は意のままにレイスーツの機能を使いこなすことができる。
首元や後頭部を覆う体毛のような「センサーヘアラング」というマイクロファイバーの束は優れた環境計測器官としての機能を有し、温度・湿度・更には酸素濃度など周囲の状況を検知。この情報を元に胸部の「パワードラング」が状況に応じた快適なスーツコンディションを維持する。
黒いインナースーツ「ブリザードメイル」は、キバの鎧に使われている「ドランメイル」を人工的に再現した【パーフェクトシンセティック】と呼ばれる究極の強化合成繊維で作られており、極寒はもとより灼熱の環境下でも快適に活動する事ができる。超合金【スノーホワイトメタル】という装甲材で出来た各部の白い「ブリザードアーマー」は紙の様な軽さと、理論上対戦車砲の直撃を食らっても破壊する事は不可能と形容されるほどの強度を誇る。
アーマーの意匠はキバの鎧をモデルにしており、特に左脚はそっくりである。
この超合金は膝アーマーや両腕に巻かれたカテナ(鎖)にも使われている。
手部の「ブリザードハンド」の掌には「ブリザードホール」という無数の放出口を持ち、レイキバットが生成した絶対零度に近い冷気を放出することが可能。また両肩の「ブロウニングショルダー」に備わった大型の戦闘爪も天斗の意思で自在に動かすことができるとされ、伸長させることで槍めいた刺突を放ったり、9tもの握力で敵を拘束するといった運用が可能らしいがどちらも劇中未使用。
なおシステムが独特なためか、キバ系ライダーで唯一手持ちの武器がない。
ギガンティック・クロー
両腕のカテナ(鎖)の内部に凝縮収納されてる青と金の巨大な三本爪。
キバの右脚よろしく3つ取り付けられた巨大な人造魔皇石により凄まじい破壊力を生む。
暴発を抑止するためカテナによって過剰なまでの拘束がされている…とは言うものの、変身と同時に開放する場面も見られる。
3WAが開発したキバット族を模した小型ロボット。
白峰のパートナー。イクサナックルやサガークと違い流暢な日本語で話し、戦闘中にはアドバイスを与えるとされる(劇中では変身直前に二言三言話す程度)。
絶対零度に近いマイナス200℃の冷気「ブリザードミスト」を生成・噴出することができる他、変身端末兼パワージェネレーター兼参謀メカの役割を担うレイのシステムの中枢部。
- ウエイクアップフエッスル
レイが所持している唯一のフエッスル。
銀をベースに金の鍵が造詣されており、レイキバットが吹き鳴らす事で両腕に巻かれたカテナが解かれ、「ギガンティック・クロー」が使用可能になる。
ブリザードクロー・エクスキュージョン
レイキバットが放った「ブリザードミスト」で標的の足元を氷結させた後、ギガンティック・クローで切り裂く。
必殺技バンクが無いため一見地味だが、レジェンドルガの中でも防御力自慢なガーゴイルレジェンドルガを仕留める威力。
クローの仕様上、発動に特に決まったモーションはない。
- 『モモタロスのまっかっか城の王』
「君たちですか?我が3WAにあだなす輩は」
モモタロス「テ、テメェは!?」
「仮面ライダー……レイ」
劇場版の宣伝作品。
第3話『戦え!怪人軍団』ではゴーオンジャーの名乗りをパロディするタロスズが諍いを起こしている隙を狙って「劇場でお会いしましょう」という捨て台詞を残してリュウタロスを誘拐した(理由は4人だけなのにゴーオンブラックの分までモモタロスが名乗ろうとした為…デネブやジークを呼べば綺麗に揃ったのでは?というのは禁句)。のちにリュウタロスは無事であった事が判明し、映画館で楽しそうに映画を見ていた。
仮面ライダーディエンドに仮面ライダー歌舞鬼と共にカメンライドされて登場。ラッキークローバーを相手に戦うが、ディメンションシュートの糧となってしまった。
- 『ネット版 仮面ライダーディケイド オールライダー超(スーパー)スピンオフ』
File14『どれだ! 永徳 8くんにご用心?』に登場。
永徳が中に入っているスーツを当てるクイズで選択肢の1人として登場するが、結局正解はサガでありレイはダミーとして富永研司が担当していた。
- 『ネット版 仮面ライダーウィザード イン マジか!?ランド』
白い魔法使いに間違われる。そんでもってソラには「『キバ』の劇場版にしか出てないマイナーライダー」扱いされるという憂き目に。一応『ディケイド』に出てる事に関しては突っ込んだら負けである。
マイナーとは言いつつも、後の『ジオウ』を含めれば出番は意外と多めなのだが。
EP44にてスウォルツ/アナザーディケイドに召喚される形で登場。仮面ライダーG4、仮面ライダーダークゴースト、仮面ライダー風魔と共にグランドジオウとゲイツリバイブに襲い掛かった。
EP46で再びジオウ達の前に現れ、ゲイツリバイブやウォズギンガファイナリーと対決。最後はゲイツリバイブ剛烈の「のこ切斬」でダークゴースト諸共吹き飛ばされ敗北・消滅した。
召喚ライダーとはいえ、『ジオウ』本編にはキバやイクサなどが登場していない為、そういう意味ではジオウ本編に登場した唯一のキバ系統のライダーである。
- 白峰を演じた山本匠馬氏はテレビシリーズで登太牙/仮面ライダーサガ/仮面ライダーダークキバを演じており、変身後のスーツアクターも同じ。
- 「テレまんがヒーローズ」に掲載された劇場版のコミカライズ版では最後までキバの味方として振舞っている。
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