竜脚類
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りゅうきゃくるい
三畳紀から白亜紀末期まで世界中で栄えた植物食恐竜の一派。長い首、樽型の胴体、柱状の四肢を持つ。カミナリリュウ(雷竜)。
恐竜の内、植物食で首と尾が長く、どっしりとした樽型の胴体を特徴とする。陸生動物の中でかなり大きな体躯と重量の動物群で(陸生に限らずとも動物でここまで大きいのはクジラ類くらいしかいない)、既知では地球史上最大級の陸生動物といえる種を多数輩出している。カミナリリュウ(雷竜)と邦訳される。本項では代表的な竜脚類について解説する。
その巨体と長い首のお陰で、他の動物ではまず届かない高木の葉を食したり、広い範囲の低所の草もより効率的に食べることができ、パワーも凄まじかった。また、天敵と戦う際は主に尻尾をムチのように振るっていた模様。なお、最近の研究では尻尾が特に長大な種類は、尻尾での攻撃の際、先端にソニックブームを発生させるほどの速度に(尻尾の先が)達したらしい。
生物に詳しくない人からは「首長竜」と呼ばれることもあるが、本来の首長竜とはまるっきり違う動物。
竜脚類 | 首長竜 | |
---|---|---|
分類 | 恐竜 | 恐竜じゃない |
生息地 | 地上 | 海中 |
四肢 | 太い柱状 | ひれ状 |
食性 | 植物食 | 肉食 |
過去には、その巨体故に地上では自重で立てず、水中から頭だけ水上に出して暮らしていたと考えられていた。『古代王者恐竜キング』で多くが水属性だったのはその名残かもしれない。
実際は横隔膜が無いので、水中では水圧のせいで肺を拡げることができない(息ができない)ということが分かり、陸生だったと考えられるようになった。
『ウルトラシリーズ』では怪獣らしい姿なので沢山登場していそうだが、実際には長い首やスーツアクターの方の大変さもあって、実は数えられる程しか竜脚類スタイルの怪獣は作られていない。
マメンチサウルス科
ディプロドクス上科
ディプロドクス科
レッバキサウルス科
ディクラエオサウルス科
ティタノサウルス形類
ブラキオサウルス科
エウへロプス科
白亜紀前期の中国に棲息。全長12~18メートル
その他の基盤的ティタノサウルス形類
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