夜行性

やこうせい

夜に行動する習性の生物。

概要

夜の時間に行動する習性があるとされる動物の事。
多くの動物は昼に起きて夜に寝ている「昼行性」のため、敵も少なく餌を取りやすい。更に、直射日光を浴びずに済むため、夜の方が涼しく快適に過ごせることもある。そんなわけで、結構夜行性の動物は多い。

夜行性の動物の多くは殆ど光の無い環境で生きているため、

1. 目は使わず、匂いや音、熱や振動で周囲を探る
2. 逆に猛烈に暗闇での視力が良い

のどちらかの特性を有していることが多い。

読者諸君は動物園に行っても、寝てばっかでつまらないからと言って無理矢理起こしたりしないように。君たちだって真夜中に起こされたくはないだろう。

俗用として夜好きや夜勤の人間のことも指す。

夜行性の動物の例

もちろん以下に挙げる動物の中にも昼行性はいるし、昼にも夜にもうろついている奴は多い。猫とか。

昆虫

• カブトムシ
• クワガタムシ
• ホタル
• 蛾
• ゴキブリ
• コオロギなど鳴く昆虫全般

爬虫類

蛇の多くは鼻先にピット器官を有し、視界ゼロの完全な暗闇でも赤外線で獲物を見つけることができる。

• ニシキヘビ
• ハブ
• マムシ

鳥類

• フクロウ

哺乳類

• オオカンガルー
• コウモリ
• オオカミ
• タヌキ
• アライグマ
• クマ
• ライオン
• トラ
• ジャガー
• サーバルキャット
• ネコ
• ネズミ
• モモンガ
• ムササビ
• スローロリス
• メガネザル

音楽の「夜好性」

夜好性を参照にて。

関連項目

動物　生物学