概要。
1997年にシカゴ大学の調査隊がニジェールのテネレ砂漠のティユラレン累層から大きさの異なる8体分の化石を発見し、1999年に同大学のポール・セレノ博士によってJobaria tiguidensisと命名された。属名は周辺の原住民であるトゥアレグ族の民話に登場する幻獣「ジョバル」に、種小名は発見地近郊にあるティグイディの崖に因んでいる。
なお学名に決まった読み方は無いものの、ラテン語上の発音はヨバリア・ティグイデンシスとなる。
竜脚類としては珍しく全身の約95%の骨格が揃っていたが、分類は長い間議論を呼んだ。これは、頚椎の数が少ない、尾の柔軟性が乏しいなど、原始的な竜脚類の特徴を持ち合わせていながら、発見されたティユラレン累層が白亜紀前期と比較的新しい時代のものだと考えられていたからである。しかし近年の研究で、ティユラレン累層はジュラ紀中期の地層だったと判明し、その時代では妥当な恐竜だと分かった。
全長21メートル・体重約20トンと竜脚類としてはそこそこの大きさであった。また、大きさの異なる8個体がまとまって見つかったことから、群れをなして行動していた可能性が高い。こうすることで、アフロヴェナトルといった肉食恐竜から身を守っていたと推測される。
有名な復元骨格は後肢で立ち上がった姿で復元されているが、これは現世のゾウの上腕骨と大腿骨の外周の比率と比較した結果、体重の配分がゾウのように前肢よりも後肢に支えられており、ゾウのように後肢で立ち上がることができたというセレノ氏の学説に基づいたものである。
古代王者恐竜キング
「7つのかけら」で先行登場したのち、アーケード版にも登場。
だがゲーム機からは排出されず別冊コロコロコミック2008年6月号の付録カードになった。
アパトサウルスやティタノサウルス・コルバーチ(イシサウルス)と並び、メインを張る恐竜では数少ない20m級の恐竜であった。
超アクト恐竜以外では唯一「7つのかけら」とアーケード版でランクの異なる恐竜になっている。
「7つのかけら」ではレアリティが星4つ(強さ1600に相当)、必殺わざはチョキ、バトルタイプはピンチタイプ。アーケード版では強さ1800、必殺わざはグー、バトルタイプはゆうきタイプ。
ちなみに水属性で「サハラの不沈艦」という二つ名、鳴き声はいずれも同じ。汽笛を思わせる「ヴォーン」という低い声が3回繰り返しという変わった鳴き声(ティタノサウルス・コルバーチそっくり)。
アフリカの恐竜なので使えるのはクリア後。カリンバ砂漠やアクト要塞を掘りまくろう。
テレビアニメでは第57話で登場。宇宙海賊ザンジャークのザッパーの恐竜として登場。海上でスピノと戦う。わざカードは「ショックウェーブ」、「オーシャンパニック」を使った。