概要
モケーレ・ムベンベとはアフリカ大陸中央部(コンゴ、カメルーン、ガボン)で目撃情報が相次ぐ未確認生物である。
1770年代から目撃例が存在する、歴史ある未確認生物だが、頻繁に目撃情報が寄せられるようになったのは1980年代以降である。
名称は現地で使われているリンガラ語と言う言語体系に由来し、「川の流れをせきとめるもの」「虹」「椰子の木の天辺を食べるもの」「半神半獣」等の意味に解釈される。単純に巨大で恐ろしげな化け物の総称として用いられる事もあるらしい。
特に決まった意味はなく、現在となっては普通の固有名詞として扱われている。
目撃例を総合すると、姿形は古代の恐竜似ており、植物食性であると言う。
「首と尾が長い」という証言からアパトサウルスなどの竜脚類のように描かれることが多いが、メイン画像のようにスピノサウルス科のように解釈できる証言もある。
「水中を主な生活の場とする」「脚には3本の鉤爪が生えている」と言う報告もあり、これらの特徴はスピノサウルス類と共通する。
正体については「恐竜の生き残り」「象やサイ等の既知の動物の誤認」「未発見・未知の動物」と言った諸説ある。
尚、モケーレ・ムベンベを捉えたとされる写真がいくつか存在するが、よく見るとオオトカゲや象が、湖を渡っている様子を捉えたものだとわかる。
中黒の有無により表記揺れ(モケーレムベンベ)のタグが発生している為、より多くの検索結果を得たい場合は「モケーレ」等で検索をかけることが望ましい。
古い書籍によると、これを狩猟し食した原住民の伝承が記載されているが、それによると『口にした者達が悉く死亡した』とされ、原住民からは恐れられていると言う。
その為、肉自体の毒性が極めて強いか、死後の腐敗が極端に早いものと思われる。
余談
熱帯魚の仲間であるポリプテルスの一種にポリプテルス・モケーレ・ムベンベ(モケレン・ベンベとも)と言う熱帯魚が存在する。
モンスターバースシリーズのキング・オブ・モンスターズの小説版にはモケーレ・ムベンベをモデルにした怪獣である「タイタヌス・モケーレムベンベ」が登場。
基地の職員を皆殺しにしたり、オスプレイを尻尾で真っ二つにしたりと、凄まじい凶暴さが描かれている。
pixivではタグ検索を行うと、レミリア・スカーレットの絵が相当数ヒットする。
これは彼女が出演した東方緋想天と言うゲームの中で、彼女の振る舞いがモケーレ・ムベンベに喩えられた事から。詳しくはレミリアの記事を参照。
ファンタジー小説『ゴブリンスレイヤー』にも登場するが、名前はエルフ語という設定である。