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🐭🐁🐀概要編集

ねずみ(ネズミ)のイラストに付けられるタグ。

実在のネズミ類のイラストの他、ねずみをモチーフにしたキャラクター作品にも散見される。


生物としてのねずみ編集

哺乳綱齧歯目(ネズミ目)ネズミ亜目、主にネズミ科に属する小型哺乳類を指して呼ぶ名称。

様々な環境に広く生息し、繁殖力が強い。大きさも種類によってまちまち。食性は雑食性のものが多い。

この繁殖力の秘密は生まれてから3〜4週間ほどで性成熟し、6〜8匹ほどの子供を産むからであり、このずば抜けた繁殖力を指して「鼠算式に増える」ということわざもある。おまけに体が小さいので、天敵やを避ける為に狭い空間にも入り込んでいきやすい。

それだけではなく、仲間の失敗を学習してを避ける知能や地震火事を察して逃げ出す危険察知能力、最低限の環境さえ揃っていればすぐさま適応する適応力の高さなど意外とスペックは高め。しかもクマネズミに至っては垂直の壁を登れてしまう。

よく非力な生物としての代名詞に上がる生物だが、もし、ネズミが本当に弱い生物だったなら現在の地球上にネズミが大量にのさばってなどいない。冷静に考えたらネズミより性成熟が遅めである人類がここまで大量に繁殖してる方が凄いのである。


山野で暮らすものは「ノネズミ」、人間の住居で暮らすものは「イエネズミ」と呼ばれるが、イエネズミも元々はノネズミが人間の住居に侵入してきたものである。


イエネズミとしては、一般家屋の屋根裏や家具の裏などに主に生息するクマネズミハツカネズミと、下水道地下街、ゴミ捨て場などに主に生息するドブネズミが代表的。


都会では天敵の少なさや餌の豊富さや繁殖に相応しい場所の多さや年中を通して暖かい気温などの好条件が揃っており、元来備わっている繁殖力もあって絶好の繁殖域となっている。この為、コンビニの中をネズミが大運動会して駆除騒ぎになった事もあった。ぶっちゃけゴキブリなんてまだ可愛いレベルの恐ろしさである。


イエネズミは食物を食い荒らす上に、電線をかじって漏電火災を起こしたりする。

また、ペストなどの主要な媒介者にもなりかねないため、人家に住み着いた場合は駆除されるのが一般的である。


自然界では天敵が非常に多いが、卵を食い荒らして鳥の繁殖を妨げたり、自分より大きな獲物を餌とするなど結構侮れない生き物である。無論、人間とて例外ではなく、幼児が襲われたり、弱った人々が指を噛まれるという事があった。それ故に昔から『ゾウの天敵はネズミ』だと信じられてきた程である。個体としての力こそ弱い物の、繁殖力の早さではネズミが勝っている為、種としてのポテンシャルはゾウより勝っていると言える。あながちゾウの天敵というのも間違いではなさそうである。


このように害獣として見られる事が多かった一方で、大黒天の使いは元来はマングースとされたが、中国などではネズミに置き換わっている他、平清盛の栄華を象徴する存在として吉兆の存在として扱う地域もあった。


飼育編集

害獣化した種が多いながら、哺乳類としては比較的飼育難易度が低めであり、よく飼われる。

スナネズミハムスターハツカネズミを家畜化したマウスドブネズミを家畜化したラットなどはペットとして飼われることもある。

飼育するにあたっては前述の繁殖力の強さにより、多頭飼育崩壊を起こす危険性が非常に高いので、つがいで飼育する場合は去勢が必須である。


中にはこの繁殖力の強さを逆利用し、あえて無去勢のネズミを大量飼育することにより、愛玩目的ではなく、飼育している別の愛玩動物の飼料として飼育する人もいる。

残酷な様だが、動いている獲物しか食べないニシキヘビフクロウなどを複数飼育している場合、都度餌を購入すると餌代が嵩むこともあって、繁殖力の強さゆえに枯渇する心配がないマウスの自家製産を行う飼育者は多い。


語源編集

ネズミの語源については諸説あり、それは以下の通りである。

  • 古来より作物を盗む動物だから、盗むが訛ってネズミとなったという説
  • 人の寝静まった時に作物を盗む事から寝盗みが訛ってネズミになったという説
  • どこからともなく家に侵入する様子から根の国に住む生き物だと考えられていた為にネズミとなった説。(単純に根(暗いところ)に住む動物だからという説も。)

ねずみとチーズ編集

ねずみはチーズが好きだということは、アニメのトムとジェリーなどの影響もあってか一般的に浸透している認識である。

元々ネズミは「匂いの強い食材に惹かれる」と言う迷信があり、そこへ「最も匂いの強い食材=チーズ」と言うイメージが符合したものである。

確かに雑食のねずみはチーズも食べるが、特別好むと言うわけではなく罠などを警戒している場合その危険を冒してまで寄ってくることはない。

罠は元々エサがあった場所に元々あったようなエサを仕掛けるのが最も効果的である。


ヨーロッパでは食料庫に穀物やチーズを保管していたが、そこにねずみが侵入した際に、ねずみは道中で自分が帰るための目印をつけていく性質がある。

しかし主食であるなどをとりにいく際に目印としてチーズがかじられていたため、チーズが好物なのではないかという迷信が生まれたのだと推察されている。

麦などの「元々多数なもの」はが少々減っていてもほとんどわからないが、チーズは欠けていれば一目でわかる。このあたりも原因と見られる。


また、エメンタールチーズなど気泡によって穴ができるチーズ等を「ねずみがかじったかのよう」と伝えられている事も「ねずみがチーズ好き」のイメージに貢献している。


逆に「ねずみはチーズは食べない」と言うのも間違いであり、あるメーカーが行った自社のブルーチーズに関する検証結果の「ねずみは(他のチーズと比べて)臭いと味が強く(他のチーズと比べて)あまり好む事はない」と言う物が伝言ゲームのように形をゆがめた結果である。


乳製品も肉も無い時代の日本では嘗てねずみ罠を仕掛ける際、油揚げを餌として用いるのが一般的であった。


ねずみの仲間編集


注意編集

因みにハリネズミトガリネズミハネジネズミは名前にネズミと付いてるが、ネズミ目(齧歯類)には属さない。


ねずみをモチーフとしたキャラクター編集

敵として登場する場合は、生息する場所や病気を媒介する点から毒属性が付加されることもある。


仮面ライダーシリーズ編集

昭和ライダー編集

平成一期編集


令和ライダー編集


スーパー戦隊シリーズ編集

昭和戦隊編集

平成戦隊編集


ウルトラシリーズ編集

昭和ウルトラマン編集

平成ウルトラマン編集

令和ウルトラマン編集


その他特撮編集


ポケットモンスター編集


海外編集


文学・絵本・アニメ等編集


漫画編集


ゲーム編集


神話編集


サンリオ編集


その他編集


キャラクターのモチーフとしての扱い編集

その小さい見た目ながらも主人公の作品も多い。また主人公のパートナーな作品もそこそこある。


落語のねずみ編集

左甚五郎が登場する落語の1つ。舞台は、奥州仙台の宿場町。ある旅人が子供に誘われて、鼠屋に泊まる。鼠屋は、布団もろくにない、貧しい宿だった。鼠屋の主の名は宇兵衛、向かいにある宿屋、虎屋の主であった。後妻に乗っ取られたという。その事情を聞いた旅人は、左甚五郎と名乗った。左甚五郎が、木片からねずみを彫りだすと…。その彫りだしたねずみが、生きているかのように動いた。


おとぎ話のねずみ編集

十二支の由来 (ねずみがなぜ、十二支で一番目なのかがわかる)

いたちとねずみの粟畑 (ねずみがなぜ、出っ歯なのかがわかる)

ねずみの嫁入り

いなかのねずみとまちのねずみ



関連イラスト編集

ねずみ


関連タグ編集

動物 哺乳類

マウス ラット


松田佑貴:芸名を『美木 ねずみ(みき ねずみ)』、『ねずみ』にしていた時期がある。


ことわざ編集

ネズミは沈む船を見捨てる


ネズミ嫌いのキャラクター編集

ドラえもん 孫悟空

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