未確認生物のイエティ(UMA)
全身が毛に覆われ、直立歩行すると言われている雪男(UMA)。
ネパールの少数民族『シェルパ族』の言葉で「岩」を意味する"Yah"と「動物」を意味する"Teh"が語源。
主に、ヒマラヤ山脈に生息すると言われているらしい。
小型のものは「チュティ」、中型のものは「ミィティ」、巨大なものは「ズーティ」と分類される場合もある。
実在の証拠とされるものの正体は、ほとんどの場合ヒグマやカモシカであるとされる。
このうちヒグマについては別に捏造したわけではなく、"Teh"は「動物」と上記したが、「ウマグマ(動物)」を意味するチベット語"dred"とする説が有力。
(「チュティ」、「ミィティ」、「ズーティ」も同様にそれぞれ「小型」を意味する"chung"、「人」を意味する"mi"、「ヤクと牛の雑種」を意味する"mdzo"、と"dred"が語源とされる)
近年イエティの毛や皮とされるものを分析した結果、なんと「古代のシロクマ」のDNAが含まれるものがあり話題となった。これはこれで十二分にすごいことである。
伝承上のイエティ
ネパールの寺院に伝わるイエティとされる絵は、鬼や鬼女のような姿をしており、羅刹(ラークシャサ)の一種と伝承されている。
小型のものは「ラクシ・ボンボ」、中型のものは「リミ」、巨大なものは「ニャルモット」と分類される場合もある。
チベット仏教では「野人」を意味する"mi rgod"から「ミ=ゴ」とも呼ばれ、心得違いの象徴とされている。
フィクションでの扱い
- タイガーマスク:雪男をモデルとした怪奇レスラー「スノー・シン」が登場。
- パーマン:5巻収録『ヒマラヤ決死行』でイエティの群れが登場しパーマンたちと戦った。
- ドラえもん:てんとう虫コミックスプラス4巻『雪男のアルバイト』に登場した。
- ドラゴンクエストシリーズのモンスター →イエティ(DQ)
- 波打際のむろみさんの登場キャラクター →いえちー
- 女神転生シリーズ:4メートル超の羅刹女とされる”妖鬼”ニャルモットがソウルハッカーズ以降に登場している。目がスリット状になっており、隠しモチーフはスノーマン(仮面ライダー)であるという。
- グランディア:類人猿系のモンスターとしてニャルモットが登場した。
- MOTHER3:同社のスノーボードゲーム「テン・エイティ スノーボーディング」のパロディモンスター、テンイエティが登場。
- ゲーム『流星のロックマン2』および、それを原作としたテレビアニメ『流星のロックマン トライブ』の登場人物。⇒イエティ・ブリザード
- モン娘☆は~れむ:イエティのモン娘であるゆーまが登場(名前の由来はUMAから)。ただし、外見はクマやロシア地域の防寒具をイメージしたものになっており、東洋的な雰囲気や一般的なイメージとしての雪男らしさは殆どない(もっとも、このゲームのモン娘はどれもそんな感じだが)。
- スター☆トゥインクルプリキュアの主人公の星奈ひかるの飼っている飼い犬。→イエティ(プリキュア)
- 仮面ライダー:スノーマン(仮面ライダー)を参照
- 仮面ライダーセイバーに登場する「白雪イエティ」とそれで生み出されたメギド「イエティメギド」
- モンスター烈伝オレカバトル:モンスターの一体として登場。進化形に「イエイエティ」と言うモンスターも居る。
関連タグ
UMA 未確認生物 雪男(UMA)
ムック スノーマン(仮面ライダー) 仮面ライダーレイ
イエティのズィー イェティクールブラザーズ ウーマロ
イエティ・ブリザード アイスノー・イエティンガー
ガラルヒヒダルマ:ヒヒダルマのガラルのすがた(リージョンフォルム)。モチーフの1つがイエティ。