データ
2003年にスペインのテルエル県リオデヴァのジュラ紀後期と白亜紀前期の境界にあたる地層(おそらくジュラ紀後期)から化石が発見され、2006年に「テルエル県リオデヴァ産の爬虫類」を意味するトゥリアサウルス・リオデヴァエンシスと命名された。大型竜脚類としては珍しく、やや状態の良い頭骨化石も見つかっている。
全長は30m以上、体重は40t以上に達したと考えられ、ヨーロッパで発見された恐竜としては最大のサイズを誇る。歯は歯根が長くハート型であった。
骨の特徴から、同じ竜脚類の中でもディプロドクスやブラキオサウルスより原始的なグループであるとされている。近年の研究ではジュラ紀後期から白亜紀前期にかけて独自の進化を遂げた「トゥリアサウルス類」というグループに分類され、近縁種には同じスペイン産のロシラサウルスやガルベオサウルス、ポルトガル産のズビ、モロッコ産のアトラサウルス、アメリカ産のモアボサウルスが挙げらえる。