概要
竜盤類の下位分類の一つ。
鳥もこの分類群に分類される。発達した脚を持ち、ほぼ全ての種が二足歩行をする。鳥を除いてもティラノサウルスのような陸上最大級の肉食動物から、ヴェロキラプトルやステノニコサウルスのような活発な小型のグループ、更にスピノサウルスのように主に魚を食べるものや、植物食に進化したテリジノサウルスなど、多彩な種を含んでいる。
- 以前は鳥を除いてカンガルーのような体型(古代王者恐竜キングのティラノのチビ形態はこの体型になっている)と考えられており、(当時から骨格的に無理があるとは言われていたのだが仕方なく)尻尾を引き図って歩いていたと考えられていたが、足跡の化石に尻尾を引きずった足跡がない事から現在考えられている前傾姿勢の姿になった。
近年見つかった化石からの推測で、中生代に棲息した獣脚類の一部も羽毛をもっていたことが分かってきた(羽毛恐竜の項目も参照の事)。羽毛のもともとの目的は飛翔ではなく、保温、抱卵補助、異性に対するディスプレイなどだったと推測される。
名称
学名:Theropoda Marsh, 1881
Theropodaは、ラテン語で「野獣の足」の意味。鋭い鉤爪の様子から、マーシュが1881年に命名した。「獣脚類」は、これを直訳したもの。獣竜(けものりゅう)とも。
分類
竜盤類 Saurischia
■獣脚類 Theropoda
・グアイバサウルス Guaibasaurus
・キンデサウルス Chindesaurus
・エオドロマエウス Eodromaeus
・タワ Tawa
・ダエモノサウルス Daemonosaurus
・新獣脚類 Neotheropoda