概要
ジンバブエのジュラ紀前期の地層から発見された、初期の竜脚類の一つ。属名は「火山の歯」という意味(火山性の地層から見つかったため)。
全長は6.5mほどと竜脚類としては小型だが植物食恐竜としては中型。体重750kgほどと見られ、大きさの近いゾウよりもかなり軽かった。
骨盤の構造などは古竜脚類を思わせる原始的な特徴を持っていたが、既に竜脚類の基本的な特徴はある程度揃っており、真っ直ぐ伸びた足、特に長い前足、肩の位置が高い点等が挙げられる。
当初は肉食恐竜を思わせる歯を持つ雑食性と考えられたが、後の研究でこれは獣脚類のものだったことが判明した。