データ
ジュラ紀後期を代表する魚竜で、全長約3.5〜6mほどと魚竜としては中型の部類である。化石はヨーロッパと南北アメリカから発見されている。
魚竜の目には眼球の周りに「強膜輪」と呼ばれる骨質の輪があり、水圧から眼球を守る役割を果たしていた。オフタルモサウルスは「目玉の爬虫類」を意味するその名が示す通り、体と目の大きさの比率が大きく、頭部のほぼ全ての空間を占める眼球の直径は22~23cmに達した。このように目と強膜輪の大きさから、日光のあまり届かない場所あるいは獲物が活発になる夜に狩りをしていたことが示唆されている。
また、関節の骨からは現代のクジラのように減圧症(潜水病)の痕跡が確認されており、おそらくプリオサウルス類などの捕食者からの回避戦術のために生じたものとされている。遊泳速度は秒速1.0~2.5mと推定されており、これが事実なら水深600mまで潜って20分以内に水面に顔を出すことが可能であった。
フィクション
ウォーキングwithダイナソー〜驚異の恐竜王国
第3話「海からの息吹」において、主役枠として登場する。
DINO2
第3巻に収録されている第12話「旅立ち」において、若い雄の大将が主人公として登場。
リオプレウロドンに兄弟たちを食い殺されたトラウマを抱えていたが、成長して同世代の個体たちとともに大海原へと旅立ち、心身ともに成長していく姿を描いている。
古代王者恐竜キング
激闘!ザンジャーク第2紀で登場した水属性の超わざ「オーシャンパニック」に登場。
フィールド上にできた海に相手を落とし、複数のオフタルモサウルスが体当たりして、最後に水上に叩き飛ばす。さらに相手のわざを1つ使えなくすることもある。
ショルダーネームは「海原の千里眼」。
- わざの関係上、使用した恐竜が描かれていないカードになっているバージョンが多くなっている。
テレビアニメでは第57話に登場。