概要
三畳紀後期のアメリカ・ニューメキシコに生息していた獣脚類の一つ。
化石は頭骨と脊椎の一部が発見されており、関連する獣脚類の比率に当てはめると全長は150cm程度であったと思われる。
短い頭骨や飛び出した牙など、初期の獣脚類として特異な形態を持っている。丸い顔大きな目などは幼体でよく見られる特徴だが、椎骨に残された神経の痕跡から既に大人であったことが分かっている。
大きな目から夜行性だった可能性が高いと思われるが、生態はよく分かっていない。
恐竜黎明期に出現した種で、原始的な特徴が多く見られる。エオラプトルら竜脚形類と共通の祖先と分岐したばかりの最初期の獣脚類とされるが分類は諸説ある。